F1 ピエール・ガスリー レッドブル・ホンダ
レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、F1バルセロナテスト3日目のクラッシュは自己最大の事故だったとし、“軽い脳震盪”が残っていると語った。

ピエール・ガスリーは、高速のターン9へのアプローチで左フロントタイヤを芝生に乗せたことでスピンを喫してバリアに激しくクラッシュ。衝撃でフロントウイングとリアウイングが外れ、マシンは大きなダメージを負った。

ピエール・ガスリーは、検査のためにメディカルセンターを訪れたが、幸いにも怪我は確認されずすぐにリリースされた。

「僕は大丈夫だ。軽い脳震盪が残っているけどね。ターン9でミスをしてしまった。何が起こったのかは見てのとこりだ」とピエール・ガスリーはコメント。

「かなり大きなクラッシュだったし、僕が経験したなかで最大のクラッシュのひとつだ。メカニックにとって長い夜になってしまうことを申し訳なく思っている」

今年、トロロッソからレッドブルに昇格したピエール・ガスリーだが、すでに第1週のテストでもクラッシュ事故を起こしている。

だが、ピエール・ガスリーは、テストでの2回目の大きなクラッシュはレッドブル RB15に自信を持てていないことの現れではないかとの見方を否定した。

「自信を感じている。今日ミスをしてしまったのは残念だ」とピエール・ガスリーはコメント。

「わずかにワイドに行ってしまった。10~15cmくらいかな。それでターンインでコントロールを失ってしまった。かなり大きな衝撃だったけど、僕たちは4日間にわたって行った全ての作業に焦点を当てている」

「分析することは山ほどある。僕たちには良いクルマがあるし、メルボルンに向けてもっと良くしていく必要がある」

担当した4日間のテストで2度のクラッシュ事故を起こしたピエール・ガスリーだが、それでも新車RB15で合計439周を走り込んだ。

テストの3日目のピエール・ガスリーの最速ラップはピレリの最も軟らかいC5タイヤで記録した1分17秒091。ここまでのレッドブルのベストラップとなっている。それでもテストでのベンチマークとなっているフェラーリのシャルル・ルクレールが記録した最速タイムからは0.860秒遅れている。

「僕たちはテストの4日間で多くの周回数を走り込むことができたし、たくさんのことをテストした。今日は少しパフォーマンスに目をむけていた」とピエール・ガスリーはコメント。

「たくさんのことを学べたと思うし、これから全てのデータを詳しく調べていく必要がある。メルボルンまでにやらなければならない仕事はたくさなるけど、全体的にかなり満足している」

テスト最終日はマックス・フェルスタッペンが走行する。

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カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / レッドブル・レーシング / ホンダF1