オリバー・ベアマン F1レース出場停止まであと2点 イタリアGPで接触

そのインシデントは、両者がモンツァの第2シケインに向かう際に発生した。ベアマンはイン側のラインを取り、アウト側にいたサインツと接触した。
映像と車載映像を確認したスチュワードは、サインツのウィリアムズがエイペックスで前に出ていたと結論づけ、そのためコーナーの権利を保持していたと判断した。
スチュワードは報告書にこう記した。「87号車のドライバーはポジションを明け渡すのではなくイン側でポジションを守ろうとし、接触を引き起こした」
「スチュワードは87号車のドライバーに主要な過失があると判断し、そのため、このようなインシデントに対する標準的なペナルティが適用される」
この2ポイントのペナルティにより、イギリス人ドライバーの累積は合計10点となり、レース出場停止まで残り2点に迫った。
ベアマンの次のポイントが消滅するのは11月1日までなく、ハースのドライバーにとって残り4戦は合計を減らす機会がない。

ベアマンは昨年のバクーで、ケビン・マグヌッセンのレース出場停止に伴い、ハースからデビューを果たした。
今年もし新人のベアマンが出場停止を受けることになれば、代役として出場するのはハースのリザーブドライバーである平川亮になる可能性が高い。
ベアマン「接触は残念」
ベアマンはレース後に意気消沈し、ザントフォールトで達成したトップ10フィニッシュに続いて、強力なポイント獲得の可能性を悔やんだ。
レース後にモータースポーツ・ウィークを含むメディアに問われた際、彼はこう語った。「まだ完全には見返していない。確認する必要があるけれど、残念だ。いいレースをしていたから」
「間違いなくポイント圏内だった。ボルトレトのすぐ後ろにいて、ハジャーの前にいたんだ。だから今日は間違いなくポイントを取れたはずだと思う」
イギリス人ドライバーはインシデントについて触れた。しかし、出場停止に近づける結果となったそのインシデントを振り返ってはいないと明かした。
「まだそのインシデントは見ていない。感情を入れずに見返すまでは難しい」
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