日産、GT-R NISMOを発表
日産は、GT-R NISMOを2月末より全国一斉に発売することを発表した。価格は1,501万円(税込)
GT-R NISMOは、発売以来、圧倒的なパフォーマンスを誇るスーパースポーツカーとして認知されている「NISSAN GT-R」に、日産のモータースポーツを担っているNISMOの数十年にもおよぶレーシングテクノロジーの蓄積を今回フィードバック。レーシングカー譲りの究極のハイパフォーマンスを実現するためにファクトリーチューンを施した「NISSAN GT-R NISMO」は、NISMOシリーズのフラッグシップとなるモデル。
GT-R NISMOは、あらゆるデザインは機能をともなっているという昔からのレーシング哲学に則った専用のスタイリングを特徴としている。ニュルブルクリンク24時間レース、FIA-GT1やSUPER GTをはじめとするモータースポーツ活動から学んだ数多くの技術を、空力性能、サスペンション、パワートレインなどに採り入れ、日常走行でもスポーツ走行でも通用するパフォーマンスを徹底して追求し、両立させている。
GT-R NISMOは、2014年2月末の日本を皮切りに、米国、欧州で発売予定。
日産自動車の社長であるカルロス ゴーンは「このモデルは最速の『NISSAN GT-R』であり、『NISSAN GT-R NISMO』の誕生によってハイパフォーマンスを求めるエンスージアストの夢が叶います。飛躍的に向上した空力性能と精密なハンドリングが、最高レベルのパフォーマンスを可能にします。」と述べた。
またGT-R NISMOは、NISMO専用オプションパックを装着して、世界で最も過酷な路面状況で知られるドイツのニュルブルクリンク北コースで、量産車最速となる7分08秒679のラップタイムを記録した。
カルロス・ゴーンは「ニュルブルクリンクでのラップタイムはスーパースポーツカーのスタンダードとなっており、私たちはその量産車の記録を更新したのです。」と述べた。
NISMO専用チューニングの3.8リッターV6 VR38DETTエンジンを搭載。様々な変更を加えたことで最高出力600PS(441kw)、最大トルク652Nm(66.5 kgf・m)を発生。NISSAN GT-R NISMO GT3にも使われている高効率大容量の専用タービンを搭載し、気筒毎に最適な点火時期をコントロールする制御の採用に加え、最適な燃料噴射量をコントロールするインジェクター駆動回路を採用。NISMOエンブレム付きの専用エンジンカバーを標準装備。
シャシー
「NISSAN GT-R NISMO」のフロントおよびリヤサスペンションのスプリングと特注のビルシュタインダンプトロニックダンパーは、極限状態でも路面に吸い付くようなグリップや正確なステアリング応答性を実現するために専用チューニング。走行中に3パターンのサスペンションモードが選択可能。レースから着想を得たサスペンション設定を補完するため、ワイドリムフロントホイール(20x10.0J)とサイズアップした専用の高剛性ハブボルト、専用タイヤ(前輪:255/40 ZRF20、後輪:285/35 ZRF20)を採用。ハイスピードでのコーナリング時のホイール位置を最適化し、操縦安定性を向上させるため、フロントダブルウィッシュボーン式サスペンションに専用アッパーリンクを採用し、キャスタートレールを拡大。コーナリングやレーンチェンジの際の車体の横揺れを最小化するため、「NISSAN GT-R NISMO」は、重量を低減しながらロール剛性を高めるφ17.3mm中空スタビライザーをリヤサスペンションに採用。
ボディ
高負荷時でもサスペンションの精度の高い動作を確保するため、ボディ結合部には通常のスポット溶接に加え、構造用接着剤による補強も追加し、ボディ剛性を高めている。これはアフターマーケットでは実現できない、NISMOによる「ファクトリーチューン」。
エクステリアデザイン
