MotoGP | スズキ:開幕戦 カタールGP 決勝レポート
長いシーズンオフが終わり、世界中の多くの期待に包まれ開幕した2019年MotoGPオープニングラウンドのカタールGPは、前日までの不安定なコンディションから一転し、好コンディションでスタート。共に素晴らしいスタートを切ったチームスズキエクスターライダーのアレックス・リンスとジョアン・ミルは、レース終盤まで続いた長く厳しいバトルの末、リンス4位、ミル8位と揃ってトップ10フィニッシュ。トップ15台のタイムはMotoGPクラス史上に残るほどの接戦で、トップ5台はわずか0.6秒内でチェッカーを受ける。
アレックス・リンスはオープニングラップを9番手で終えるが、その後、積極的にオーバーテイクを繰り返し、4周目にはトップに立つ。しかしトップグループはレース中盤まで9台が絡み、トップ争いは熾烈に。リンスは最終ラップまでタイヤをうまくマネージメントして最後までトップ5圏内で走行を続けるも、わずか0.1秒差で表彰台を逃す、悔しい4位でレースを終えた。
MotoGPデビューレースとなったジョアン・ミルは素晴らしいスタートを切り、オープニングラップに7番手までジャンプアップ。ルーキーながらトップライダーと互角に競り合いを繰り返し、序盤4番手まで順位を上げるが、終盤にいくつかポジションを落として8位でゴール。しかし新人らしからぬアグレッシブな走りは周りに強烈な印象を与えると共に、トップグループで走行したことでミルは多くの収穫を得て次戦に臨むこととなった。
河内健 テクニカルマネージャー
「良いレースでしたが、同時に非常に悔しいレースでもありました。しかしアレックスの昨シーズンからの成長が確認できたことはとても嬉しいです。アレックスにはまだマシンの方でリカバーできる面が色々とあることがこのレースで分かりましたので、そこは申し訳ない気持ちでいっぱいですが、我々もこれからまだまだ開発を続け、早くトップに立ちたいと思っています。一方、ジョアンはデビューレースをいきなりトップグループで走行し、最終的に8位でゴールという、期待以上の結果を残してくれました。今日は満点のレースだったと思います。このようにふたりのライダーで今後も競い合って、1日も早くトップに立てるようにこれからも努力を続けていきたいと思います。」
ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
「アレックスは序盤から終盤までレースを通してトップ争いをし、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。我々のマシンがストレートのスピードで苦戦したためにアレックスにとっては苦しい展開だったと思いますが、それを考慮すると、彼は本当に最後まで全力を出し切って頑張ってくれたのだと思います。このような我々のマシンとあまり相性の良くないサーキットで今日のような結果で終えることができたことは、チームにとってもポジティブな要素と言えるでしょう。ジョアンに関しては、デビューレースなので単独で走行せず、集団の中で走行して色々なことを学んで欲しいと願っていたのですが、まさかそれがいきなりトップ集団で学ぶことになるとは予想外でした。学ぶだけでなく、トップライダーを相手に勇敢にバトルする姿も見せ、期待以上のパフォーマンスを見せてくれ、今後が楽しみです。」
アレックス・リンス
「僕たちチームにとっては素晴らしいシーズン開幕になったよ。まさにシーズンオフのチームの努力が形になって現れたという感じだね。レースペースがそれほど速くなかったから、何度もトップに立って後ろを引き離そうとトライしたんだけど、ストレートでドビツィオーゾ(ドゥカティ)とマルケス(ホンダ)に抜かれてしまい、その繰り返しだった。カタールは僕たちのマシンには厳しいサーキットだと覚悟していたから、今日の結果には満足しているよ。」
ジョアン・ミル
