セルジオ・ペレス 「スランプ脱出のためにドライビングスタイルを変えた」
セルジオ・ペレスは、今年初めの不振を食い止めるために、自身のドライビングスタイルを深く検証し、適応する必要があったことを認めた。

ペレスは開幕から4戦中2勝を挙げて以来、勝利を挙げることができず、夏休み前の8戦で表彰台に上ったのは4回だけだった。

ペレスのトラブルの根本的な原因は、モナコGPからイギリスGPまで5戦連続で予選Q3に進めなかったことにあった。


しかし、夏休みに先立つハンガリーとベルギーの最後の2戦で表彰台に復帰したペレスは、苦悩をどう乗り越えたかを明かした。

「そうだね、最後の2レースを好調に終えることは非常に重要だった。特にクルマの開発には秘密がなかったので、もう少し苦労した」とセルジオ・ペレスは語った。

「特にマシンが進化するにつれて、僕は少し苦戦を強いられるようになり、物事が自然にこなせなくなった。 自分のドライビング・スタイルを深く追求し、それに適応し、変えていかなければならなかった...単純にマシンが変わってしまったからだ。その点では過去2レースはずっと良かったと思う」

ペレスの予選の問題はウェットコンディションで特に顕著に表れ、ペレス自身もRB19で最も自信を欠いていたのはそのようなコンディションにおいてだったと認めた。

「非常に複雑で、僕が望んでいる以上に詳しく説明する必要があるだろう」とペレスはクルマの変更について語った。

「基本的には切れ味の問題で...中速と高速に苦労していた」

「特にトリッキーなコンディションになったときに、自信を失ってしまった。でも、大丈夫だ。僕にとっては新たなチャレンジだし、楽しみにしている。

今季の途中でドライビングスタイルを変えるのはどれほど大変だったかと質問されたペレスは「プラクティスの量によって、ある意味でひとつの方向性に従うことになるし、週末はずっとそれに縛られることになるので簡単ではなかった。ドライバーにとってはそれは簡単な状況ではない」と答えた。

セルジオ・ペレス レッドブル・レーシング

ドライバーズ選手権でマックス・フェルスタッペンに125ポイントの大差をつけられているペレスは、シーズン中盤に成績が低迷したのはマシンが自分から離れていったからだと主張する。

自分のドライビングスタイルに合わないクルマの開発に陥っていたのかとの質問されたペレスは「ある意味、そうだと思う」と答えた。

「それが起こった。再び起こった」

それはチームと話さなければならないことかと質問されたペレスは「僕たちは多くのことを理解している。特に開発面では、どうすればいいのかわかるだろう...チームは僕が何が好きで、どこが居心地がいいのか本当によくわかっている」と答えた。

「夏休みの間に、僕がより快適に感じられるように改良を加えてきたので、シーズン後半には良い改善を見せられることを願っている」

ペレスは絶好調で中断期間に入ったことを喜んだが、シーズン終了までに「望んでいる場所」に到達するためにはまだ努力していると主張した。

自分の魅力を再発見したかと尋ねられたペレスは「でも、シーズン序盤のような、もっと自然体でプレーできる状態にはまだ至っていない」と答えた。

「でも、さっき言ったように、僕たちはある程度の努力をしてきたので、これからも改善し続けるだけだと信じている」

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カテゴリー: F1 / セルジオ・ペレス / レッドブル・レーシング / F1オランダGP