ピレリ
ピレリが、F1バーレーンGPの金曜フリー走行をタイヤ供給元の視点で振り返った。

ロータスのキミ・ライコネンが、金曜日のフリー走行2回目で最速となった。ライコネンは、P Zeroホワイト・ミディアムタイヤを使用してセッション中盤に1分34秒154を記録。バーレーングランプリ用として、P Zeroオレンジ・ハードタイヤとP Zeroホワイト・ミディアムタイヤが選択されている。

フェラーリのフェリペ・マッサとフェルナンド・アロンソがトップ2となったフリー走行1回目(FP1)では、各ドライバーはハードタイヤのみを使用。路面温度が42度に達したFP2では、全チームがハードとミディアム両方を使用した。FP2終盤、日曜日の決勝で遭遇する厳しいコンディションのシミュレーションのため、各チームは重い燃料を搭載したロングランに集中しした。

ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
「予想通り、路面の改善が際立った役割を演じ、ラバーが乗った路面のアドバンテージを得るため、多くのドライバーが各セッションの後半まで走行しませんでした。この週末、路面は引き続き改善していきますので、まだ完全な構図は見えていません。リアタイヤが酷使されるこのサーキットで、摩耗とデグラデーションは現時点で想定の範囲内にありますが、決勝ではより長いスティントが可能になると見ています。既にハードタイヤで15周以上を走行したドライバーも見られますので、決勝では3ストップ戦略が主流となるでしょう。2ストッパーを試みるチームも現れる可能性があります。今晩行うデータの分析と明日行われる最終フリー走行の結果から、最適な戦略についての明確なアイディアが得られると思います」



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カテゴリー: F1 / ピレリ