ピレリ
ピレリが、2月19日〜22日の4日間にわたりバルセロナのカタロニア・サーキットで行われたプレシーズンテストをタイヤメーカーの視点から振り返った。

4日間のテストを通じ、合計3134周の走行が行われ、昨年のスペインGPのポールタイム1分25秒232を更新する多くのタイムが計測された。

今年のピレリタイヤは、リアタイヤの新型タイヤ構造を特徴としており、より均等に温度を分散させ、ラップタイムの向上にも寄与している。

また、2015年型タイヤレンジに加え、各チームは、バルセロナでプロトタイプのミディアムタイヤを試した。このプロトタイプタイヤは、タイヤ開発の一環としてピレリによって評価される。ヘレスで“ウィンター・ハード”プロトタイプを使用しなかったチームは、“ウィンター・ハード”をバルセロナに持ち込むことができた。

各チームには、2015年を通じて、110セットのタイヤがテスト用に割り当てられている。
(昨年割り当てられた135セットから減少)

ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
「ここバルセロナでも、ヘレス同様に低温と小雨に見舞われましたが、各チームは、フルウェットを除く全コンパウンドを使用し、インターミディエイトによる貴重な走行機会を含め、豊富なテスト走行を行うことができました。カタロニアサーキットは、テクニカルで多様性に富むサーキットとして有名で、タイヤ動作のあらゆる側面をためには理想的なテスト開催地です。まだ今シーズンについて多くを語るには時期尚早ですが、テストでのラップタイムは今年のマシンが昨年よりも速いことを示しており、数多くのタイムが昨年のスペインGPのポールタイムを更新しました。各チームは、2015年型ピレリタイヤの特性を把握し、彼らの新型マシンへ適応させることを目指して、ピットストップ練習を含む非常に多彩なテストプログラムを消化することができました。こうした作業は、今週の木曜日からバルセロナで開催されるテストでも継続されます。各チームにとって、次回のテストが今シーズン開催前の最終調整機会となります。また、今年も昨年同様に、ピレリがスペインGPとハンガリーGPのタイトルスポンサーを務めることになりました」

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カテゴリー: F1 / ピレリ