日産、フェアレディZ プロトタイプを公開
日産自動車は、日産パビリオンにおいて、日産を代表する歴史あるスポーツカーである「フェアレディZ」のプロトタイプモデル「フェアレディZ プロトタイプ」を世界中のZファンが参加するオンラインイベントで公開しました。「フェアレディZ プロトタイプ」は、内外装のデザインを一新するとともに、V6ツインターボエンジンとマニュアルトランスミッションを組み合わせたパワートレインを搭載しています。
5月に公開された、“Nissan A-Z”の動画内で予告した「フェアレディZ プロトタイプ」は、50年に及ぶ歴史を持つ「フェアレディZ」の伝統と現代的な雰囲気を組み合わせた新しいスポーツカーです。
「ピュアスポーツカーのZは、日産のスピリットそのものです。そして今取り組んでいる事業構造改革ニッサンネクストの、とても重要なモデルでもあります。ニッサンネクストは、AからZ、つまり他がやらぬことをやる、私たちの姿勢を表しています。Zのファンである私が、今日、この「フェアレディZ プロトタイプ」を発表できることを誇りに思います。」と、日産の社長兼CEOの内田 誠は述べました。
エクステリア:過去から未来へ引き継がれるもの
「レトロモダンなテーマと、フューチャリズムを組み合わせることは我々にとっての挑戦でした。デザイナー達は、歴代のモデルを振り返り、数えきれないほどのスケッチを描き、多くの議論を重ね、この『フェアレディZ プロトタイプ』にたどり着きました。」とグローバルデザイン担当専務執行役員のアルフォンソ アルバイサは述べました。
日本のデザインチームによって描かれ、開発された「フェアレディZ プロトタイプ」は、初代S30型のシルエットやフロント&リアのアイコニックなモチーフを引き継いだ魅力的なデザインに仕上がっています。また、歴代Zの持つ黄色をソリッドパールの光と影のコントラストにより世界に類を見ない鮮やかでメリハリのある黄色いボディカラーを開発しました。さらにブラックルーフとの組み合わせによりモダンで未来的なカラーコンビネーションをデザインしました。
フードのバルジ形状やLEDヘッドランプのティアドロップ形状は、S30型のデザインを彷彿とさせます。また、四角いジオメトリックなグリル開口も歴代Zの持つアイコンを継承しており、内側の楕円形のフィンはリアコンビなどにも使われている統一されたグラフィックによってZ独自の世界観を印象づけるだけでなく、スポーティーさとエレガントさを兼ね備えたデザインが表現されています。
「LEDヘッドライトにある2つの半円のデザインは、1970年代に販売された「240ZG」をイメージしています。「240ZG」はヘッドライトのドーム型レンズによって円状のリフレクションを作り出すデザインを採用していました。我々はそのユニークな特徴と、そのZらしさを大事にし『フェアレディZ プロトタイプ』に反映しました」と、アルフォンソ アルバイサは語りました。
サイドシルエットは、長いノーズから続くルーフラインの先に垂直に切り立つテールエンドと、フロントフェンダーよりもわずかに低く、なだらかに傾斜するリアのデザインによって、S30型がもつ特徴的なサイドシルエットを表現しています。
リアのデザインは、S30やZ32などいくつかの歴代Zが持つテールランプからインスピレーションを得たデザインテーマを現代風にアレンジし、より魅力的でZ特有のデザインに仕上がっています。そのテールランプはレイヤー形状に光り輝く美しくもハイテックで先進的な光の演出が特徴的です。
カーボンで成型されたサイドシルやリアバンパー、そしてフロントバンパー下のチンスポイラーはスポーツカーとしてのパフォーマンスの高さを感じることができ、19インチのアルミホイールと左右に配されたマフラーは「フェアレディZ プロトタイプ」の存在感を強く表現しています。
インテリア:最新技術とオーセンティックの融合
スポーツカーとしてのドライビングを楽しむドライバーのためにデザインされた「フェアレディZ プロトタイプ」のコックピットは、オーセンティックさと最新の技術を融合したデザインとなっています。
