MotoGP | スズキ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート
MotoGP 第14戦 アラゴンGPは、チームスズキエクスターライダーのふたりが、終始エキサイティングかつコンスタントな走りで、アンドレア・イアンノーネが3位に、そしてアレックス・リンスもチームメイトから僅かな遅れで4位と大健闘を見せた。
テクニカルなサーキットながら、オープニングの金曜日から快調な滑り出しで速いタイムを刻んできたイアンノーネとリンスは、日曜日も変わらずその強いパフォーマンスを維持。朝のウォームアップでは、セッション最後に転倒を喫するも、イアンノーネがトップタイムを記録。
決勝は気温も路面温度も上昇し、さらに63,000人のファンの熱気が加わり、最高潮の雰囲気の中でスタート。23周の長いレースのひとつの鍵となるタイヤはそれぞれ違ったコンビネーションの選択をするも、週末のデータに基づいた選択はどちらにも正しい戦略をもたらし、さらにふたりのライダーはスタートをうまく決め、5番手、9番手ポジションから3番手、4番手にジャンプアップしてフロントグループになだれ込む。M・マルケス(ホンダ)とA・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)のふたりが数度のトップ争いを繰り広げる激しいレースで、終盤にイアンノーネもふたりのトップ争いに果敢に加わり、残り数周では一時トップを奪うも、すぐにオーバーテイクを許し3位でチェッカーを受けた。地元レースとなったリンスも最後までトップグループに食らいつき、チームメイトから僅かな差で、前戦サンマリノGPから2戦連続の4位を獲得した。
アンドレア・イアンノーネ (3位)
「今日は本当に良いレースができたよ。スタートはうまく決まったけど、直後に目の前でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が転倒したのを見た時はちょっとショックだったね。中盤まではスロットルの開け方や乗り方を工夫して、できるだけタイヤをセーブするための走りをしていたから、100%全開で走ったのは終盤になってからだったけど、後半にタイヤがきつくなることを予想していたから、その戦略が上手く行ったんだ。ストレートで離されちゃうところは今後まだ対策が必要だけど、ここ数戦なかなか思うような結果を残すことができてなかったから、久しぶりにまた表彰台を獲得できたことがとにかく嬉しいよ。」
アレックス・リンス (4位)
「この週末は色々なことを試し、理解することができて、チームにとってもとても実りがあったし、レースの結果にも満足しているよ。決勝中のバトルは本当に面白かったし、マルケス、ドビツィオーゾ、アンドレアのバトルをすぐ後ろで見ることができて、学んだことも沢山あった。とにかく素晴らしかったね。今日のパフォーマンスは自分のモチベーションをさらに上げたし、次戦のタイは大好きなサーキットだから、すぐにでもレースしたい気分だよ。」
河内健 (テクニカルマネージャー)
「非常に良いレースでした。今年の後半戦、我々は少し苦戦していたので、この表彰台はとても大きな意味があります。もうひとつポジティブな要素は、ふたりのライダーが揃って最後までトップから離れることなく、表彰台を目指して良いレースができたことです。この結果は、ライダー、チーム、日本で開発をしてくれているスタッフ、そしてこのプロジェクトに参加してくれている全ての皆の努力の成果だと思うので、その全員に感謝の気持ちを伝えたいです。これから先は我々の得意なサーキットが続きますので、この調子でさらなる表彰台と、そのまた上の結果を残していけるよう頑張っていきます。」
ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
「今日はふたりのライダーが揃ってトップグループで戦い、さらに最後までトップから離されることなく優勝争いに加わることができ、本当に素晴らしいレースでした。今日のアンドレアはとても強かったですし、アレックスのパフォーマンスも素晴らしかったです。タイヤの選択も正解でしたし、タイヤマネージメントもうまくでき、全てがポジティブだったと思います。今日の結果により、我々のチームはコンセッションの権利を失ってしまいましたが、それはイコール、チームの戦闘力が増したことを意味しているので、喜ぶべきでしょう。チームスタッフと日本で頑張ってくれている全ての皆の努力に心から感謝しています。残りのレースではさらに目標を高く持ち、良い形でシーズンを終えることができるようさらに努力を続けていきます。」
