アルピーヌF1のピエール・ガスリー、マシン炎上とクラッシュで「かなりタフな一日」
アルピーヌF1チームのピエール・ガスリーにとって、予選Q1でバリアに衝突したバクーでの金曜日は忘れられないものになった。だが、この結果に悔しさをにじませながらも、アゼルバイジャンGPの週末の次の2日間では「良いサプライズ」を起こすことを目標に掲げた。

ガスリーの金曜日は、週末唯一のプラクティスセッションの早い段階で油圧系の問題でマシンの後部が炎上し、コース上で停止せざるを得ないという耐え難い形で始まった。

ギアボックスとパワーユニットを交換し、アルピーヌF1チームのメカニックは予選前に余裕を持ってA523のマシンを修復した。しかし、その甲斐もなく、ガスリーはQ1中盤のターン3でバリアにクラッシュしてしまい、金曜日は最悪な状況に陥ってしまった。

コックピットから飛び降りて金曜日を振り返ったガスリーは「もちろん、とても残念だ。チームとしてかなりタフな一日、タフな金曜日だった」と語った。

「FP1は最初の20分で油圧の問題が発生し、計画通りに進まなかったが、彼らは予選の1分前にマシンを修復するという素晴らしい仕事をしてくれた」

「周回数が少なくてトリッキーな状況になった後、ターン 3 に差し掛かり、それほどブレーキは遅らせてはいなかったけど、十分に強くブレーキをかけることができなかった。コーナーに進入できると思っていたのに、残念ながらアンダーステアになってしまい、ウォールに突っ込んでしまった」

「かなりフラストレーションの溜まる1日だった。でも、新しい(スプリント・ウィークエンド)フォーマットのおかげで、少なくとも明日のためにこのことを忘れて、明日のスプリントでリフレッシュできる。でも、かなりフラストレーションの溜まる1日だった」

ピエール・ガスリー アルピーヌF1チーム アゼルバイジャングランプリアルピーヌF1チームは今週末、マシンにアップグレードを持ち込んだ。

アルピーヌは、今週末にマシンをアップグレードしたチームのひとつだった。金曜日は限られた時間しか走らなかったが、A523の性能の向上を感じられたかどうか質問されたガスリーは「正直なところ、ノーだ」と答えた。

「実際は、今朝は1分46秒で1周したと思うし、予選のペースは1分41秒だった。それは最初の10分間でだった。その後、予選で赤旗が出て、セカンドプッシュでそれなりのラップタイムを出すつもりだった」

「全体として、明日に向けて取り組むべきことはかなり多い。まだ1日あるし、日曜日のレースは長い。スプリントでは、あらゆることが起こりうるとわかっているので、明日はそれを目指します」

長い直線を持つバクー・シティ・サーキットは、ドライバーにオーバーテイクの機会を与えてくれるが、ガスリーはこれをポジティブに捉えて、残りの週末に臨むつもりだと語った。

2021年のバクーで3位となったガスリーは「ポジティブな要素を見つけなければならない。概して、チームとしては難しい状況だと思う」と語った。

「でも、ポイントを獲得できるのは明日の午後と日曜日だけだ。だから、ベストを尽くし、オーバーテイクも可能だから、このチャンスを生かし、日曜日、そして明日も良いサプライズになれることを願っている」

FP1では油圧にトラブルが発生してマシンが炎上
予選ではターン3でウォールにクラッシュ

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カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / F1アゼルバイジャンGP / アルピーヌF1チーム