ピエール・ガスリー、ランス・ストロールとの接触に「うんざりした」
トロロッソ・ホンダのF1ドライバーを務めるピエール・ガスリーは、F1アブダビGPのオープニングラップでのランス・ストロールとの接触に“うんざり”したと語る。

F1アブダビGPの1コーナーで、ランス・ストロールはピエール・ガスリーに接触。その勢いで今度は左フロントがセルジオ・ペレスに接触して、フロントウイングが破損した。

この接触によってピエール・ガスリーはピットインを余儀なくされ、フロントウイングとノーズコーンを交換したが、損傷したパーツによって交換に時間がかかり、周回遅れでコースに復帰した。

これにより、ピエール・ガスリーは入賞を争うことができず、カルロス・サインツ(マクラーレン)が最終ラップで10位に食い込んだことで、ドライバーズ選手権6位の座を明け渡すことになった。

「6位を獲得する可能性は明らかにあったし、起ったことにうんざりしている。それだけだ」とピエール・ガスリーは Canal + に語った。

「このようなことが起こると本当に腹が立つね」

ピエール・ガスリーは、接触の責任はランス・ストロールにあると考えている。

「彼(ストロール)が後ろにいれば、50%の確率で物事が悪い方向に進む可能性がある」とピエール・ガスリーはコメント。

「最悪だ。本当に最悪だ。僕たちには良いペースがあったし、クルマも良かった。週末を通してうまく機能していたし、カルロスがフィニッシュした位置とダニール(9位入賞)を見れば、良い結果を出すポテンシャルは明らかにあった」

ピエール・ガスリーは、英語によるメディアセッションでも自分のスタンスを繰り返した。

「これまで見てきたことを考えれば、ランスはすべてを台無しにした」とピエール・ガスリーはコメント。

「シーズン最終戦の最初のコーナーでレースを台無しにするなんてね。本当に腹が立つ」

「1周目から周回遅れになって、基本的にレース全体をセーフティカーを祈りながら、順位を見ていた」

45周後にブレーキの問題によってリタイアしたランス・ストロールは、ピエール・ガスリーとの接触を“残念”だと表現した。

F1で2回目のフルシーズンを迎えたピエール・ガスリーは、レッドブルからトロロッソに降格した後に調子を取り戻し、F1ブラジルGPで初表彰台を獲得した。

だが、レース後、ピエール・ガスリーは、シーズンを振り返るには気持ちの整理ができていないと述べた。

「今はレースに動揺しているので、あまり良い機会ではないと思う」とピエール・ガスリーはコメント。

「落ち着いて、シーズン全体を振り返るための時間は数日がある。多くのことが起こったので、報告することがたくさんあり、見るべきことがたくさんある。来シーズンは力強く戻ってきたい」

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カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / ランス・ストロール