ヘルムート・マルコ、セルジオ・ペレスのレッドブルF1批判に反論

ペレスは母国メキシコのポッドキャスト番組「Cracks」に出演し、レッドブル在籍時を振り返り、「すべてが問題だった」と語るなど、チームに対して厳しい見解を示していた。
「驚きだ。彼は契約を持っていなかった」
マルコはオーストリア放送協会ORFの取材に対し、ペレスの発言を「驚くべきもの」と評した。
「やや驚きだ。我々は、チェコ・ペレスには契約がなかったことを忘れてはならない」とマルコは語った。
「彼は、自分が事実上存続させていたレースチームから解雇されたドライバーだった」
さらにマルコは、ペレスの実績にも言及した。
「彼が正確に何勝したかは把握していないが、特に2022年には、しばらくの間ワールドチャンピオン争いに加わっていた」
そのうえで、次のように締めくくった。
「最終的にパフォーマンスを落としたのにはいくつか理由があるが、全体として見れば、チェコは我々とともにキャリアを築いたのだと思う」

ペレスが語ったレッドブル時代の“息苦しさ”
ペレスはポッドキャスト内で、レッドブルでの立場について率直に語っている。
「レッドブルでは、すべてが問題だった。速すぎても問題だった。なぜなら、チーム内の空気がとても緊張するからだ」
「マックスより速くても問題、マックスより遅くても問題だった(笑)。とにかく、何もかもが問題だった」
そのうえで、当時の経験から学んだこととして、次のように振り返った。
「不満を言うよりも、置かれた状況の中で最善を尽くし、最大限の結果を引き出すしかないと学んだ」
ホーナーとの別れ際の会話も明かす
ペレスは、チーム代表だったクリスチャン・ホーナーとの別れ際のやり取りについても語っている。
「別れの挨拶のとき、クリスチャンに言った。『リアムとうまくいかなかったらどうするんだ?』と。彼は『ユウキがいる』と言った」
「じゃあそれでもうまくいかなかったら?と聞くと、『ドライバーはたくさんいる』と答えた。私は『全部使うことになるよ』と言ったし、彼も『分かっている』と言った」
ペレスは当時を振り返り、自身がチームにとって“注意を逸らす存在”になっていたとも語っている。
「その年はプレッシャーがとても大きかった。クリスチャン自身にも問題があり、僕はある意味でディストラクションだった」
「僕のパフォーマンスが悪いことばかりが話題になり、他のことは誰も話さなかった」
「精神的に強くなければ生き残れない」
ペレスは、「チーム全体が公然と敵に回るような状況」を生き抜くには、「精神的な強さが必要だ」とも語っている。
なお、ペレスの後任として起用されたリアム・ローソンは2戦でシートを失い、その後昇格した角田裕毅も2025年シーズン終了後にチームを離脱。現在はアイザック・ハジャーがレッドブルのシニアチームに昇格している。
カテゴリー: F1 / セルジオ・ペレス / レッドブル・レーシング
