ピレリ:F1ハンガリーグランプリ 決勝 タイヤ戦略解説
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レースでは大半のドライバーが、スーパーソフト、ソフトと繋ぐ1ストップ戦略を採った。路面温度が50度を超えるコンディションとなったが、序盤の4周に渡るセーフティカー導入周回が発生したこともあり、第1スティントにおけるタイヤの摩耗とデグラデーションは抑制され、1ストップ戦略が主流の展開となった。
ソフトタイヤを選択したトロ・ロッソのダニール・クビアトとウイリアムズのリザーブドライバー、ポール・ディ・レスタ以外の全ドライバーが、ソフトよりもラップあたり1秒近く速いスーパーソフトを装着してスタートした。
マクラーレンのフェルナンド・アロンソによるファステストラップは、昨年よりも約3秒速いものだった。
F11チームはブダペストに留まり、多くの若手ドライバーを起用して今シーズン2回目のインシーズンテストに臨む。テスト期間中、メルセデスの協力の下、ピレリの2018年型タイヤ開発プログラムの一環である1日のブラインドテストが実施される。
マリオ・イゾラ (ピレリカーレーシング責任者)
「フェラーリが素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。また、暑いコンディションの下、上位勢による完璧なタイヤマネジメントが見られました。序盤のセーフティカー導入やオーバーテイクが難しいコースということもあり、大半のチームが1ストップを採用しました。サマーブレイクを前に、我々は今シーズン2回目のインシーズンテストに臨みます。テスト期間中の火曜日には、メルセデスとともに2018年型タイヤテストを実施します。
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予測通り、大半のドライバーがトラフィックのリスクを回避し、理論的にわずかに速い2ストップ戦略よりも1ストップ戦略を採用した。スーパーソフトでスタートしたベッテルは、32周目にソフトへ交換した。ザウバーの2台のみが2ストップを採用した。
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