【MotoGP】 スズキ:第8戦 オランダGP 決勝レポート
「キャセドラル・オブ・スピード」とも呼ばれるTTサーキット・アッセンで行われたMotoGP オランダGPは、週末を通して晴天が続き、日曜日の決勝も暑い1日となった。
グリッド2列目5番手からスタートしたアレックス・リンスは好スタートを切り、また3列目9番手からスタートしたアンドレア・イアンノーネもスタート直後に数人を一気にオーバーテイクしてリンスのすぐ後方につけ、ふたり揃ってトップグループに滑り込む。
レースはトップグループのライダー達が何度となく順位を入れ替える激しい展開が続くが、リンスは得意な5コーナーをアドバンテージに、数度のオーバーテイクを繰り返しながらトップ3圏内に。残り15周ではマルケス(ホンダ)をオーバーテイクして2番手に浮上し、アグレッシブに攻め続ける。
表彰台争いはレース終盤まで続き、リンスは最終ラップ、最終シケイン手前で2番手を走るビニャーレス(ヤマハ)をオーバーテイク。そのまま2位でチェッカーを受け、アルゼンチンGPに続く今季2度目の表彰台、自身のMotoGPクラスでのベストリザルトを記録した。
アンドレア・イアンノーネはリアのグリップに苦しみながらも、終始トップ10圏内で走行。しかし、15コーナーから18コーナーにかけてのショートカットによってレース後2秒のペナルティーを課され、11位に降格となった。
アレックス・リンス
「実は今朝原因不明の胃痛に苦しんで、すごく具合が悪かったんだ。でもクリニカ・モービルの医師に薬を処方してもらって、痛みがなくなり、そのお陰でレースに集中することができたから、クリニカの皆に感謝しているよ。今日はトップグループでたくさんのバトルができたし、タイトなオーバーテイクも多かったから、とにかくプッシュし続けて、失敗しないように集中して走っていたんだ。僕のペースがかなり良かったので、楽しくバトルできたよ。決勝中に学んだことも多かったし、マシンのフィーリングもチームワークも全てうまくいっているから、もっともっと頑張って、早く優勝したいね。今シーズンは開幕戦からマシンの状態はずっと良かったし、レース毎にさらに改良されていっているから、この先のレースもトップ争いができる自信があるよ。次のザクセンリンクも今から楽しみで仕方ないよ。」
アンドレア・イアンノーネ
「今日は苦戦のレースだったね。スタート直後からマシンの挙動が大きくて、うまく走ることができなかったんだ。問題解決のために色々試しているんだけど、なかなか解決策が見つからず、エンジニアに問題を解析してもらっているところなんだ。1周のアタックでは問題ないんだけど、レースペースを安定して速く走れるようにならないとね。今日は限界ギリギリで走っていたから、何度かミスも犯してしまった。でもこれもレースだから仕方ないよ。アレックスの結果が僕らのマシンのポテンシャルを証明してくれているし、今日の彼は本当に素晴らしいパフォーマンスを見せたと思っているよ。僕も早く自分のポテンシャルを出し切るようなレースをしたいね。何度かのミスのせいで今日はトップグループから離されてしまったけど、ペース自体は悪いわけじゃなかったので、問題を少しでも改善して、ザクセンリンクではトップグループで戦えるようにしたいね。」
河内 健 テクニカルマネージャー
「素晴らしいレースでした。今朝のウォームアップ走行ではアレックスのフィーリングがあまり良くなかったので、良いレースをしてくれるとは思っていましたが、2位表彰台までは予想していませんでした。非常に良いレースをしてくれて感謝しています。アンドレアに関しては、予選までの速さを決勝に繋げることができませんでした。これがここ数戦の課題となっているのですが、そこをしっかり改善し、次のレースに挑みたいと思います。今年はここまでで3位を3回獲り、今回は2位を獲りました。あと残っているのは優勝のみなので、早く優勝を達成できるようにしていきたいと思っています。引き続き応援よろしくお願いします。」
ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
「我々チームも今日のレースには皆興奮しましたね。アレックスがトップライダー達の中で最後まで怯むことなく激しいバトルを繰り返し、最後の最後にさらに順位をひとつ上げてゴールしたことは、本当に素晴らしかったと思います。決勝を見ていてわかるように、アッセンはミスを犯しやすく、とても難しいサーキットなのですが、今日のアレックスは決勝中常に冷静で、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。今後もアレックスが常にこんな走りを見せてくれればと願うばかりです。アンドレアはリアタイヤの挙動によって思うような走りができず、結果に繋げることができませんでした。レース序盤にはトップグループの中で頑張っていたのですが、徐々にペースダウンし、少しずつグループから離されてしまう形となり、残念な結果となってしまいました。次戦ではふたりのライダーに揃ってトップグループでバトルしてほしいですね。いずれにしても今季4度目の表彰台を獲得できたことはとても喜ばしいことです。」
