MotoGP スズキ アラゴンGP
モーターランド・アラゴンで初日に好スタートを切ったチームスズキエクスターのライダー達は、予選に大きな期待を掛けて2日目の走行をスタート。ふたりのライダーは共に金曜のフリー走行で快調な走りを見せていたが、トップ10を決めるFP3では常に激しい順位争いが繰り広げられるため、さらなる強いパフォーマンスが求められる。しかしこの走行でアンドレア・イアンノーネはさらにタイムを上げてポジションをアップし、またFP2まではトップ10圏外だったアレックス・リンスも大幅にタイムを上げ、ふたり揃ってトップ10に留まる。

Q2へのチャレンジが確定したふたりは、FP4では予選に向けたセッティングを再確認。ここでもイアンノーネは強いパフォーマンスを維持し、セッションを2番手で終え、予選への自信をさらに確信。

Q2はさらに激しいタイム争いとなり、マージンが取りにくい中、イアンノーネは終盤に5番手へとジャンプアップし、セカンドローを獲得、地元レースで多くのサポーターの声援を受けて熱い走りを見せたリンスは9番手で終え、明日の決勝を3列目グリッドからスタートする。

アンドレア・イアンノーネ (5番手)
「総じてポジティブな1日だったとは思うけど、今日はフロントローを獲得できるチャンスがあっただけに、ちょっと残念な気持ちでもあるよ。最後のタイムアタックの最中に、コースアウトしたM・マルケス(ホンダ)がコースに戻り、運悪く僕の前に入ったせいでタイムロスしちゃったんだ。ま、でもそんなことは日常茶飯事だから、別に気にもしてないけどね。この週末は良いペースでスタートして、走行毎にさらに進歩していっているから、今のところ順調なんじゃないかな。もうちょっとリアのトラクションが欲しいところだけど、明日はとにかくベストを尽くすのみさ。」

アレックス・リンス (9番手)
「フィーリングは良いよ。今日はタイヤも含めて色々な事を試す事ができて、興味深い1日だった。FP3でうまくセッティングがまとまった事も大きなアドバンテージになったしね。明日のタイヤ選択が難しいところだけど、それは明日の天候次第だから、今は考えないようにするよ。セカンドグループでは確実に戦えるペースだと思うから、とにかくスタートを決めて、地元のファンの為にも強いバトルを見せるよ。」

ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
「アンドレアは2列目からのスタートなので、ポジション的には悪くないと思います。今日は常に安定した良いペースで走れていましたし、明日が楽しみですね。アレックスはこの2日間、色々とセッティングを試しながら懸命にチャレンジを繰り返し、その結果3列目のグリッドを獲得しました。アンドレアからは1列後ろですが、サンマリノGPのように良いスタートを決めてトップグループにしがみついていければ、十分チャンスはあるでしょう。ライダーふたり共に良い状態ですし、マシンのパフォーマンスも出せているので、決勝で強いレースができるポテンシャルは十分揃っていると思っています。」

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カテゴリー: F1 / MotoGP