「NISSAN GT-R」の力強いプレゼンスは、「NISSAN GT-R NISMO」に強大なダウンフォースを発生させるボディパーツが加わることでかつてないほどに向上。NISMOは、空気の流れを分析する最新のシミュレーション技術を用い、空気抵抗への影響を最小化しながら、路面追従性を向上させるエアロパッケージを開発。「NISSAN GT-R NISMO」の空力性能を高める専用装備として、フロントにカーボン製バンパーとアンダーカバーのエアストレーキを、リヤにはカーボン製のリヤスポイラーを採用。NISMOのモータースポーツ活動での経験を生かし、カーボンファイバー素材をバンパー、リヤスポイラー、サイドシルカバー、アンダーカバーなどに幅広く採用し、軽量化、低重心化を実現。空力性能は、風洞での徹底的な実験や最新のシミュレーション技術を駆使して開発されました。ダウンフォースは300km/hでプラス100kg、最適化された前後の空力特性は、4輪の接地荷重変動を最小化し、車両の優れたバランスを確保。左右に張り出したフロントバンパーと、後方に延長し絞り込まれた形状のリヤバンパーにより、Cd値は「NISSAN GT-R」14年モデルと同じ0.26を達成。SUPER GT GT500クラスに参戦するGT-Rレースカーに着想を得た6本スポークのレイズ製アルミ鍛造ホイール。ブリリアントホワイトパール、メテオフレークブラックパール、アルティメイトメタルシルバー、バイブラントレッドに、「NISSAN GT-R NISMO」専用色として、その堂々としたエクステリアの力強さを最大限に表すダークマットグレーを加えた全5色の魅力的なボディーカラーを設定。
インテリア
「NISSAN GT-R NISMO」のコックピットは、NISMOのアイデンティティーであるレッドをあしらったデザイン。人間工学的に基づいて造形されたRECARO製NISMO専用カーボンバックバケットシート(欧州および日本仕様)が乗員を快適にしっかりと支え、ドライビングをサポート。
NISMOレーシングドライバーたちからアドバイスを受けたステアリングホイールは、レッドセンターマークとレッドステッチ付きのアルカンターラ巻3本スポークを採用。グリップ、フィードバック、快適性を最高のバランスで実現。NISMO専用カーボン調コンビメーターを装備。タコメーターはレッドリング付き。メーターリッドにもアルカンターラを採用。シート、センターコンソール、ドアトリム、ステアリングホイールにレッドステッチがあしらわれ、クルマの全体的な雰囲気にスパイスと感性を追加。
関連:日産 GT-Rニスモ、ニュルで量産車での最速ラップタイムを記録
カテゴリー: F1 / 日産
GT-R NISMOは、発売以来、圧倒的なパフォーマンスを誇るスーパースポーツカーとして認知されている「NISSAN GT-R」に、日産のモータースポーツを担っているNISMOの数十年にもおよぶレーシングテクノロジーの蓄積を今回フィードバック。レーシングカー譲りの究極のハイパフォーマンスを実現するためにファクトリーチューンを施した「NISSAN GT-R NISMO」は、NISMOシリーズのフラッグシップとなるモデル。
GT-R NISMOは、あらゆるデザインは機能をともなっているという昔からのレーシング哲学に則った専用のスタイリングを特徴としている。ニュルブルクリンク24時間レース、FIA-GT1やSUPER GTをはじめとするモータースポーツ活動から学んだ数多くの技術を、空力性能、サスペンション、パワートレインなどに採り入れ、日常走行でもスポーツ走行でも通用するパフォーマンスを徹底して追求し、両立させている。
GT-R NISMOは、2014年2月末の日本を皮切りに、米国、欧州で発売予定。
日産自動車の社長であるカルロス ゴーンは「このモデルは最速の『NISSAN GT-R』であり、『NISSAN GT-R NISMO』の誕生によってハイパフォーマンスを求めるエンスージアストの夢が叶います。飛躍的に向上した空力性能と精密なハンドリングが、最高レベルのパフォーマンスを可能にします。」と述べた。
またGT-R NISMOは、NISMO専用オプションパックを装着して、世界で最も過酷な路面状況で知られるドイツのニュルブルクリンク北コースで、量産車最速となる7分08秒679のラップタイムを記録した。
カルロス・ゴーンは「ニュルブルクリンクでのラップタイムはスーパースポーツカーのスタンダードとなっており、私たちはその量産車の記録を更新したのです。」と述べた。
NISSAN GT-R NISMO
