【SUPER GT】 MOTUL AUTECH GT-R、逆転でチャンピオンシップ連覇
11月15日(日)に栃木県茂木町のツインリンクもてぎにて、本年のSUPER GTシリーズ最終戦が行われ、予選12位から追い上げた#1 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が2位に入賞。ランキング首位だった#12 カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)を退け、2年連続でGT500チャンピオンの座を獲得した。
前日の予選は強い雨が降り、路面状況にマッチしなかった#1 GT-Rは、Q1で敗退。12番手グリッドからレースをスタートすることになった。
決勝レース日の15日は朝方まで降っていた雨が上がり、ドライコンディションで決勝レースのスタートを迎えられると考えられていた。しかし、スタート直前になって弱い雨が降り、レーシングコース全域の路面を濡らした。そのため、各チームはスタート直前に慌ただしくレインタイヤにスイッチ。レースの行方は全く読めない状況となった。
スタート後、雨は止み、徐々にレコードラインが乾いていく中、スタートドライバーのクインタレッリが序盤から速いペースを築いていた#1 GT-Rは、周回を追うごとに先行車をかわし、10周目には6位にまでポジションを上げていく。路面は完全にドライとなっていたためレインタイヤの消耗は激しく、各チームとも20周目前後で相次いでピットイン。ピットワークの正確さと迅速さを誇るNISMOは、ライバルのIMPULよりも3秒速いタイムで松田をコースに送り出すと、彼もアウトラップで粘りの走りを見せ、先にピットインし背後に迫っていた#12 GT-Rに再逆転のチャンスを与えなかった。この時点で#1 GT-Rは3位につけている。
その後、接触事故のためセーフティカー(SC)が導入され、再スタートで#1 GT-Rはトップに躍り出ることに。しかし、その後は、#37 RC-Fと攻防を続け、さらにGT300やバックマーカーに行く手を遮られてロスすることもあったが、#12 GT-Rとの位置関係は覆されることなく、53周目のチェッカーフラッグを2位で受け、チャンピオン獲得を確定した。松田は昨年に引き続き2度目のチャンピオン獲得となり、クインタレッリは2011年、2012年、そして昨年を合わせ4度目のGT500チャンピオンとなった。
NISMOチーム監督 鈴木豊
「勝因は、チーム全員の諦めない気持ちに尽きます。ロニーの頑張りもそうですし、ロスのないピットワークも今シーズンを象徴していると思います。メカニックたちがドラマを作ってくれたと言えるでしょう。次生のアウトラップも皆の頑張りに応えてくれた結果だと思います。本当にNISMOらしいレースができ、チャンピオンに結びつけることができました。ファンの皆様、一年間応援ありがとうございました」
#1 GT-Rドライバー 松田次生
「なんと言ってもロニーが前半頑張ってくれたし、その後のピットワークも凄かったですね。ドライバー交代やピット作業は、シーズン中ずっと練習してきたことだし、あの頑張りで僕もアウトラップで踏ん張れたと思います。後半は、ラインが1本しかなく、GT300やバックマーカーも絡んで、ヒヤヒヤすることも多く精神的にとてもタフなレースになりました。でも王者らしい、良いレースができたと思います」
#1 GT-Rドライバー ロニー・クインタレッリ
「スタート前に軽い雨が降ってくれて、ウェットスタートになったことは、私たちにとってラッキーでした。スタート前はタイヤ選択にものすごく悩んだのですが、結果的に一番良い条件で前半のレースができました。少ない雨量の時のレインタイヤのパフォーマンスを信じていたので、恵みの雨でしたね。フルプッシュできたことで、戦略的にも楽になりました。次生くんの粘り強い走りも凄かったね」
カテゴリー: F1 / 日産
前日の予選は強い雨が降り、路面状況にマッチしなかった#1 GT-Rは、Q1で敗退。12番手グリッドからレースをスタートすることになった。
決勝レース日の15日は朝方まで降っていた雨が上がり、ドライコンディションで決勝レースのスタートを迎えられると考えられていた。しかし、スタート直前になって弱い雨が降り、レーシングコース全域の路面を濡らした。そのため、各チームはスタート直前に慌ただしくレインタイヤにスイッチ。レースの行方は全く読めない状況となった。
スタート後、雨は止み、徐々にレコードラインが乾いていく中、スタートドライバーのクインタレッリが序盤から速いペースを築いていた#1 GT-Rは、周回を追うごとに先行車をかわし、10周目には6位にまでポジションを上げていく。路面は完全にドライとなっていたためレインタイヤの消耗は激しく、各チームとも20周目前後で相次いでピットイン。ピットワークの正確さと迅速さを誇るNISMOは、ライバルのIMPULよりも3秒速いタイムで松田をコースに送り出すと、彼もアウトラップで粘りの走りを見せ、先にピットインし背後に迫っていた#12 GT-Rに再逆転のチャンスを与えなかった。この時点で#1 GT-Rは3位につけている。
その後、接触事故のためセーフティカー(SC)が導入され、再スタートで#1 GT-Rはトップに躍り出ることに。しかし、その後は、#37 RC-Fと攻防を続け、さらにGT300やバックマーカーに行く手を遮られてロスすることもあったが、#12 GT-Rとの位置関係は覆されることなく、53周目のチェッカーフラッグを2位で受け、チャンピオン獲得を確定した。松田は昨年に引き続き2度目のチャンピオン獲得となり、クインタレッリは2011年、2012年、そして昨年を合わせ4度目のGT500チャンピオンとなった。
NISMOチーム監督 鈴木豊
「勝因は、チーム全員の諦めない気持ちに尽きます。ロニーの頑張りもそうですし、ロスのないピットワークも今シーズンを象徴していると思います。メカニックたちがドラマを作ってくれたと言えるでしょう。次生のアウトラップも皆の頑張りに応えてくれた結果だと思います。本当にNISMOらしいレースができ、チャンピオンに結びつけることができました。ファンの皆様、一年間応援ありがとうございました」
#1 GT-Rドライバー 松田次生
「なんと言ってもロニーが前半頑張ってくれたし、その後のピットワークも凄かったですね。ドライバー交代やピット作業は、シーズン中ずっと練習してきたことだし、あの頑張りで僕もアウトラップで踏ん張れたと思います。後半は、ラインが1本しかなく、GT300やバックマーカーも絡んで、ヒヤヒヤすることも多く精神的にとてもタフなレースになりました。でも王者らしい、良いレースができたと思います」
#1 GT-Rドライバー ロニー・クインタレッリ
「スタート前に軽い雨が降ってくれて、ウェットスタートになったことは、私たちにとってラッキーでした。スタート前はタイヤ選択にものすごく悩んだのですが、結果的に一番良い条件で前半のレースができました。少ない雨量の時のレインタイヤのパフォーマンスを信じていたので、恵みの雨でしたね。フルプッシュできたことで、戦略的にも楽になりました。次生くんの粘り強い走りも凄かったね」
カテゴリー: F1 / 日産