関連:【MotoGP】 第8戦 オランダGP 結果:マルク・マルケスが今季4勝目
カテゴリー: F1 / MotoGP
グリッド2列目5番手からスタートしたアレックス・リンスは好スタートを切り、また3列目9番手からスタートしたアンドレア・イアンノーネもスタート直後に数人を一気にオーバーテイクしてリンスのすぐ後方につけ、ふたり揃ってトップグループに滑り込む。
レースはトップグループのライダー達が何度となく順位を入れ替える激しい展開が続くが、リンスは得意な5コーナーをアドバンテージに、数度のオーバーテイクを繰り返しながらトップ3圏内に。残り15周ではマルケス(ホンダ)をオーバーテイクして2番手に浮上し、アグレッシブに攻め続ける。
表彰台争いはレース終盤まで続き、リンスは最終ラップ、最終シケイン手前で2番手を走るビニャーレス(ヤマハ)をオーバーテイク。そのまま2位でチェッカーを受け、アルゼンチンGPに続く今季2度目の表彰台、自身のMotoGPクラスでのベストリザルトを記録した。
アンドレア・イアンノーネはリアのグリップに苦しみながらも、終始トップ10圏内で走行。しかし、15コーナーから18コーナーにかけてのショートカットによってレース後2秒のペナルティーを課され、11位に降格となった。
アレックス・リンス
「実は今朝原因不明の胃痛に苦しんで、すごく具合が悪かったんだ。でもクリニカ・モービルの医師に薬を処方してもらって、痛みがなくなり、そのお陰でレースに集中することができたから、クリニカの皆に感謝しているよ。今日はトップグループでたくさんのバトルができたし、タイトなオーバーテイクも多かったから、とにかくプッシュし続けて、失敗しないように集中して走っていたんだ。僕のペースがかなり良かったので、楽しくバトルできたよ。決勝中に学んだことも多かったし、マシンのフィーリングもチームワークも全てうまくいっているから、もっともっと頑張って、早く優勝したいね。今シーズンは開幕戦からマシンの状態はずっと良かったし、レース毎にさらに改良されていっているから、この先のレースもトップ争いができる自信があるよ。次のザクセンリンクも今から楽しみで仕方ないよ。」
アンドレア・イアンノーネ
「今日は苦戦のレースだったね。スタート直後からマシンの挙動が大きくて、うまく走ることができなかったんだ。問題解決のために色々試しているんだけど、なかなか解決策が見つからず、エンジニアに問題を解析してもらっているところなんだ。1周のアタックでは問題ないんだけど、レースペースを安定して速く走れるようにならないとね。今日は限界ギリギリで走っていたから、何度かミスも犯してしまった。でもこれもレースだから仕方ないよ。アレックスの結果が僕らのマシンのポテンシャルを証明してくれているし、今日の彼は本当に素晴らしいパフォーマンスを見せたと思っているよ。僕も早く自分のポテンシャルを出し切るようなレースをしたいね。何度かのミスのせいで今日はトップグループから離されてしまったけど、ペース自体は悪いわけじゃなかったので、問題を少しでも改善して、ザクセンリンクではトップグループで戦えるようにしたいね。」
河内 健 テクニカルマネージャー
「素晴らしいレースでした。今朝のウォームアップ走行ではアレックスのフィーリングがあまり良くなかったので、良いレースをしてくれるとは思っていましたが、2位表彰台までは予想していませんでした。非常に良いレースをしてくれて感謝しています。アンドレアに関しては、予選までの速さを決勝に繋げることができませんでした。これがここ数戦の課題となっているのですが、そこをしっかり改善し、次のレースに挑みたいと思います。今年はここまでで3位を3回獲り、今回は2位を獲りました。あと残っているのは優勝のみなので、早く優勝を達成できるようにしていきたいと思っています。引き続き応援よろしくお願いします。」
ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
「我々チームも今日のレースには皆興奮しましたね。アレックスがトップライダー達の中で最後まで怯むことなく激しいバトルを繰り返し、最後の最後にさらに順位をひとつ上げてゴールしたことは、本当に素晴らしかったと思います。決勝を見ていてわかるように、アッセンはミスを犯しやすく、とても難しいサーキットなのですが、今日のアレックスは決勝中常に冷静で、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。今後もアレックスが常にこんな走りを見せてくれればと願うばかりです。アンドレアはリアタイヤの挙動によって思うような走りができず、結果に繋げることができませんでした。レース序盤にはトップグループの中で頑張っていたのですが、徐々にペースダウンし、少しずつグループから離されてしまう形となり、残念な結果となってしまいました。次戦ではふたりのライダーに揃ってトップグループでバトルしてほしいですね。いずれにしても今季4度目の表彰台を獲得できたことはとても喜ばしいことです。」
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カテゴリー: F1 / MotoGP