ピエール・ガスリー 「レース結果の95%は予選で決まる」 / アルファタウリ・ホンダ F1モナコGP プレビュー
アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーが、2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPへの意気込みを語った。

「スペインを振り返ると、かなりタフなレースウイークだった。特に予選が順調にいかず、100分の2秒差でQ3進出を逃したのはよくなかったし、12番手で今季初めてトップ10グリッドに入れなかった。がっかりしたし、他のチームが改善して向上してきたことを示しており、差はかなり小さくなってきた」とピエール・ガスリーは前戦F1スペインGPを振り返る。

「中団で戦うために、僕たちはすべてを最大限に活かしていかなければならないということは分かっている。レースでは至る所でタイムを失い、一時は15番手まで落ちたが、最終スティントは何台もオーバーテイクでき、勇気付けられるものだった。あと1周あれば9位になれたし、ペナルティーがなければ絶対に可能だった」

「いくつか明るい点と可能性が見えたけど、数チームは大きな前進を遂げているだけに、この先のシーズンで彼らと戦い続けるためにはハードワークが必須だ。モータースポーツの世界でミスをしないというのは不可能だけど、もっと多くのポイントを手にするためには、完璧に行くように取り組み、さらなるスピードを見出す必要がある」

「モナコは大好きなサーキットで、昨年は開催がなかったので、戻ってこられてとてもうれしい。とても特別なコースで、今年レースをした4つのサーキットとは何も共通点がない。市街地コースでは独特の課題があり、グリップが低い中での走行開始になるので、なるべく早くマシンの挙動をつかみ、速く走るために何が必要かを解明して、連続入賞を続けていきたいと思う」

「モナコではなるべく多くの走行時間を確保することが重要だけど、ガレージに留まる時間を減らすことで、これまでも過去と同じくらいの周回数をこなせているので、金曜のフリー走行が短くなったことが問題になるとは感じていない。もちろん、モナコは適応に少し時間のかかるコースだ。マシンの限界を探り、できるだけウォールに近づいていきながら、セッションごとに自信を深めていく。そして、レース結果の95%は予選に左右されるので、土曜の午後に全力を尽くす」

「今回のレースでは限られた数ではあるものの観客が入るのは素晴らしいことだ。一方で、レースウイーク全体のスケジュールは過去のモナコほど忙しいものにはならないはずだ。だから、少しリラックスする時間が取れればと思っている。もし忙しくなければ、金曜は午後に例年同様のエンジニアリングミーティングがあるけど、午前にはシャルル(ルクレール)とパドルテニスをやってみるかもしれない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / ホンダF1 / F1モナコGP / スクーデリア・アルファタウリ