このインテリアデザインは、プロのレーシングドライバーと共に理想的なメーターデザインや室内空間の在り方を検討してきました。それを最も特徴づける部分は、12.3インチのフルデジタルメーターディスプレイです。エンジン回転計の針が真上を示すと同時に、シフトアップインジケーターが点滅しドライバーにシフトアップを促し、スポーツドライビングをアシストします。またクルマの状態を示す他の計器類も、一目でクルマが最適な状態であることがわかるようにデザインされています。
新たにデザインされたZ専用のステアリングは、スポーツカーであることを表現するディープコーン形状とし、操作性のよいグリップ形状や視認性良くまとまったスイッチ類によってスポーツカーとしての性能を最大限引き出すポテンシャルを兼ね備えたデザインです。
ボディカラーに合わせた黄色いステッチがインストルメントパネルの各所に施され、シート中央部にはグラデーション加工された黄色いストライプ模様がデザインされており、エモーショナルで立体感のあるスポーティーなインテリアを演出しています。
スポーツカーを操る楽しさを提供:ダイナミックパフォーマー
「フェアレディZ」は多くの人にスポーツカーを所有する喜びと、運転する楽しさを提供してきました。「フェアレディZ プロトタイプ」のチーフプロダクトスペシャリストである田村 宏志は次のように述べています。「Zはいつの時代もスポーツカーを操る楽しさを提供する“ダイナミックパフォーマー”です。お客さまがクルマとの一体感を感じながら、その高い性能を楽しむことができる。これはどの世代のZにも共通するものであり、我々の情熱と挑戦の証なのです。」
Zはいつの時代もその時代をリードするパワフルなエンジンを搭載してきました。それは「フェアレディZ プロトタイプ」も例外ではありません。シャープで長いボンネットの下には6速のマニュアルトランスミッションが組み合わされたV6ツインターボエンジンが搭載されています。そして現在新しいZの発売に向け、Zに求められる性能と扱いやすさの開発が進められています。
CEOの内田は語りました。「今年の夏に発表した最新のEVである『アリア』は、最先端の電動化、運転支援技術を搭載し、これまでになかった全く新しいドライビングを提供します。そして、革新の伝統を受け継ぐZは、ドライバーが主役の、ピュアスポーツカーとして、世に送り出します。Zは、私たち日産のDNA、情熱そのものです。」
カテゴリー: F1 / 日産 / 自動車ニュース
5月に公開された、“Nissan A-Z”の動画内で予告した「フェアレディZ プロトタイプ」は、50年に及ぶ歴史を持つ「フェアレディZ」の伝統と現代的な雰囲気を組み合わせた新しいスポーツカーです。
「ピュアスポーツカーのZは、日産のスピリットそのものです。そして今取り組んでいる事業構造改革ニッサンネクストの、とても重要なモデルでもあります。ニッサンネクストは、AからZ、つまり他がやらぬことをやる、私たちの姿勢を表しています。Zのファンである私が、今日、この「フェアレディZ プロトタイプ」を発表できることを誇りに思います。」と、日産の社長兼CEOの内田 誠は述べました。
エクステリア:過去から未来へ引き継がれるもの
「レトロモダンなテーマと、フューチャリズムを組み合わせることは我々にとっての挑戦でした。デザイナー達は、歴代のモデルを振り返り、数えきれないほどのスケッチを描き、多くの議論を重ね、この『フェアレディZ プロトタイプ』にたどり着きました。」とグローバルデザイン担当専務執行役員のアルフォンソ アルバイサは述べました。
日本のデザインチームによって描かれ、開発された「フェアレディZ プロトタイプ」は、初代S30型のシルエットやフロント&リアのアイコニックなモチーフを引き継いだ魅力的なデザインに仕上がっています。また、歴代Zの持つ黄色をソリッドパールの光と影のコントラストにより世界に類を見ない鮮やかでメリハリのある黄色いボディカラーを開発しました。さらにブラックルーフとの組み合わせによりモダンで未来的なカラーコンビネーションをデザインしました。
フードのバルジ形状やLEDヘッドランプのティアドロップ形状は、S30型のデザインを彷彿とさせます。また、四角いジオメトリックなグリル開口も歴代Zの持つアイコンを継承しており、内側の楕円形のフィンはリアコンビなどにも使われている統一されたグラフィックによってZ独自の世界観を印象づけるだけでなく、スポーティーさとエレガントさを兼ね備えたデザインが表現されています。
