ピエール・ガスリー 「レッドブルに加入して責任とプレッシャーは増した」
ピエール・ガスリーが、2014年にドライバー育成プログラムに参加してからなにが変わったかについて語った。
トロロッソ・ホンダのドライバーを務めているピエール・ガスリーは、2019年からレッドブル・レーシングに加入し、マックス・フェルスタッペンとタッグを組むことが決まっている。
レッドブルの育成プログラムに参加する若手ドライバーたちには、レッドブルとトロロッソという2つのF1チームで走るチャンスが用意されている。
プログラムの卒業生で最も成功を収めているのはセバスチャン・ベッテルで、これまでに4度のタイトル獲得を果たした。ダニエル・リカルド、マックス・フェルスタッペンも同プログラムの出身で、F1で勝利を収めているドライバーだ。
「プログラムに参加した時点で、もうレッドブルというブランドの代表なんだ」とピエール・ガスリーは語る。
「もちろん結果を出さなければならない。ただ、それはレースを始めたときから変わらない。ドライバー育成プログラムに参加する前から、レースを続けたいなら常にトップであり続けなけれなければならないと、頭のどこかで分かっていましたからね」
「だから、プログラムに参加したあともレースへの基本的なアプローチは変わらなかった。それでも、レッドブルのドライバーになったことで責任とプレッシャーは増したし、常にみんなから見られているという自覚があった」
「環境も各段によくなった。ミルトン・キーンズにあるシミュレーターやファクトリーに出入りできるようになったし、エンジニアとも自由に話せるようになって、本当に大きなチームに来たんだなと実感した」
「たとえ今言ったようなことが無かったとしても、プログラムがいかにプロフェッショナルなものかということはすぐに理解できただろう。プログラムに参加してすぐにプロの育成コーチがついたし、トレーニングキャンプにも参加するようになった。もちろん、フランスでその類のことは経験済みではあったけどが、ここまで高いレベルのものは初めてだった。レッドブルがドライバーとして、またアスリートとして自分を真剣に鍛えようとしていることを実感した」
「結果に関してのプレッシャーも特には変わらなかったと思う。モータースポーツの世界に居続けて、サポートを受け続けたいなら結果を出さなくてはならないのは当然だからね。でも、彼らのためではなくて、自分のために結果を出すというのはレースを始めた当初からまったく変わっていない」
ピエール・ガスリーは、F1へ参戦するようになった今、若いときに辿ってきた成長の道筋が、今の自分にとってどれだけプラスになっているかを実感していると語る。
「ヘルムートは、ドライバーにあえて大きなプレッシャーを与えて、それにどう対処するかを本当によく見ている」とピエール・ガスリーはコメント。
「ヘルムートは、“君は一番にならなくちゃいけないんだ”とわざわざ言ったりはしない。でも、常にもっともっと上を目指すようにプッシュし続けてくれる。すごい走りができたときも、“君にしてほしいのはすごい走りじゃない、最高の走りなんだ”という具合にね。こうされることで、自分の限界を超えてプッシュしていけるようになるし、限界を超えたときに自分がどうそれに対処するかを学ぶことができる」
「とにかくヘルムートは、安全圏から踏み出したときにドライバーがどう対処するかを見たがりる。だから特に若いときには“いったいなにがどうなってるんだ!?”と叫びたくなるような難しい状況に置かれることもあった。でも、ヘルムートはドライバーがそうした状況にどう対処するかを見るために、あえてそうするだ」
「こうしたやり方は、メンタルを強化する上でも非常に有効だと思う。事実、振り返ってみると、レッドブルのプログラムを通して自分がいかに強くなったか、成長してきたかが分かる。彼らは常に課題をより難しくしようとしてくるし、ときにはフェアな条件でないこともある。けれど、それでもやり通せれば、人間としてもアスリートとしても、さらに成長できる」
カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / レッドブル・レーシング / トロロッソ
トロロッソ・ホンダのドライバーを務めているピエール・ガスリーは、2019年からレッドブル・レーシングに加入し、マックス・フェルスタッペンとタッグを組むことが決まっている。
レッドブルの育成プログラムに参加する若手ドライバーたちには、レッドブルとトロロッソという2つのF1チームで走るチャンスが用意されている。
プログラムの卒業生で最も成功を収めているのはセバスチャン・ベッテルで、これまでに4度のタイトル獲得を果たした。ダニエル・リカルド、マックス・フェルスタッペンも同プログラムの出身で、F1で勝利を収めているドライバーだ。
「プログラムに参加した時点で、もうレッドブルというブランドの代表なんだ」とピエール・ガスリーは語る。
「もちろん結果を出さなければならない。ただ、それはレースを始めたときから変わらない。ドライバー育成プログラムに参加する前から、レースを続けたいなら常にトップであり続けなけれなければならないと、頭のどこかで分かっていましたからね」
「だから、プログラムに参加したあともレースへの基本的なアプローチは変わらなかった。それでも、レッドブルのドライバーになったことで責任とプレッシャーは増したし、常にみんなから見られているという自覚があった」
「環境も各段によくなった。ミルトン・キーンズにあるシミュレーターやファクトリーに出入りできるようになったし、エンジニアとも自由に話せるようになって、本当に大きなチームに来たんだなと実感した」
「たとえ今言ったようなことが無かったとしても、プログラムがいかにプロフェッショナルなものかということはすぐに理解できただろう。プログラムに参加してすぐにプロの育成コーチがついたし、トレーニングキャンプにも参加するようになった。もちろん、フランスでその類のことは経験済みではあったけどが、ここまで高いレベルのものは初めてだった。レッドブルがドライバーとして、またアスリートとして自分を真剣に鍛えようとしていることを実感した」
「結果に関してのプレッシャーも特には変わらなかったと思う。モータースポーツの世界に居続けて、サポートを受け続けたいなら結果を出さなくてはならないのは当然だからね。でも、彼らのためではなくて、自分のために結果を出すというのはレースを始めた当初からまったく変わっていない」
ピエール・ガスリーは、F1へ参戦するようになった今、若いときに辿ってきた成長の道筋が、今の自分にとってどれだけプラスになっているかを実感していると語る。
「ヘルムートは、ドライバーにあえて大きなプレッシャーを与えて、それにどう対処するかを本当によく見ている」とピエール・ガスリーはコメント。
「ヘルムートは、“君は一番にならなくちゃいけないんだ”とわざわざ言ったりはしない。でも、常にもっともっと上を目指すようにプッシュし続けてくれる。すごい走りができたときも、“君にしてほしいのはすごい走りじゃない、最高の走りなんだ”という具合にね。こうされることで、自分の限界を超えてプッシュしていけるようになるし、限界を超えたときに自分がどうそれに対処するかを学ぶことができる」
「とにかくヘルムートは、安全圏から踏み出したときにドライバーがどう対処するかを見たがりる。だから特に若いときには“いったいなにがどうなってるんだ!?”と叫びたくなるような難しい状況に置かれることもあった。でも、ヘルムートはドライバーがそうした状況にどう対処するかを見るために、あえてそうするだ」
「こうしたやり方は、メンタルを強化する上でも非常に有効だと思う。事実、振り返ってみると、レッドブルのプログラムを通して自分がいかに強くなったか、成長してきたかが分かる。彼らは常に課題をより難しくしようとしてくるし、ときにはフェアな条件でないこともある。けれど、それでもやり通せれば、人間としてもアスリートとしても、さらに成長できる」
カテゴリー: F1 / ピエール・ガスリー / レッドブル・レーシング / トロロッソ