日産、選りすぐりのドライバーでニュルブルクリンク24時間レースに参戦
日産は今週末、GT-Rが開発されたコースであり、量産車モデルによる最速ラップタイムをマークした記念すべきニュルブルクリンクに戻ってきます。日産は、グローバルドライバーたちを集結させたオールスターチームに「NISSAN GT-R NISMO GT3」でニュルブルクリンク24時間に挑む。
ミハエル・クルム、星野一樹、千代勝正、田中哲也は、ニスモ創立30周年を記念した#30 「NISSAN GT-R NISMO GT3」で参戦する。
最新の「NISSAN GT-R NISMO」でノルドシュライフェ(北コース)を7分8秒679という新記録で走破したのが、ミハエル・クルムだった。
「世界屈指のGTマシンたちを相手に『NISSAN GT-R NISMO GT3』でニュルブルクリンクを舞台に戦うチャンスを与えられたことは、NISSAN GT-Rの強さを披露する最高の機会となります」とミハエル・クルムは述べた。
「世界で最も過酷な耐久レースですし、その戦いも熾烈です。チームの一員となれてとても興奮していますし、この大きな挑戦を楽しみにしています。このマシンの素晴らしいポテンシャルを考えれば、間違いなくポディウムのチャンスがあると思っています。みんなが必死で取り組むことはもちろん、同時に運にも恵まれて欲しいですね」
SUPER GTで活躍する星野一樹は、ニュルブルクリンク24時間で優勝することを長年の目標としてきた。2014年こそ、その年になることを心から願っている。
「ニュルブルクリンク24時間で勝つことは、長年の僕の夢でした」と星野は述べました。「自身6度目の今年の挑戦は、念願のトップカテゴリー(GT3)で、車は初年度からずっと開発に携わっている「NISSAN GT-R NISMO GT3」での参戦です!先月のVLN4に参戦し、本戦に向けてたくさんのデータを取ることができましたし、かなりの手ごたえもつかみました。世界で最も過酷なサーキットのノルドシュライフェで活躍し、「日産にはこんなにすごい車があるんだ!」ということを証明したいと思っています。もちろん簡単ではないと思いますが、チーム一丸、全員の力を合わせて頑張ります!日本からの応援、よろしくお願いします」
チームメイトの田中哲也は、「日産80周年、ニスモ30周年の記念となるレースに『NISSAN GT-R NISMO GT3』で参加できることは本当に誇りでもあり名誉なことで、今まで私自身が目標としていたこのレースでの優勝を実現してくれるパッケージだといえます。過去の私個人の最高位はR34 GT-Rで獲得した総合5位で表彰台に届いていないのですが、今年は一気に優勝を目指したいと思います。『NISSAN GT-R NISMO』の開発にも携わったこのニュルで、24時間レースにおいてもGT3仕様のGTーRが最高のパフォーマンスを発揮できるだろうと確信しています」と語った。
今年、初参戦となる千代勝正は、「こうして伝統のニュルブルクリンク24時間レースに、そして素晴らしいチームメイトととも『NISSAN GT-R』で参戦できる事を本当に嬉しく思います。初挑戦になりますが、このコースでのトレーニングはもちろん、先日のVLNレースに『NISSAN GT-R NISMO GT3』でテスト参戦させて頂き、事前に経験を積むことが出来ました。しかし最後まで何が起こるか分からない24時間レースですので、最後の1周まで気を引き締めて、チームと共に優勝目指して全力を尽くして頑張りたいと思います」と決意を述べた。
ニック・ハイドフェルド、フローリアン・ストラウス、ルーカス・オルドネス、アレックス・バンコムは、日産の創立80周年を記念した#80 「NISSAN GT-R NISMO GT3」を駆る。
元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドは、ノルドシュライフェでのレース参戦経験もあり、「緑の地獄」として知られるこのコースで待ち受ける試練を十分に理解している。
「ノルドシュライフェは習得が最も難しいサーキットのひとつです」とニック・ハイドフェルドは述べた。
「このレースには2年前に参戦し、今年また参戦できれば前回の経験が多少は活かせると思っていました。でもノルドシュライフェではそうはいきません。大変距離の長いコースで、コーナーもブラインドスポットも多いのです。通常、1回のレースでは5〜6週走ればコースの感触を得ることができ、そこからマシンのセットアップを始めることができます。ここは一周が長いし、他に3人のドライバーが同じマシンをドライブするので、それぞれが2周走ったところでセットアップを見つけなくてはなりません。これも、このコースへの挑戦に独特の難しさがある理由のひとつです」
ルーカス・オルドネスは既にニュルブルクリンク24時間でクラス優勝を経験しているが、今回はこのレースで最高峰のGT3クラスを戦う。
