MotoGP 第9戦 ドイツGP 結果:マルク・マルケスがポール・トゥ・ウィン
MotoGP 第9戦 ドイツGPの決勝レースが7月15日(日)にザクセンリンクで行われ、マルク・マルケス(ホンダ)が優勝した。
気温27℃、路面温度48℃のドライコンディションで30周のレースはスタート。ホールショットを奪ったのは3番グリッドのホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、2番手にダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、3番手にマルク・マルケスという順でオープニングラップを終える。
5周目にはマルク・マルケスが2番手に浮上。トップのホルヘ・ロレンソはファステストラップを出しながら逃げに入る。その差はコンマ5秒。ここで今シーズンベストタイの12番グリッドからスタートした中上貴晶(LCR・ホンダ)が転倒によりリタイアとなる。
9周目にはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が3番手に浮上。11周目には5番手まで追い上げていたカル・クラッチが転倒。LCR・ホンダの2台が姿を消した。
13周目、マルク・マルケスが最終コーナーでロレンソを抜いてトップに浮上。ハード&ソフトのマルケス、ソフト&ミディアムのロレンソ、ミディアム&ミディアムのロッシと異なるタイヤ選択のドライバーがトップ3でレースは後半戦に突入する。
16周目にホルヘ・ロレンソが11コーナーの手前でミスをしてバレンティーノ・ロッシが2番手に浮上。マルク・マルケスは約1秒差をつけている。
残り10周でマルク・マルケスがチャージをかけてファステストを連発しながらバレンティーノ・ロッシを引き離しにかかる。
残り5周、ダニル・ペトルッチがホルヘ・ロレンスを抜いて3番手に浮上。ロレンソはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、残り3周にはアルバロ・バウティス(アンヘル・ニエト)にも抜かれて6番手に後退する。
残り2周、マーベリック・ビニャーレスがペトルッチを抜いて表彰台圏内の3番手に浮上。
優勝はマルク・マルケス。今シーズン5勝目、2戦連続、9年連続となるポール・トゥ・ウィンを達成した。2位はバレンティーノ・ロッシが続いて今季最高位。3位にはマーベリック・ビニャーレウが続いてヤマハがダブル表彰台を獲得した。
以下、ダニエル・ペトルッチ、アルバロ・バウティスタ、ホルヘ・ロレンソ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、ダニ・ペドロサ(ホンダ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、ブラッドリー・スミス(KTM)までがトップ10入り。
ポイントランキングではマルク・マルケスが165ポイントで首位。2位には46ポイント差でバレンティーノ・ロッシ、3位には56ポイント差でマーベリック・ビニャーレスとなった。
マルク・マルケス (優勝)
「9年連続の優勝を達成できて、とても嬉しい。インクレディブルだ!毎年プレッシャーが高くなり、今年は木曜から質問攻めにあったけど、経験を活かして、プレッシャーを上手くマネージメントした。今日は違う展開になることを期待していた。タイヤのパフォーマンスが最初に落ちたのは9ラップ目。残り9ラップでもう一度落ちた。異なる状況に対する準備をしていたけど、スタートは完璧でなかったことから、序盤は簡単ではなかった。ロレンソとペトルッチに抜かれてしまい、ポジションを2つ落とした。巻き返すのは簡単ではなかったけど、2人を抜いてからは、引き離すためにプッショを始めた。「クレージーにならずに、最後までタイヤを維持できるようにコントロールしたけど、バレンティーノが接近していると指示を受け、ピットボードからコンマ6秒差に迫っていることを確認したとき、ペースアップを決断した。2、3ラップはタイヤのパフォーマンスを最大限に引き出すために無理しなければいけないと理解した。そこで最速ラップを叩き出して、アドバンテージを広げることができた。優勝を祝っているときに、26番のキャップを被っているマーシャルを見つけたから、それを借りて、ファンの前に祝った。今週末はダニが主役。僕は彼らから沢山のことを学んだ。引退してしまうことは寂しい。僕たちはホンダと一緒に良い仕事をしているから、後半戦もこれまでと同じように仕事を続けなければいけない」
バレンティーノ・ロッシ (2位)
「シーズンのベストレースだった。ベストリザルトでもある。それも過去にヤマハと僕にとって快適さが見つからなかったザクセンリンクだから嬉しい。今年のベストパフォーマンス。スタートから速かった。この数日間は懸命に働いた。ここはヤマハに適したトラックではないけど、ジョナス・フォルガーが昨年グッドなレースをしたから、僕も同じことをしなければいけないと考えた。ビデオで走行ラインを学習して、グレートなレースとなった。昨年のバイクは良くなくて、30ラップを苦しんだけど、今年は強く走れることが分かっていた。ロレンソとのバトルはナイスだった。彼を抜く必要があったけど、ドゥカティはストレートで速く、僕の方はコーナーで少し勝っていた。抜く度に抜き返されたけど、彼よりも僕が少しだけ上回っていたから、抜くことができた。目標は優勝だけど、このカテゴリーで表彰台は難しい。ダブル表彰台を獲得できて嬉しい。僕たちは素晴らしいなチーム。良い仕事をした。最適な手段で夏休みに入って行ける」
