日産フォーミュラEチーム、ディルイーヤe-Prixでポイント獲得
日産自動車は、1月27日~28日のサウジアラビアのディルイーヤで開催されたフォーミュラE世界選手権シーズン9の第2戦と第3戦に参戦し、今シーズン初のポイントを獲得した。

サッシャ・フェネストラズは、ダブルヘッダーの初日は17位だったが、2日目は決勝で速さを見せ、チームにとって初のポイント獲得となる8位でフィニッシュした。一方、ノーマン・ナトーも高いポテンシャルを発揮し、初日12位、2日目を14位でフィニッシュした。

日産フォーミュラEのゼネラルマネージャーであり、日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターであるトマソ・ヴォルペは「二つの思いがありますね。ディルイーヤから導入した新しいプロセスはうまく機能しましたし、チームもレースを重ねるごとに成長しています。予選では、悔しいミスがいくつかありましたが、両ドライバーとも良いレース展開で、順位を上げることができました。特にフェネストラズのレースは素晴らしかったですね。初のポイント獲得は喜ばしいことです。しかし、私たちはもっと上を目指せると思います。戦略も上手くいっていますし、チームとして強さを感じるので、残りのシーズンに向けて期待が持てます。選手権はまだ始まったばかりですから、細かい点に集中しながら前進を続けていきます」と述べた。

「また、カスタマー・チームのマクラーレンが初のポールポジションと表彰台を獲得し、『日産e-4ORCE 04』マシンの実力が証明されました。本当に嬉しいですね。おめでとうございます。2週間後のインドに向けて、引き続き準備を重ねていきます。ポテンシャルをフルに発揮するためには、まだまだやるべきことがたくさんありますが、チームは正しい方向に進んでいます」

フォーミュラEシーズン9の第4戦は、インドのハイデラバードで2月11日に開催されます。

サッシャ・フェネストラズ
「フォーミュラEで初めてポイントを獲得し、うれしかったですね。予選はもっと上に行けたかもしれませんが、この週末の進歩や学びには満足しています。決勝は良いペースで走れていますが、まだまだ学ぶべきことがたくさんあります。常に接戦ですし、予選でひとつでも小さなミスを犯せば、本当に大きな犠牲を払うことになります。しかし、チームはメキシコのレースから大きく改善しました。この勢いを維持して、インドの新しいコースに挑み、さらに多くのポイントを獲得したいですね」

ノーマン・ナトー
「この週末はまずまずの出来でした。良かった点もたくさんありましたし、今後のレースに向けて何をしなければならないかも把握しています。ポテンシャルをフルに発揮するためには、予選でのタイヤの使い方をもっと理解する必要があると思います。まだシーズン序盤ですし、課題があることは分かっていました。予選から常に接戦なので、コンマ1秒が大きな意味を持ちます。私たちはペースが良く、両日とも順位を上げることができました。もし、もう少し上の順位からスタートできていたら、トップ10入りのチャンスは高まったはずです。フェネストラズとチームが今シーズン初のポイントを獲得でき、とても嬉しく思います。ここからはもっと良い成績を残せるよう、インドに向けて集中していきます」

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カテゴリー: F1 / 日産 / フォーミュラE