F1 ピエール・ガスリー
レッドブル・レーシングが2020年にピエール・ガスリーに代えてニコ・ヒュルケンベルグを起用するという噂が浮上しているが、ピエール・ガスリーは現状や将来についてストレスに苦しんではいないと強調する。

今季、ダニエル・リカルドの後任としてトロロッソからレッドブルに移籍したピエール・ガスリーだが、いまだマックス・フェルスタッペンのペースに匹敵できておらず、獲得ポイント数では倍以上の差が開いている。

しかし、レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、チームメイトと比較したピエール・ガスリーの控えめなパフォーマンスを擁護。過去数レースで明らかに進歩の兆候が現れていると主張していた。

だが、F1のシリーシーズンはすでに活性化。ピエール・ガスリーが著しい改善を果たせない場合、ニコ・ヒュルケンベルグと交代することを検討していると噂されている。

すでに先週末のF1モナコGPでは、レッドブルのモータスポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、ニコ・ヒュルケンベルグとの交渉を開始したとも報じられている。

報道によると、ヘルムート・マルコは、かつてレッドブルで信頼を稼いだダニエル・リカルドに対して、ルノーでのニコ・ヒュルケンベルグのペースに感銘を受けているという。

ピエール・ガスリーにとってまだ時間はあるかもしれないが、期待に沿った仕事をしなければならない立場にあることは確かだ。

しかし、ピエール・ガスリーは、現状や自身の将来についてストレスを感じていないと主張する。

「チーム内でわかっているパフォーマンスが不足を説明することはいくつかあるし、あまりストレスを感じたり、心配する必要はない」とピエール・ガスリーはコメント。

「自分の仕事に集中して、持っているパッケージからできる限りベストを引き出すことに集中したままでいる必要があると思っている。それが現時点で僕が集中していることだ」

「このパッケージを改善して、適応する必要があるのは間違いないけど、だからそこ、自分は状況をもっと良くしていけると自信を持っているし、今後のレースでさらに多くのパフォーマンスを引き出すことができると思っている。

ピエール・ガスリーは、新しいチームに加わるドライバーには忍耐が必要だと語る。

「新しいチームに入ったときは初日からすべてを完璧に行いたいと思うのは確かだ」とピエール・ガスリーはコメント。

「でも、客観的にそれは不可能なことだし、最大限のパフォーマンスを発揮するには、辛抱強く、あらゆる細部を改善することに集中して努力する必要がある」

「今よりも早い速度で進化したいのは確かだけど、自分がやらなければならない仕事に集中し続けることで、チームをプッシュして、自分のエンジニアと方向性を見い出していく必要がある」

「すべてのことに少し時間をかけているところだけど、僕たちは正しい方向に進んでいるし、このまま進み続けて、今後のレースでさらに良い結果を出せることを期待している」

一方、レッドブルがニコ・ヒュルケンベルグとの交渉を開始したのは、実はマックス・フェルスタッペンが離脱した場合に備えてのことだとの噂もある。マックス・フェルスタッペンは、2020年にメルセデスに移籍する可能性がたびたび報じられている。

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カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / レッドブル・レーシング