「今日のレースには大満足だよ。FP4の良いペースをレースでもキープすることができたし、トップグループで走ることができたから、速いライダーの走りから多くのことを学ぶことができた。今の自分にはそれが最も大事なことだから、本当に勉強になったし、興味深かったよ。終盤にタイヤのグリップが落ちてからはプッシュを続けることができなくなってしまい残念だったけど、デビューレースとしては合格だったと思う。今日のようなレースがいつもできるように努力しつつ、レース毎に成長していきたいと思っているよ。」
カテゴリー: F1 / MotoGP
アレックス・リンスはオープニングラップを9番手で終えるが、その後、積極的にオーバーテイクを繰り返し、4周目にはトップに立つ。しかしトップグループはレース中盤まで9台が絡み、トップ争いは熾烈に。リンスは最終ラップまでタイヤをうまくマネージメントして最後までトップ5圏内で走行を続けるも、わずか0.1秒差で表彰台を逃す、悔しい4位でレースを終えた。
MotoGPデビューレースとなったジョアン・ミルは素晴らしいスタートを切り、オープニングラップに7番手までジャンプアップ。ルーキーながらトップライダーと互角に競り合いを繰り返し、序盤4番手まで順位を上げるが、終盤にいくつかポジションを落として8位でゴール。しかし新人らしからぬアグレッシブな走りは周りに強烈な印象を与えると共に、トップグループで走行したことでミルは多くの収穫を得て次戦に臨むこととなった。
河内健 テクニカルマネージャー
「良いレースでしたが、同時に非常に悔しいレースでもありました。しかしアレックスの昨シーズンからの成長が確認できたことはとても嬉しいです。アレックスにはまだマシンの方でリカバーできる面が色々とあることがこのレースで分かりましたので、そこは申し訳ない気持ちでいっぱいですが、我々もこれからまだまだ開発を続け、早くトップに立ちたいと思っています。一方、ジョアンはデビューレースをいきなりトップグループで走行し、最終的に8位でゴールという、期待以上の結果を残してくれました。今日は満点のレースだったと思います。このようにふたりのライダーで今後も競い合って、1日も早くトップに立てるようにこれからも努力を続けていきたいと思います。」
ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
「アレックスは序盤から終盤までレースを通してトップ争いをし、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。我々のマシンがストレートのスピードで苦戦したためにアレックスにとっては苦しい展開だったと思いますが、それを考慮すると、彼は本当に最後まで全力を出し切って頑張ってくれたのだと思います。このような我々のマシンとあまり相性の良くないサーキットで今日のような結果で終えることができたことは、チームにとってもポジティブな要素と言えるでしょう。ジョアンに関しては、デビューレースなので単独で走行せず、集団の中で走行して色々なことを学んで欲しいと願っていたのですが、まさかそれがいきなりトップ集団で学ぶことになるとは予想外でした。学ぶだけでなく、トップライダーを相手に勇敢にバトルする姿も見せ、期待以上のパフォーマンスを見せてくれ、今後が楽しみです。」
アレックス・リンス
「僕たちチームにとっては素晴らしいシーズン開幕になったよ。まさにシーズンオフのチームの努力が形になって現れたという感じだね。レースペースがそれほど速くなかったから、何度もトップに立って後ろを引き離そうとトライしたんだけど、ストレートでドビツィオーゾ(ドゥカティ)とマルケス(ホンダ)に抜かれてしまい、その繰り返しだった。カタールは僕たちのマシンには厳しいサーキットだと覚悟していたから、今日の結果には満足しているよ。」
ジョアン・ミル
「今日のレースには大満足だよ。FP4の良いペースをレースでもキープすることができたし、トップグループで走ることができたから、速いライダーの走りから多くのことを学ぶことができた。今の自分にはそれが最も大事なことだから、本当に勉強になったし、興味深かったよ。終盤にタイヤのグリップが落ちてからはプッシュを続けることができなくなってしまい残念だったけど、デビューレースとしては合格だったと思う。今日のようなレースがいつもできるように努力しつつ、レース毎に成長していきたいと思っているよ。」
カテゴリー: F1 / MotoGP