F1 ピエール・ガスリー フェルナンド・アロンソ
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1イタリアGPでクラッシュしたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)を批判。F1引退を宣言して以来“さらにアグレッシブ”になったとし、“ホンダを搭載するトロロッソが嫌いなんだろう”と語った。

フェルナンド・アロンソは、F1イタリアGPの予選Q2でケビン・マグヌッセンを抜こうとしたことでマグヌッセンの怒りを買い、「彼は自分のことを神だとでも思っているんだろう」「失礼な態度だ」「さっさと引退してほしい」と激しく非難されていた。

そして、決勝ではピエール・ガスリーと接触してガスリーを怒らせた。

フェルナンド・アロンソは、今シーズン限りでF1を離れることになるが、ピエール・ガスリーは、それがアロンソのドライビングに影響していると考えている。さらにアロンソは、過去3シーズンのマクラーレン・ホンダ時代に散々なシーズンを送ったホンダのF1エンジンを搭載するトロロッソのことが“嫌い”なのだろうと述べた。

「彼のアプローチがちょっと違ってるのは確かだと思う。彼は来年自分がF1にないことをわかっているからね。以前よりもさらにアグレッシブになっているように見える」とピエール・ガスリーはコメント。

「僕にとって、彼がしたことはフェアではなかった。僕たちは並んでいるときは1台分のスペースを与える必要があることをわかっている。彼はそれをしなかった」

「彼は僕たちがホンダのエンジンを搭載しているので嫌いなんだと思う。でも、それにしてもね」

フェルナンド・アロンソとピエール・ガスリーの事故は国際映像では取り上げられていなかったが、セーフティカー後のリスタートで、ピエール・ガスリーは10位をかけてフェルナンド・アロンソにオーバーテイクを仕掛けている。

だが、フェルナンド・アロンソに押し出されたピエール・ガスリーは、最初のシケインで縁石に乗り上げることを余儀なくされ、それによってマシンのダウンフォースが“大きく”失われたと語る。

「基本的にセーフティカー後に僕たちはターン1でサイド・バイ・サイドで入った。僕はアウトサイドを走っていて、彼は僕をコース外に完全に押し出した」とピエール・ガスリーはコメント。

「なんとかコース上に留まろうと頑張ったけど、とにかく彼は僕にスペースを残さなかった。僕は縁石を飛び越えて、そのあと彼に接触して、フロアの右側に完全にダメージを追った」

「右側だけだったので、右から左へのコーナーは違うものになった」

「自分自身もすでにダウンフォースを失っていたけど、他のクルマに続くとさらにダウンフォースを失って、実際に近づくのは不可能だった。長い長いレースだったよ」

ピエール・ガスリーは15位でレースをフィニッシュ。一方、フェルナンド・アロンソは電気系のトラブルによってリタイアしている。

F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングに事故について話したかと質問されたピエール・ガスリーは「いいや、正直、何もかわらないだろう」とコメント。

「今日もしくはシンガポールでフェルナンドに会いにいくかもしれない。でも、最終的に彼らが彼にペナルティを与えても、僕のレースは変わらなかっただろう」

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