「2012年に『NISSAN GT-R Club Track edition』でクラス優勝し、200台を超える中で総合でも30位でフィニッシュして、GT-Rがフルレース仕様のマシンにも太刀打ちできることを証明しました」とオルドネスは述べました。「GT3クラスはとても競争が厳しいクラスですが、私たちには速いマシンがあります。VLNレースを何度か戦い、プラクティスやレースでのトップタイムやポールポジションを獲得するなど、とてもいいリザルトを獲得しました。ピレリも私たちのために素晴らしいタイヤを開発してくれたので、好リザルトを期待しています」
「ニュルブルクリンクで勝つことは大変難しく、自分が管理できること以外にも多くの要素が絡むのですが、いつも通り、私たちは全力を尽くしていきます」とオルドネスは続けました。「ノルドシュライフェは地球上で最もチャレンジングで、エキサイティングで、危険なコースです。ほんのわずかなミスも許される余地がないので、どのドライバーも十分にそのことを留意しつつ、最大級の敬意を払うのです」
2014年ニュルブルクリンク24時間は、土曜日16時(現地時間)にスタートする。
GTアカデミードイツの審査委員長で元F1パイロットのニック・ハイドフェルドは、昨年のアカデミーで勝者にフローリアン・ストラウスを選出した。そして今回、ハイドフェルドはそのストラウスと共に、世界でも最も過酷な耐久レースに挑む。
「GTアカデミーが現実のレースで活躍できる才能を発掘したことに、とても感動しました」とニック。ハイドフェルドは述べた。
「この何年かの間に、モータースポーツへの登竜門としての王道として認知されることは間違いないと思いますが、このようなアイディアが現実に活用されるようになったことは、実に素晴らしいと思います。数週間前にルーカス(オルドネス)に会うまでは、彼が元ゲーマーだとは思っていませんでした。この数年間にいくつものレースで活躍した、レーシングドライバーとして彼の名前を聞いていたのです」
「フローリアンに関しては、私自身がGTアカデミーで発掘することにも関わっていましたし、まだレース経験は数ヶ月しかありません」とハイドフェルドは続けました。「一方で、ドイツだけでこのチャンスをつかむために10万人以上の人が挑んでいるのです。GTアカデミーがその中から本当にベストの人を見いだすのですから、それだけでまずまずの才能を持っているはずです。私がこのプロジェクトで気に入っているのは、カートなどこれまでモータースポーツの入門カテゴリーとされていた方法がコストの高騰で手が出せない人たちにもチャンスを与えることができることです」
カテゴリー: F1 / 日産
ミハエル・クルム、星野一樹、千代勝正、田中哲也は、ニスモ創立30周年を記念した#30 「NISSAN GT-R NISMO GT3」で参戦する。
最新の「NISSAN GT-R NISMO」でノルドシュライフェ(北コース)を7分8秒679という新記録で走破したのが、ミハエル・クルムだった。
「世界屈指のGTマシンたちを相手に『NISSAN GT-R NISMO GT3』でニュルブルクリンクを舞台に戦うチャンスを与えられたことは、NISSAN GT-Rの強さを披露する最高の機会となります」とミハエル・クルムは述べた。
「世界で最も過酷な耐久レースですし、その戦いも熾烈です。チームの一員となれてとても興奮していますし、この大きな挑戦を楽しみにしています。このマシンの素晴らしいポテンシャルを考えれば、間違いなくポディウムのチャンスがあると思っています。みんなが必死で取り組むことはもちろん、同時に運にも恵まれて欲しいですね」
SUPER GTで活躍する星野一樹は、ニュルブルクリンク24時間で優勝することを長年の目標としてきた。2014年こそ、その年になることを心から願っている。
「ニュルブルクリンク24時間で勝つことは、長年の僕の夢でした」と星野は述べました。「自身6度目の今年の挑戦は、念願のトップカテゴリー(GT3)で、車は初年度からずっと開発に携わっている「NISSAN GT-R NISMO GT3」での参戦です!先月のVLN4に参戦し、本戦に向けてたくさんのデータを取ることができましたし、かなりの手ごたえもつかみました。世界で最も過酷なサーキットのノルドシュライフェで活躍し、「日産にはこんなにすごい車があるんだ!」ということを証明したいと思っています。もちろん簡単ではないと思いますが、チーム一丸、全員の力を合わせて頑張ります!日本からの応援、よろしくお願いします」
チームメイトの田中哲也は、「日産80周年、ニスモ30周年の記念となるレースに『NISSAN GT-R NISMO GT3』で参加できることは本当に誇りでもあり名誉なことで、今まで私自身が目標としていたこのレースでの優勝を実現してくれるパッケージだといえます。過去の私個人の最高位はR34 GT-Rで獲得した総合5位で表彰台に届いていないのですが、今年は一気に優勝を目指したいと思います。『NISSAN GT-R NISMO』の開発にも携わったこのニュルで、24時間レースにおいてもGT3仕様のGTーRが最高のパフォーマンスを発揮できるだろうと確信しています」と語った。
