レッドブルF1のセルジオ・ペレス 「予選までは最悪の週末だった」
レッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスは、今年最悪のレース週末のスタートを切ったF1マイアミGPでポールポジションを獲得したことに興奮していると語った。

マイアミ・インターナショナル・オートドロームで行われたプラクティスのオープニングセッションで、セルジイ・ペレスはレッドブルのチームメイトのマックス・フェルスタッペンに1秒遅れをとった。次のセッションでその差を縮めたものの、最終プラクティスでもペレスはチームメイトに約0.5秒の差をつけられていた。

予選でもフェルスタッペンは、Q1、Q2ともにペレスと同程度の差で周回を重ね、リードを広げていく。しかし、フェルスタッペンはQ3の最初の走行でミスを犯し、ラップを放棄せざるを得なかった。

フェルスタッペンは9番手に沈んだ一方で、ペレスは1回目のアタックに最速タイムを記録。シャルル・ルクレールが最後の走行でクラッシュしたため、赤旗によりセッションは早々に終了し、ペレスは今季2回目のポールポジションを獲得した。

「本当に予選まで最悪の週末だった」とペレスは認めた。「マックスとフェラーリに対してずっと欠けていたコンマ数秒をどうやって縮めればいいのか分からなかった」

昨年のマイアミでの最初のレース以来、トラックは再舗装されており、ドライバーたちはプラクティスを通じてグリップレベルが変化していることに気づいた。ペレスは、予選に臨むにあたって、まだマシンの快適なバランスを模索していたと語った。

「とにかくすべてをリセットしていたところだった」とペレスは説明した。

「予選では小さな変更を加えて、すべてがより生き生きとしたものになった。このターマックでは、ツールを使って少し遊んでいるようなものだったし、大事なときにラップを記録することができた」

「うまくまとまっていませんでした」とペレスは認めまた。

「この週末は、バランスと自信のなさに悩まされた。このターマックは気温にとても敏感だ」

フェルスタッペンが9番手からスタートするため、ペレスは明日のレースでポイントランキングのトップに立つ機会を得たが、チャンピオンシップの状況に気を取られてはいないと語る。

「明日はポールからスタートする新たなチャンスだ」とペレスは語った。「僕たちには失うものがあるけど、この素晴らしい観客を楽しもうと思う」

セルジオ・ペレス レッドブル・レーシング F1 マイアミGP

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