「LEDヘッドライトにある2つの半円のデザインは、1970年代に販売された「240ZG」をイメージしています。「240ZG」はヘッドライトのドーム型レンズによって円状のリフレクションを作り出すデザインを採用していました。我々はそのユニークな特徴と、そのZらしさを大事にし『フェアレディZ プロトタイプ』に反映しました」と、アルフォンソ アルバイサは語りました。
サイドシルエットは、長いノーズから続くルーフラインの先に垂直に切り立つテールエンドと、フロントフェンダーよりもわずかに低く、なだらかに傾斜するリアのデザインによって、S30型がもつ特徴的なサイドシルエットを表現しています。
リアのデザインは、S30やZ32などいくつかの歴代Zが持つテールランプからインスピレーションを得たデザインテーマを現代風にアレンジし、より魅力的でZ特有のデザインに仕上がっています。そのテールランプはレイヤー形状に光り輝く美しくもハイテックで先進的な光の演出が特徴的です。
カーボンで成型されたサイドシルやリアバンパー、そしてフロントバンパー下のチンスポイラーはスポーツカーとしてのパフォーマンスの高さを感じることができ、19インチのアルミホイールと左右に配されたマフラーは「フェアレディZ プロトタイプ」の存在感を強く表現しています。
インテリア:最新技術とオーセンティックの融合
スポーツカーとしてのドライビングを楽しむドライバーのためにデザインされた「フェアレディZ プロトタイプ」のコックピットは、オーセンティックさと最新の技術を融合したデザインとなっています。
このインテリアデザインは、プロのレーシングドライバーと共に理想的なメーターデザインや室内空間の在り方を検討してきました。それを最も特徴づける部分は、12.3インチのフルデジタルメーターディスプレイです。エンジン回転計の針が真上を示すと同時に、シフトアップインジケーターが点滅しドライバーにシフトアップを促し、スポーツドライビングをアシストします。またクルマの状態を示す他の計器類も、一目でクルマが最適な状態であることがわかるようにデザインされています。
新たにデザインされたZ専用のステアリングは、スポーツカーであることを表現するディープコーン形状とし、操作性のよいグリップ形状や視認性良くまとまったスイッチ類によってスポーツカーとしての性能を最大限引き出すポテンシャルを兼ね備えたデザインです。
ボディカラーに合わせた黄色いステッチがインストルメントパネルの各所に施され、シート中央部にはグラデーション加工された黄色いストライプ模様がデザインされており、エモーショナルで立体感のあるスポーティーなインテリアを演出しています。
スポーツカーを操る楽しさを提供:ダイナミックパフォーマー
「フェアレディZ」は多くの人にスポーツカーを所有する喜びと、運転する楽しさを提供してきました。「フェアレディZ プロトタイプ」のチーフプロダクトスペシャリストである田村 宏志は次のように述べています。「Zはいつの時代もスポーツカーを操る楽しさを提供する“ダイナミックパフォーマー”です。お客さまがクルマとの一体感を感じながら、その高い性能を楽しむことができる。これはどの世代のZにも共通するものであり、我々の情熱と挑戦の証なのです。」
Zはいつの時代もその時代をリードするパワフルなエンジンを搭載してきました。それは「フェアレディZ プロトタイプ」も例外ではありません。シャープで長いボンネットの下には6速のマニュアルトランスミッションが組み合わされたV6ツインターボエンジンが搭載されています。そして現在新しいZの発売に向け、Zに求められる性能と扱いやすさの開発が進められています。
CEOの内田は語りました。「今年の夏に発表した最新のEVである『アリア』は、最先端の電動化、運転支援技術を搭載し、これまでになかった全く新しいドライビングを提供します。そして、革新の伝統を受け継ぐZは、ドライバーが主役の、ピュアスポーツカーとして、世に送り出します。Zは、私たち日産のDNA、情熱そのものです。」
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