ピレリ
ピレリは、タイヤをより保守的にする計画を断念せざるを得なくなったことで、今年4ストップのレースが増えても過剰に反応しないで欲しいとF1ファンに訴えた。

ピレリは、序盤のレースでピットストップが多かったこと、一部ドライバーに影響を与えたデラミネーション(剥離)問題を防止することを目指し、タイヤ変更を提案した。

しかし、調子が悪くなることを恐れた複数のチームがタイヤ変更に反対を示しており、ピレリはタイヤ製造の接着プロセスのみを変更している。

ピレリのモータースポーツディレクターを務めるポール・ヘンベリーは、タイヤを大幅に変更したかったが、ファンには一部のレースでいつもよりピットストップ回数が多くなることを覚悟してほしいと述べた。

ポール・ヘンベリーは「今年は19戦あるので、様々なコンディションがある」とコメント。

「サーキット次第でピットストップが続くこともあるし、限界レベルまで攻めることもある」

「過去数シーズンのように、チームはタイヤ管理がうまくなる。開幕時は忙しい傾向にあり、その後ハンガリーに到着するころにはかなり落ち着く」

「しかし、まだ厳しいレースがあると思う。次はシルバーストンだが、我々の観点では、気温が高ければ厳しいレースになる可能性がある」

「だから、そういうレースは望んでいないと言ったのだが、おそらく一部のレースでは4ストップになるだろう」

「ハードコンパウンドを変える必要があったが、そのためには全チームの同意が必要で、それは不可能だとわかっている」

「依頼があれば変更はできるが、(4ストップになった場合)数戦は我慢してほしい。平均数の話であり、もちろんシーズンが進めば平均2ストップになることを目指している」

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カテゴリー: F1 / ピレリ