オスカー・ピアストリ マクラーレンF1の雨天での苦戦の背景にある理論を否定
オスカー・ピアストリは、 F1サンパウロGPでマクラーレンが雨天時にトラブルに見舞われた原因について、リアウイングの設計変更が「最大の問題」だったという主張を否定した。

マクラーレンはブラジルのドライでのスプリントレースでベンチマークとして浮上し、ポールポジションのピアストリは1-2フィニッシュを飾ったチームメイトのランド・ノリスに首位を譲るという指示に従った。

しかし、日曜朝の雨天でノリスがポールポジションを獲得した一方で、マクラーレンのペースはメインレースでは競争力がなく、ノリスは6位、ピアストリは8位でフィニッシュした。

ノリスは数々のミスを犯し、スタートでメルセデスのジョージ・ラッセルにアドバンテージを奪われて順位を落とした。

ノリスはオープニングスティントで順位を取り戻すことができず、ピアストリはリアム・ローソンの後ろに引っかかってターン1で衝突し、10秒のペナルティを受けた。

ノリスとピアストリの両ドライバーはインテルラゴスの終盤でさらなるフラストレーションに耐え、どちらのドライバーもシャルル・ルクレールのフェラーリに印象を与えることができなかった。

しかしピアストリは、マクラーレンがライバルチームに対してストレートスポードで劣っていることが、レースで苦戦している主な理由ではないと主張した。

「確かに、トップスピードはそれほど良くなかったようだけど、それが最大の問題だったとは思わない」とピアストリはメディアに語った。

「僕たちは明らかにダウンフォースによってコーナーで利益を得ていたけど、それだけでは十分ではなかった」

「だから、もう少し理解を深める必要があると思う。レース前半は本当に速かったのに、後半はどちらの車もかなり苦戦しているように見えたからね」

マクラーレン F1 ブラジルグランプリマクラーレンはインテルラゴスで雨の中、前進に苦戦

マクラーレンのリアウイングの選択は「制限」ではない
マクラーレンが新たに導入した中程度から低レベルのダウンフォースのリヤウイングを交換する決定がなされた中、ウェットコンディションでのストレートスピードの欠点が解消された。

この修正はスプリントで成果を上げ、マクラーレンはコーナーでの強さを発揮し、ストレートでは脆弱ではないことを示した。

しかし、日曜日に降り出した豪雨により、マクラーレンは危険なコンディションに対処するために、より荷重のかかったリアウィングの構成に変更することを余儀なくされた。

マクラーレンの進歩を妨げたトップ不足に陥ったかどうか尋ねられたピアストリは、「それがどれほどリミテーションだったかはわからない」

「予選では、追加のダウンフォースが役立ったと言えるし、レースでは大半のラップで役立ったはずだ」

「レースの前半では、たしかにマシンの後ろに引っかかってしまい、少し遅れていたかもしれない」

「でも後半ではマシンの後ろに引っかかることはなく、ただ遅かっただけだ」

「だから、後半ではリアウィングがどんなものであっても、あまり関係なかったと思う」

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カテゴリー: F1 / オスカー・ピアストリ / マクラーレンF1チーム