ピエール・ガスリー オリバー・オークスは「アルピーヌF1を前進させる」
ここ数か月の間、アルピーヌでは経営陣や技術部門で数多くの変更があったが、夏休み直前のベルギーグランプリでは、ブルーノ・ファミンがチーム代表を退任すると発表した。ファミンは2023年の暫定期間を経て、シーズン当初からチーム代表を務めていた。
その後まもなく、元レーシングドライバーで現在はマネージメントのキャリアを歩んでいるオリバー・オークスが後任となることが発表された。36歳のオークスは、F1史上2番目の若さでチーム代表に就任することになる。
今週末のオランダグランプリを前にこのニュースについて振り返り、ガスリーは、オークスがチームにもたらすものについて前向きに語った。フランス人ドライバーは、新ボスのレース経験が特に有益である可能性を示唆した。
「夏の間、彼と話したよ。オリとはここ数年の下位カテゴリーでの仕事を通じて知っているから、僕にとっては新しい人物ではないけれど、週末にはもっとお互いを知ることができるだろう。彼と一緒に仕事ができるのが楽しみだ」
オリバー・オークスはアルピーヌF1チームの新しいチーム代表に就任した。「彼は常に非常に意欲的だ。 彼はドライビングの経験もあるので、360度の視野を持ち、チーム内の全員の役割や、それを最大限に活かす方法を理解している」
「最も重要なのは、その意欲だ。彼は自分自身を証明したいと思っているが、僕たちはチームとして一緒に働くためにここにいる。僕は彼の経験が貴重であることを知っているし、彼も僕たち全員と同じようにチームを前進させたいと思っていることも知っている」
オリバー・オークスの就任はアルピーヌF1チームにとって最新の動きであり、6月に複数年契約を延長して将来をエンストン/ヴィリーに捧げたピエール・ガスリーは、プロジェクトには多くの強力な要素が組み込まれていると考えている。
「数か月前にアルピーヌと再契約したのには理由がある」とガスリーは言う。「チームでは、一般には見えない部分で多くのポジティブな変化が起こっている。特に来年と再来年を見据えた素晴らしいアイデアが、エンストンでたくさん生まれている」
「僕の立場としては、仕事内容に大きな変化はない。今あるマシンで、今できる最善を尽くすしかない。それは容易なことではない。僕たちは十分な競争力を持っていない。チームは懸命に努力しているし、特に来シーズンには、良いステップを踏めるだろうと確信している」
一方、ガレージの反対側では、エステバン・オコンもオークスの就任を歓迎している。オコンは新しいチーム代表と以前から面識があった。
「彼はドライバーのことをよく理解している人物であり、自身もドライバーとして活躍し、モータースポーツで多くの経験を積んできた人物だ」とオコンは説明した。「彼は明日(ザントフォールトで)ここに来る予定なので、彼に最高の幸運が訪れることを祈っている。そして、もちろん、僕たちはこれから1年、一緒に仕事をしていくことになる」
2025年にハースで新たな章を迎えるため、今シーズン限りでチームを離れるオコンは、シーズン途中でのアルピーヌ加入はオークスにとってさらなる挑戦になるかもしれないと認めた。
新チーム代表の最初の仕事について尋ねられたオコンは、「彼は間違いなく、多くの仕事を抱えることになるだろう。シーズン半ばでの加入は簡単なことではないが、彼は有能な人物なので、すぐにやり方を理解するだろう」と答えた。
カテゴリー： F1 / ピエール・ガスリー / アルピーヌF1チーム