今年、初参戦となる千代勝正は、「こうして伝統のニュルブルクリンク24時間レースに、そして素晴らしいチームメイトととも『NISSAN GT-R』で参戦できる事を本当に嬉しく思います。初挑戦になりますが、このコースでのトレーニングはもちろん、先日のVLNレースに『NISSAN GT-R NISMO GT3』でテスト参戦させて頂き、事前に経験を積むことが出来ました。しかし最後まで何が起こるか分からない24時間レースですので、最後の1周まで気を引き締めて、チームと共に優勝目指して全力を尽くして頑張りたいと思います」と決意を述べた。
ニック・ハイドフェルド、フローリアン・ストラウス、ルーカス・オルドネス、アレックス・バンコムは、日産の創立80周年を記念した#80 「NISSAN GT-R NISMO GT3」を駆る。
元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドは、ノルドシュライフェでのレース参戦経験もあり、「緑の地獄」として知られるこのコースで待ち受ける試練を十分に理解している。
「ノルドシュライフェは習得が最も難しいサーキットのひとつです」とニック・ハイドフェルドは述べた。
「このレースには2年前に参戦し、今年また参戦できれば前回の経験が多少は活かせると思っていました。でもノルドシュライフェではそうはいきません。大変距離の長いコースで、コーナーもブラインドスポットも多いのです。通常、1回のレースでは5〜6週走ればコースの感触を得ることができ、そこからマシンのセットアップを始めることができます。ここは一周が長いし、他に3人のドライバーが同じマシンをドライブするので、それぞれが2周走ったところでセットアップを見つけなくてはなりません。これも、このコースへの挑戦に独特の難しさがある理由のひとつです」
ルーカス・オルドネスは既にニュルブルクリンク24時間でクラス優勝を経験しているが、今回はこのレースで最高峰のGT3クラスを戦う。
「2012年に『NISSAN GT-R Club Track edition』でクラス優勝し、200台を超える中で総合でも30位でフィニッシュして、GT-Rがフルレース仕様のマシンにも太刀打ちできることを証明しました」とオルドネスは述べました。「GT3クラスはとても競争が厳しいクラスですが、私たちには速いマシンがあります。VLNレースを何度か戦い、プラクティスやレースでのトップタイムやポールポジションを獲得するなど、とてもいいリザルトを獲得しました。ピレリも私たちのために素晴らしいタイヤを開発してくれたので、好リザルトを期待しています」
「ニュルブルクリンクで勝つことは大変難しく、自分が管理できること以外にも多くの要素が絡むのですが、いつも通り、私たちは全力を尽くしていきます」とオルドネスは続けました。「ノルドシュライフェは地球上で最もチャレンジングで、エキサイティングで、危険なコースです。ほんのわずかなミスも許される余地がないので、どのドライバーも十分にそのことを留意しつつ、最大級の敬意を払うのです」
2014年ニュルブルクリンク24時間は、土曜日16時(現地時間)にスタートする。
GTアカデミードイツの審査員、ニック・ハイドフェルドが2013年勝者と共にニュルブルクリンクに参戦
GTアカデミードイツの審査委員長で元F1パイロットのニック・ハイドフェルドは、昨年のアカデミーで勝者にフローリアン・ストラウスを選出した。そして今回、ハイドフェルドはそのストラウスと共に、世界でも最も過酷な耐久レースに挑む。
「GTアカデミーが現実のレースで活躍できる才能を発掘したことに、とても感動しました」とニック。ハイドフェルドは述べた。
「この何年かの間に、モータースポーツへの登竜門としての王道として認知されることは間違いないと思いますが、このようなアイディアが現実に活用されるようになったことは、実に素晴らしいと思います。数週間前にルーカス(オルドネス)に会うまでは、彼が元ゲーマーだとは思っていませんでした。この数年間にいくつものレースで活躍した、レーシングドライバーとして彼の名前を聞いていたのです」
「フローリアンに関しては、私自身がGTアカデミーで発掘することにも関わっていましたし、まだレース経験は数ヶ月しかありません」とハイドフェルドは続けました。「一方で、ドイツだけでこのチャンスをつかむために10万人以上の人が挑んでいるのです。GTアカデミーがその中から本当にベストの人を見いだすのですから、それだけでまずまずの才能を持っているはずです。私がこのプロジェクトで気に入っているのは、カートなどこれまでモータースポーツの入門カテゴリーとされていた方法がコストの高騰で手が出せない人たちにもチャンスを与えることができることです」
カテゴリー: F1 / 日産