MotoGP チェコGP
MotoGP 第10戦 チェコGPの決勝レースが8月4日(日)にアウトモトドローム・ブルノで行われ、今季6度目のポールポジションからスタートしたポイントリーダーのマルク・マルケスがホールショットを決めると、一度もポジションを譲らず、12ラップ目の10コーナーで転倒を寸前で回避して2戦連続6勝目を達成。当地で2年ぶり3勝目を挙げ、史上4人目となる最高峰クラス通算50勝目に到達した。

中量級の決勝レース終了直後に雨が降り、レースディレクションは、トラックコンディションを考慮してスタートディレイを決断。予定されていたレース周回数を21ラップから20ラップに変更し、14時35分にピットオープン。トラックの一部が濡れた中、全車がスリックタイヤを装着し、40分遅れの14時40分にスタート。

ドライコンディションのウォームアップ走行で1番手に進出した4番グリッドのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、スタートで2番手に浮上すると、2年連続の優勝に向けて中盤までマルケスにプレッシャーをかけ、2.452秒差の2位。4戦ぶり5度目の表彰台を獲得すると、2番グリッドのジャック・ミラーは、3.497秒差の3位に入り、第3戦アメリカズGP以来今季2度目の表彰台を獲得。

6番グリッドのアレックス・リンスは、ラスト2ラップにポジションを1つ落としたが、4.858秒差の4位に進出。11番グリッドのカル・クラッチロー、7番グリッドのバレンティーノ・ロッシ、10番グリッドのファビオ・クアルタラロが続き、8番グリッドのダニロ・ペトルッチは8位。

13番グリッドの中上貴晶は、1ラップ目を9番手で通過。15.724秒差の9位でゴールすれば、9番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、オープニングラップで15番手まで後退したことが影響して10位。5番グリッドのポル・エスパルガロは11位。3番グリッドのヨハン・ザルコは14位。

12番グリッドのフランコ・モルビデッリと19番グリッドのジョアン・ミルは、1ラップ目の4コーナーで転倒リタイア。

チャンピオンシップは、総合1位マルケスと総合2位ドヴィツィオーゾのギャップが58ポイント差から63ポイント差に拡大した。

最高峰クラスに参戦する11チームは、5日にシーズン3度目となるオフィシャルテストを実施するために当地に延滞。来週末にレッドブルリンクで開催される次戦オーストリアGPと来季20年シーズンに向けて準備を進める。

順位ライダーチームマシンタイム
1M・マルケスRepsol Honda TeamHonda39'24.430
2A・ドビツィオーゾMission Winnow DucatiDucati2.452
3J・ミラーAlma Pramac RacingDucati3.497
4A・リンスTeam SUZUKI ECSTARSuzuki4.858
5C・クラッチローLCR Honda CASTROLHonda6.007
6V・ロッシMonster Energy Yamaha MotoGPYamaha9.083
7F・クアルタラロPetronas Yamaha SRTYamaha12.092
8D・ペトルッチMission Winnow DucatiDucati13.976
9中上貴晶LCR Honda IDEMITSUHonda15.724
10M・ビニャーレスMonster Energy Yamaha MotoGPYamaha16.558
11P・エスパルガロRed Bull KTM Factory RacingKTM18.234
12F・バニャイアPramac RacingDucati19.738
13M・オリベイラRed Bull KTM Tech 3KTM22.539
14J・ザルコRed Bull KTM Factory RacingKTM30.459
15S・ブラドルTeam HRCHonda30.500
16T・ラバトReale Avintia RacingDucati30.755
17A・イアンノーネAprilia Racing Team GresiniAprilia37.17
18A・エスパルガロAprilia Racing Team GresiniAprilia37.343
19K・アブラハムReale Avintia RacingDucati44.296
20S・ギュントーリTeam SUZUKI ECSTARSuzuki48.938
21H・シャーリンRed Bull KTM Tech 3KTM14Laps
22F・モルビデリPetronas Yamaha SRTYamaha0Lap
23J・ミルTeam SUZUKI ECSTARSuzuki0Lap


このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / MotoGP