セルジオ・ペレス
セルジオ・ペレスが、開幕戦F1オーストラリアGPでのF1デビュー、そして今週末のF1マレーシアについてインタビューに応えた。

セルジオ、初のF1レースはちょっとした大波乱でしたね。ポイント圏内でフィニッシュし、そのあと技術的な理由で失格となりました。ニュースを聞いたときはどう思いましたか?
気にはなったけど、素晴らしいデビューだったし、本当にいいレースができた。そのあとに起こったことに関わらず、チームにとても素晴らしい一日だった。レース中のことは覚えているし、最終結果は新しいストーリーの1ページだ。素晴らしいデビューを飾れたことにとても満足している。

初のF1レースについて説明していただけますか?
序盤で多くのポジションを失った。プライムタイヤだったし、マシンは重い燃料を積んでいたので、とても遅かったけど、長いスティントを走ろうとしていた。ピットストップのあと、オプションで出て行ったけど、僕たちにとっては嬉しい驚きだった。セバスチャン・ベッテルを先に行かせて、少しタイムを失ってしまった。彼は僕の前にいたけど、後半は僕の方が速かったので、再びタイムを失ってしまった。彼がピットストップしたあとは彼の前にいたし、レースをコントロールして、タイヤを管理しようとしていた。本当にうまくいったし、僕たちは1回のピットストップだけで行けた。ポジティブな驚きだったね。1ストップだけという戦略はレース中に決まったものだし、実際予定してはいなかった。技術ミーティングと戦略ミーティングでは2ストップや3ストップさえも話し合っていた。

マシンの競争力には驚きましたか? あなたはマシンのなかではどれくらいコンペティティブですか?
そうだね、大きなサプライズだった。僕の考えでは、タイヤを管理して、あまりデグラデーションを大きくしないようにしていた。デグラデーションが出れば、すぐにピットストップしなければならない。10周後、とても良さそうだったし、20周後もとても良かった。30周後、僕たちはそのセットでフィニッシュできるかもしれないと話した。終盤はラバーが尽きていたけどね。そして、僕たちは7位でフィニッシュできた。冬季テストで、僕たちの目標はポイント圏内でフィニッシュすることだと言っていたけど、まさにそれができた。可夢偉と僕は素晴らしいレースをしたし、僕たちにできる最大限だったと思う。マレーシアでも同じような週末を送れればさらに満足だろうね。

今年のルーキーの多くは、そのように素晴らしいデビューをすることができませんでした。特に“ペイドライバー”というレッテルを貼られていたことを考えれば、才能を示せたて嬉しかったですか?
最初のF1プレスカンファレンスから、僕はシートのためにお金を払っている、もしくはスポンサーのテルメックスが払っているのでここにいられるとのレッテルを貼られていた。そう言われるのは嬉しいことではないし、ここにたどり着くために僕がどんな努力をしたかわからないようなことをいう人もいた。F1ドライバーになるために母国や他の多くのことを手放さなければならなかった。デビューでかなりの成功をおさめられて、僕がペイドライバーだと思わせなかったかもしれないことは、非常にいい気分だ。

昨シーズン、ザウバーは少なくとも一人は経験のあるドライバーでしたが、困難な時期を過ごしました。今シーズン、彼らはルーキーと2年目のドライバーを起用していますが、多くのことを成し遂げています。経験が過大評価されていると思いますか?
そういうときもあるかもしれない。もちろん、F1では経験は役に立つけど、僕はチームから素晴らしいサポートを受けているし、フェラーリアカデミーもシーズンへの準備で僕を助けてくれた。まだ1レースだけだし、道のりはとても長い。今後にむけてとてもモティベーションは高い。

メキシコは、あなたのパフォーマンスに興奮していたにちがいありません。スポンサーも非常に満足していると思います・・・
確かにそうだね。メキシコは、31年間F1ドライバーを待っていた。僕自身、メキシコ人のF1ドライバーを見たことがなかった。なので、母国からのあらゆるサポートが僕にとっては非常に特別だ。現在、メキシコでF1はとても大きくなってきているし、いつかメキシコでグランプリが開催されることを願っている。ファンは素晴らしいよ。数ヶ月前にロードショーを行ったけど、20万人が来て、僕に声援を送ってくれた。もちろん、僕をサポートして、信頼してくれたスクーデリア・テルメックスに恩返しできることも僕にとっては重要だ。僕にとっては良い恩返しだし、すべてを返せることを願っている。

GP2アジアでレースをしたことも役に立ちそうですね。
確かにサーキットを知っているので、学ぶために時間を無駄にする必要はない。出て行ってすぐに正しいレファレンスを探れるし、すぐにスピードを上げられる。メルボルンはまったく知らなかったので、セパンを知っていることは少しは有利になると思う。

技術的な違反によってマシンを修正しなければなりませんでした。それでもメルボルンのパフォーマンスに匹敵できますか?
全ての週末は異なるし、新しいチャンスだ。メルボルンと同じような結果を出せればより十分に満足できるだろう。でも、常により多くのを望むものだし、もっとうまくできることを期待している。それでも、現実的でいなければならないし、ここでもポイントを目指していかなければならない。マシン自体はオーストラリアよりもさらに良くなると思う。

あなたのあだ名はチェコです。なぜですか?
メキシコでは、セルジオは全員チェコと呼ばれるんだ。

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カテゴリー: F1 / セルジオ・ペレス / ザウバーF1チーム