エンジンNISMO専用チューニングの3.8リッターV6 VR38DETTエンジンを搭載。様々な変更を加えたことで最高出力600PS(441kw)、最大トルク652Nm(66.5 kgf・m)を発生。NISSAN GT-R NISMO GT3にも使われている高効率大容量の専用タービンを搭載し、気筒毎に最適な点火時期をコントロールする制御の採用に加え、最適な燃料噴射量をコントロールするインジェクター駆動回路を採用。NISMOエンブレム付きの専用エンジンカバーを標準装備。
シャシー
「NISSAN GT-R NISMO」のフロントおよびリヤサスペンションのスプリングと特注のビルシュタインダンプトロニックダンパーは、極限状態でも路面に吸い付くようなグリップや正確なステアリング応答性を実現するために専用チューニング。走行中に3パターンのサスペンションモードが選択可能。レースから着想を得たサスペンション設定を補完するため、ワイドリムフロントホイール(20x10.0J)とサイズアップした専用の高剛性ハブボルト、専用タイヤ(前輪:255/40 ZRF20、後輪:285/35 ZRF20)を採用。ハイスピードでのコーナリング時のホイール位置を最適化し、操縦安定性を向上させるため、フロントダブルウィッシュボーン式サスペンションに専用アッパーリンクを採用し、キャスタートレールを拡大。コーナリングやレーンチェンジの際の車体の横揺れを最小化するため、「NISSAN GT-R NISMO」は、重量を低減しながらロール剛性を高めるφ17.3mm中空スタビライザーをリヤサスペンションに採用。
ボディ
高負荷時でもサスペンションの精度の高い動作を確保するため、ボディ結合部には通常のスポット溶接に加え、構造用接着剤による補強も追加し、ボディ剛性を高めている。これはアフターマーケットでは実現できない、NISMOによる「ファクトリーチューン」。
エクステリアデザイン
「NISSAN GT-R」の力強いプレゼンスは、「NISSAN GT-R NISMO」に強大なダウンフォースを発生させるボディパーツが加わることでかつてないほどに向上。NISMOは、空気の流れを分析する最新のシミュレーション技術を用い、空気抵抗への影響を最小化しながら、路面追従性を向上させるエアロパッケージを開発。「NISSAN GT-R NISMO」の空力性能を高める専用装備として、フロントにカーボン製バンパーとアンダーカバーのエアストレーキを、リヤにはカーボン製のリヤスポイラーを採用。NISMOのモータースポーツ活動での経験を生かし、カーボンファイバー素材をバンパー、リヤスポイラー、サイドシルカバー、アンダーカバーなどに幅広く採用し、軽量化、低重心化を実現。空力性能は、風洞での徹底的な実験や最新のシミュレーション技術を駆使して開発されました。ダウンフォースは300km/hでプラス100kg、最適化された前後の空力特性は、4輪の接地荷重変動を最小化し、車両の優れたバランスを確保。左右に張り出したフロントバンパーと、後方に延長し絞り込まれた形状のリヤバンパーにより、Cd値は「NISSAN GT-R」14年モデルと同じ0.26を達成。SUPER GT GT500クラスに参戦するGT-Rレースカーに着想を得た6本スポークのレイズ製アルミ鍛造ホイール。ブリリアントホワイトパール、メテオフレークブラックパール、アルティメイトメタルシルバー、バイブラントレッドに、「NISSAN GT-R NISMO」専用色として、その堂々としたエクステリアの力強さを最大限に表すダークマットグレーを加えた全5色の魅力的なボディーカラーを設定。
インテリア
「NISSAN GT-R NISMO」のコックピットは、NISMOのアイデンティティーであるレッドをあしらったデザイン。人間工学的に基づいて造形されたRECARO製NISMO専用カーボンバックバケットシート(欧州および日本仕様)が乗員を快適にしっかりと支え、ドライビングをサポート。
NISMOレーシングドライバーたちからアドバイスを受けたステアリングホイールは、レッドセンターマークとレッドステッチ付きのアルカンターラ巻3本スポークを採用。グリップ、フィードバック、快適性を最高のバランスで実現。NISMO専用カーボン調コンビメーターを装備。タコメーターはレッドリング付き。メーターリッドにもアルカンターラを採用。シート、センターコンソール、ドアトリム、ステアリングホイールにレッドステッチがあしらわれ、クルマの全体的な雰囲気にスパイスと感性を追加。
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カテゴリー: F1 / 日産