ピレリF1、セバスチャン・ベッテルのウェットタイヤ批判に反論
ピレリのF1責任者は、モナコグランプリ後のセバスチャン・ベッテルのウェットタイヤ批判に反論した。

決勝前に雨が降ったことで、モナコグランプリでは全ドライバーがフルウェットタイヤでスタートしたが、全員が最も早くインターミディエイトタイヤに交換する機会を待っていた。

アルファタウリF1のピエール・ガスリーが最初にインターミディエイトに交換。最初の数周はグリップに苦労したが、その後のフィールドの残りの大部分がインターミディエイトに交換するためにピットインし、ガスリーの決定が最終的に正しかったことが証明された。

4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは、フルウェットタイヤが「基本的に役に立たない」ので、はやくインターミディエイトに交換したいと思っていたと語った。

「インターで走ることができるなら、すぐにそうする」とセバスチャン・ベッテルはmotorsport-magazin.comに語った。

「レインタイヤはこのトラックには硬すぎたし、イモラでも硬すぎた」

「雨天時には、現在の車には多くのハイドロプレーニング現象が発生することがわかっている。ピレリはこのテーマに何年も取り組んでおらず、誰もがそれを知っている。だから、僕たちは雨が止むまでレースを始めるのを待たなければならなかった」

「この量の水で問題なく、雨の中でここを運転できた時代を覚えている、でも、これらのタイヤでは不可能だ」

「タイヤを見ると“エクストリームウエット”のように見えるけど、実際には役に立たない。インターミディエイトにこうかんできるならすぐにそうするよ」

しかし、ピレリのF1責任者であるマリオ・イゾラのセバスチャン・ベッテルの評価に同意せず、ウェットタイヤと中間タイヤは硬度の点で類似していると主張。また、殻らのテストの結果は、2022年シーズンに新しい18インチタイヤは昨年の13インチタイヤと類似していることを示したと語った。

「Regenコンパウンドはインターミディエイトとは異なるが、それほど硬くはない」とマリオ・イゾラは述べた。

「過去に行ったテストでは、タイヤが昨年と同様の特性を持っていることが判明している。クロスオーバータイムも昨年と同じレベルに保ちたいと考えていた」

他のトラックとは対照的にモナコで違いが見られた理由について、マリオ・イゾラは、公道として使用されているストリートサーキットのアスファルトに関係していると述べた。

「ここモナコでのウェットタイヤとインターミディエイトのクロスオーバータイムは、他のトラックとはかなり異なっていたと思う」とマリオ・イゾラは語った。

「我々は、これらのコンディションよりもさらに低い温度で、ウェットとインターをテストしていた」

「それは主にアスファルトの種類によるものだった。実際の公道のアスファルトを使用したストリートサーキットだ。したがって、粗さはトラックアスファルトよりもはるかに低く、したがってレインタイヤのグリップははるかに少なくなる」

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カテゴリー: F1 / ピレリ / セバスチャン・ベッテル / F1モナコGP