レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレス 「レッドブルは勝つためだけに存在する」
セルジオ・ペレスは、レッドブルF1が自分に何を期待しているかを明確に理解している。メキシコ人は、レッドブルF1が勝利の道に戻るのを助けるために自分を連れてきたことを承知している。

アレクサンダー・アルボンとピエール・ガスリーがマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして印象づけることができなかったため、レッドブルF1は、2007年以来初めてドライバーアカデミーの外に目を向けることを余儀なくされた。そして、最終的にセルジオペレスにたどり着いた。

セルジオペレスは、レッドブル・レーシングの野心が何を意味するのかを理解していると語る。

「僕が以前に所属していたチームは非常に成功を収めた。でも、レッドブルの野心は非常に単純だ。勝つことだけだ」とセルジオ・ペレスは Sky Sports に語った。

「とにかくレッドブルはこれまでのすべてを一歩上回っている。チーム、クルマ、エンジニアリングのレベルに非常に感銘を受けた。ここでの興奮度は非常に異なる」

「同じような装備でレースをするだけでも素晴らしいだろう。シーズンを通して彼らとレースをすること、今年のタイトル争うことを楽しみにしている」

セルジオ・ペレスは、今シーズンは当然不利な点があることを認めるが、2021年にメルセデスF1と戦うことに熱心に取り組んでおり、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスとのギャップを縮め、最初からタイトル争いに参加する準備ができているとを強調する。

「目標は勝つことだ」とセルジオ・ペレスは語る。

「これには明らかにプロセスがある。僕たちはトップに立つ必要があるし、そのためにマシンが十分に良いことを期待している。でも、どうなるかは待たなければならない」

「ここ数年、メルセデスはレッドブルよりも優れたアドバンテージを持っていたので、今シーズン、ギャップを埋めて彼らの手を焼かせてたいね」

31歳のセルジオ・ペレスはすでにF1グリッドではベテランだ。2011年にザウバーでF1デビューを果たしたピエール・ガスリーは、マクラーレンで挫折を味わったものの、その後、レーシング・ポイント(フォース・インディア)でレース巧者ぶりを発揮し、昨シーズンのF1サヒールGPでは初優勝を経験した。

しかし、レッドブルF1への加入は、セルジオ・ペレスにとって勝利ではなく、タイトルに挑戦する最高の機会であり、ペレスにはそれを段階的に進めるつもりはないようだ

「僕自身とマックス・フェルスタッペンが、その位置までマシンを進めて、チームのためにできるだけ多くのポイントを獲得するために戦い始めるのを楽しみにしている」

セルジオ・ペレスは、先月末にレッドブルF1のマシンで初走行。2019年のRB15で走行体験を積むとともに、2021年シーズンを戦うRB16Bを初経験した。

セルジオ・ペレスは、レッドブルのF1マシンは、これまで自分が経験してきたマシンとは非常に異なる“ビースト”だと認める。ペレスはこれまでザウバー、マクラーレン、フォース・インディア~レーシング・ポイントを乗り継いできている。

「かなり異なっている。すでに違いを見分けることができている」とセルジオ・ペレスは語った。

「マシンのフロントエンドの強さなどを感じることができるし、それらはマシンやシミュレーターにとびればすぐにわかることだ。かなり早くに気づくと思う」

「すべてのドライバーがマシンに適応できない理由はわかった気がする」

「すでにそこを見極めることができている。タイムに関して言えば、マシンをどの位置にセットアップするか、どこから最後のコンマ数秒を絞り出すかを正確に知る必要があると思う」

「それはマシンでの経験、それを最大限に活用する方法を学んできたことよってもたらされる。それを完全に理解したときに初めて掴めるものだ。あまり長くはかからないことを願っている」

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カテゴリー: F1 / セルジオ・ペレス / レッドブル・レーシング / ホンダF1