小山美姫 Wシリーズ
2019年からスタートする女性ドライバーのみで争われる新たな国際レーシングシリーズ『Wシリーズ』は、オーストラリアで3日間の徹底的な評価プロセスを実施。18名の参戦ドライバーを選出する最終選考へと進む28名のドライバーを発表。日本人として唯一参加していた小山美姫も最終選考に残った。

合格した28名のドライバーは、Wシリーズのディレクタートを務めるデビッド・クルサードとデイブ・ライアン、アレックス・ブルツ、元インディカードライバーのリン・セントジェームスを含めた審査員によって54名の中から選出された。

評価プロセスには、2011年から2015年までFIAインスティテュートのヤングドライバー・エクセレンス・アカデミーの一部として採用されたものと同じ基準が使用された。

車両にはシルグルシーターではなく、市販車のフォード・フィエスタSTとポルシェ・ケイマンSが使用され、候補者たちは、ヴァハウリングでスノーコンディションでのドライビング能力テストを含めた10のモジュールのコースで評価された。

月曜日に“レース・オブ・チャンピオンズ”型のチャレンジで最終選考が行われる前にはフィットネスと思考の敏捷性、総合的なメディアセッションなども考慮された。

WシリーズのCEOを務めるキャサリン・ボンド・ミュアは「ここヴァハウリング(オーストリア/メルク)にいるWシリーズの予選ドライバーの全員がひとりひとりスーパースターです」とコメント。

「ですが、残念なことに、彼女たちの全員がドライバー選考プログラムの次のステージに進めるわけではありません。それは競争です。それはスポーツです。これはレースです」

「過去3日間で私が目にしたこと、そして心から感銘を受けたことのひとつは、予選ドライバーのひとりひとりがタフで勇敢で強いとうことです」

「そして、それ故に我々は今後数カ月で彼女たちがドライビングに一生懸命取り組み、時が来たら2020年のWシリーズセッションに再申請することをもちろん奨励してします」

次の選考プロセスは、3月にスペン南部のアルメリアで4日間にわたって行われ、そこで候補者たちはWシリーズで使用されるタトゥース製のF3スペックのマシンをテスト。5月のホッケンハイムの開幕ラウンドに先立ち、グリッドに並ぶ18名のドライバーと2人の補欠が選出される。

最終選考進出ドライバー
Sarah Bovy (Belgium)
Jamie Chadwick (UK)
Sabre Cook (US)
Natalie Decker (US)
Marta Garcia (Spain)
Megan Gilkes (Canada)
Grace Gui (China)
Esmee Hawkey (UK)
Jessica Hawkins (UK)
Shea Holbrook (US)
Francesca Linossi (Italy)
Vivien Keszthelyi (Hungary)
Emma Kimilainen (Finland)
Natalia Kowalska (Poland)
Stephane Kox (Netherlands)
Miki Koyama (Japan)
Milou Mets (Netherlands)
Sarah Moore (UK)
Tasmin Pepper (South Africa)
Vicky Piria (Italy)
Alice Powell (UK)
Gosia Rdest (Poland)
Naomi Schiff (Belgium)
Shirley Van Der Lof (Netherlands)
Beitske Visser (Netherlands)
Alexandra Whitley (Australia)
Fabienne Wohlwend (Liechtenstein)
Caitlin Wood (Australian)

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カテゴリー: F1 / F1関連