セルジオ・ペレス、レッドブル加入後初勝利「僕にはまだ伸びしろがある」 / レッドブル・ホンダ F1アゼルバイジャンGP 決勝
レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスは、2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPの決勝レースで移籍後初優勝となる通算2勝目を挙げた。

6番グリッドからスタートしたセルジオ・ペレスは、オープニングラップで2つポジションを上げて4番手となる。3周目にはシャルル・ルクレールをオーバーテイクし、チームメイトのマックス・フェルスタッペンと2-3番手でレースを進める。

マックス・フェルスタッペンが12周目にピットインした後、セルジオ・ペレスはペースを上げて、ファステストラップを連発しながらピットへ。タイヤ交換にやや時間がかかったものの、ルイス・ハミルトンの前でコースへ戻り、レッドフル・ホンダが1-2体制を築く。

マックス・フェルスタッペンのリタイアによる赤旗の間にソフトタイヤに交換。残り2周からスタンディングスタートで再開され、ポールポジションのセルジオ・ペレスは、2番手のハミルトンにターン1で並びかけられるが、ハミルトンはそのまま止まりきれずにコースアウト。これによってリードを確保したペレスは、レッドブル・レーシング・ホンダ加入後初めての勝利を手にした。

「バクーが大好きだ!」とセルジオ・ペレスはコメント。

「レッドブル加入後の初勝利は素晴らしい気分だ。チームは大きな仕事を果たしてくれた。この素晴らしい機会を得られたのも、僕にシートを与えてくれた (レッドブル創業者のディートリッヒ・)マテシッツ氏のおかげで、とても感謝している」

「マックスは勝利に値する走りをしていし、チームで1-2体制を築いていただけに結果としては残念で、思いきり喜ぶことはできない」

「まるでジェットコースターのようなレース展開で、1周目から全開で走っていたけど、背後にルイス(ハミルトン)がいたので息つく暇もなかった。とても激しい戦いだったけど、集中し続けた」

「今日はすべてが完璧に機能したけど、最後のリスタートだけは別で、グリップがなかった。最後のたった2周でこのレースを落とすわけにはいかないと思い、ターン1へのブレーキングをできる限り遅らせていると、ルイスはロックアップしてランオフエリアへ真っすぐ行ってしまった。これが、僕らがどれだけ限界で戦っているか、どれほどのスピードでバトルをしているのかを示している。ルイスには気の毒だし、こうしたことが起きるのはつらいものだけど、僕らはみんなミスと紙一重のところにいる」

「今日はペースも素晴らしく、レースに向けてとてもいいマシンになっていたことを喜びたいと思う。そして、ここからも全力で取り組み、毎週末ベストを尽くしていく。まだ6戦目で、僕にはまだ伸びしろがありますし、マックスやチームとの関係も最高だ。チャンピオンシップ獲得への道のりはまだ長い」



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カテゴリー: F1 / セルジオ・ペレス