オスカー・ピアストリ F1マイアミGP SQ3でのロックアップを悔やむも「まだ戦える」
マイアミGPスプリント予選でポールポジションを逃したマクラーレンのオスカー・ピアストリは、最終コーナーでのロックアップを悔やみつつも、マシンの競争力に自信を見せた。

フリー走行ではトップタイムを記録し、順調な滑り出しを見せたピアストリだったが、予選ではメルセデスの新人アンドレア・キミ・アントネッリにわずか0.045秒差で敗れ、スプリントでの自身3度目のポールを逃す結果となった。

「満足はしてるけど、完璧なラップではなかった」と予選後のインタビューで語ったピアストリ。「最後のコーナーでロックアップしてしまって、あそこでポールを逃したと思う。でも2番手は悪くないし、明日のスプリントでも戦える位置だ。全体的には悪くない結果だよ」

さらにピアストリは、まだマシンには引き出せるパフォーマンスが残っていると分析している。

「まだ少しペースを引き出せるはず。だからポジティブな気持ちでいるし、明日のスプリントで順位をひとつ上げたい。大事なのは日曜の本戦だからね」

ランド・ノリス F1 マイアミグランプリ

一方、マクラーレンのチームメイト、ランド・ノリスも予選で好走を見せ、ピアストリからわずか0.055秒遅れの3番手を獲得。しかし本人は結果に満足していない様子だった。

「いいラップは出せたし、僅差だった。だから大きな不満はないよ」とノリス。「でもポールじゃなかった。それがすべてだね。今日の結果を見れば、メルセデスがいかに速いか、そして僕らがどれだけ接近しているかが分かる」

昨年、F1初勝利を挙げた思い出の地マイアミだが、ノリスは過去にとらわれず、目の前の週末に集中していると話す。

「もちろんいい思い出はあるけど、もう過去のこと。今はこの週末と今日のパフォーマンスに集中している」

マクラーレン勢は揃って上位を確保したものの、メルセデスの勢いを前にあと一歩及ばず。だが、スプリントでは巻き返しのチャンスが残されている。ピアストリ、ノリスともに、タイトル争いをリードすべく、明日のレースに向けて手応えを感じている様子だ。

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カテゴリー: F1 / オスカー・ピアストリ / マクラーレンF1チーム / F1マイアミGP