カテゴリー: F1 / MotoGP
テクニカルなサーキットながら、オープニングの金曜日から快調な滑り出しで速いタイムを刻んできたイアンノーネとリンスは、日曜日も変わらずその強いパフォーマンスを維持。朝のウォームアップでは、セッション最後に転倒を喫するも、イアンノーネがトップタイムを記録。
決勝は気温も路面温度も上昇し、さらに63,000人のファンの熱気が加わり、最高潮の雰囲気の中でスタート。23周の長いレースのひとつの鍵となるタイヤはそれぞれ違ったコンビネーションの選択をするも、週末のデータに基づいた選択はどちらにも正しい戦略をもたらし、さらにふたりのライダーはスタートをうまく決め、5番手、9番手ポジションから3番手、4番手にジャンプアップしてフロントグループになだれ込む。M・マルケス(ホンダ)とA・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)のふたりが数度のトップ争いを繰り広げる激しいレースで、終盤にイアンノーネもふたりのトップ争いに果敢に加わり、残り数周では一時トップを奪うも、すぐにオーバーテイクを許し3位でチェッカーを受けた。地元レースとなったリンスも最後までトップグループに食らいつき、チームメイトから僅かな差で、前戦サンマリノGPから2戦連続の4位を獲得した。
アンドレア・イアンノーネ (3位)
「今日は本当に良いレースができたよ。スタートはうまく決まったけど、直後に目の前でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が転倒したのを見た時はちょっとショックだったね。中盤まではスロットルの開け方や乗り方を工夫して、できるだけタイヤをセーブするための走りをしていたから、100%全開で走ったのは終盤になってからだったけど、後半にタイヤがきつくなることを予想していたから、その戦略が上手く行ったんだ。ストレートで離されちゃうところは今後まだ対策が必要だけど、ここ数戦なかなか思うような結果を残すことができてなかったから、久しぶりにまた表彰台を獲得できたことがとにかく嬉しいよ。」
アレックス・リンス (4位)
「この週末は色々なことを試し、理解することができて、チームにとってもとても実りがあったし、レースの結果にも満足しているよ。決勝中のバトルは本当に面白かったし、マルケス、ドビツィオーゾ、アンドレアのバトルをすぐ後ろで見ることができて、学んだことも沢山あった。とにかく素晴らしかったね。今日のパフォーマンスは自分のモチベーションをさらに上げたし、次戦のタイは大好きなサーキットだから、すぐにでもレースしたい気分だよ。」
河内健 (テクニカルマネージャー)
「非常に良いレースでした。今年の後半戦、我々は少し苦戦していたので、この表彰台はとても大きな意味があります。もうひとつポジティブな要素は、ふたりのライダーが揃って最後までトップから離れることなく、表彰台を目指して良いレースができたことです。この結果は、ライダー、チーム、日本で開発をしてくれているスタッフ、そしてこのプロジェクトに参加してくれている全ての皆の努力の成果だと思うので、その全員に感謝の気持ちを伝えたいです。これから先は我々の得意なサーキットが続きますので、この調子でさらなる表彰台と、そのまた上の結果を残していけるよう頑張っていきます。」
ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
「今日はふたりのライダーが揃ってトップグループで戦い、さらに最後までトップから離されることなく優勝争いに加わることができ、本当に素晴らしいレースでした。今日のアンドレアはとても強かったですし、アレックスのパフォーマンスも素晴らしかったです。タイヤの選択も正解でしたし、タイヤマネージメントもうまくでき、全てがポジティブだったと思います。今日の結果により、我々のチームはコンセッションの権利を失ってしまいましたが、それはイコール、チームの戦闘力が増したことを意味しているので、喜ぶべきでしょう。チームスタッフと日本で頑張ってくれている全ての皆の努力に心から感謝しています。残りのレースではさらに目標を高く持ち、良い形でシーズンを終えることができるようさらに努力を続けていきます。」
カテゴリー: F1 / MotoGP