マーベリック・ビニャーレス (3位)
「ヤマハが僕の望むように機能し始めたから嬉しい。序盤は残念。新品タイヤを楽しむことができないようなバイクだったけど、強さを感じていた。ドゥカティの後方で多くの周回を費やしてしまったのは残念。オーバーテイクが不可能だった。グッドなスタートが切れていたら、優勝争いができていただろう。僕はライディングスタイルの改善に取り組んでいる。改良された電子制御が届かなければ、僕自身が違いを出さなければいけない。このことに集中している。バイク自体はグレートなレベルにある。幾つかのことが不足しているだけ」
カテゴリー: F1 / MotoGP
気温27℃、路面温度48℃のドライコンディションで30周のレースはスタート。ホールショットを奪ったのは3番グリッドのホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、2番手にダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、3番手にマルク・マルケスという順でオープニングラップを終える。
5周目にはマルク・マルケスが2番手に浮上。トップのホルヘ・ロレンソはファステストラップを出しながら逃げに入る。その差はコンマ5秒。ここで今シーズンベストタイの12番グリッドからスタートした中上貴晶(LCR・ホンダ)が転倒によりリタイアとなる。
9周目にはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が3番手に浮上。11周目には5番手まで追い上げていたカル・クラッチが転倒。LCR・ホンダの2台が姿を消した。
13周目、マルク・マルケスが最終コーナーでロレンソを抜いてトップに浮上。ハード&ソフトのマルケス、ソフト&ミディアムのロレンソ、ミディアム&ミディアムのロッシと異なるタイヤ選択のドライバーがトップ3でレースは後半戦に突入する。
16周目にホルヘ・ロレンソが11コーナーの手前でミスをしてバレンティーノ・ロッシが2番手に浮上。マルク・マルケスは約1秒差をつけている。
残り10周でマルク・マルケスがチャージをかけてファステストを連発しながらバレンティーノ・ロッシを引き離しにかかる。
残り5周、ダニル・ペトルッチがホルヘ・ロレンスを抜いて3番手に浮上。ロレンソはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、残り3周にはアルバロ・バウティス(アンヘル・ニエト)にも抜かれて6番手に後退する。
残り2周、マーベリック・ビニャーレスがペトルッチを抜いて表彰台圏内の3番手に浮上。
優勝はマルク・マルケス。今シーズン5勝目、2戦連続、9年連続となるポール・トゥ・ウィンを達成した。2位はバレンティーノ・ロッシが続いて今季最高位。3位にはマーベリック・ビニャーレウが続いてヤマハがダブル表彰台を獲得した。
以下、ダニエル・ペトルッチ、アルバロ・バウティスタ、ホルヘ・ロレンソ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、ダニ・ペドロサ(ホンダ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、ブラッドリー・スミス(KTM)までがトップ10入り。
ポイントランキングではマルク・マルケスが165ポイントで首位。2位には46ポイント差でバレンティーノ・ロッシ、3位には56ポイント差でマーベリック・ビニャーレスとなった。
マルク・マルケス (優勝)
「9年連続の優勝を達成できて、とても嬉しい。インクレディブルだ!毎年プレッシャーが高くなり、今年は木曜から質問攻めにあったけど、経験を活かして、プレッシャーを上手くマネージメントした。今日は違う展開になることを期待していた。タイヤのパフォーマンスが最初に落ちたのは9ラップ目。残り9ラップでもう一度落ちた。異なる状況に対する準備をしていたけど、スタートは完璧でなかったことから、序盤は簡単ではなかった。ロレンソとペトルッチに抜かれてしまい、ポジションを2つ落とした。巻き返すのは簡単ではなかったけど、2人を抜いてからは、引き離すためにプッショを始めた。「クレージーにならずに、最後までタイヤを維持できるようにコントロールしたけど、バレンティーノが接近していると指示を受け、ピットボードからコンマ6秒差に迫っていることを確認したとき、ペースアップを決断した。2、3ラップはタイヤのパフォーマンスを最大限に引き出すために無理しなければいけないと理解した。そこで最速ラップを叩き出して、アドバンテージを広げることができた。優勝を祝っているときに、26番のキャップを被っているマーシャルを見つけたから、それを借りて、ファンの前に祝った。今週末はダニが主役。僕は彼らから沢山のことを学んだ。引退してしまうことは寂しい。僕たちはホンダと一緒に良い仕事をしているから、後半戦もこれまでと同じように仕事を続けなければいけない」
バレンティーノ・ロッシ (2位)
「シーズンのベストレースだった。ベストリザルトでもある。それも過去にヤマハと僕にとって快適さが見つからなかったザクセンリンクだから嬉しい。今年のベストパフォーマンス。スタートから速かった。この数日間は懸命に働いた。ここはヤマハに適したトラックではないけど、ジョナス・フォルガーが昨年グッドなレースをしたから、僕も同じことをしなければいけないと考えた。ビデオで走行ラインを学習して、グレートなレースとなった。昨年のバイクは良くなくて、30ラップを苦しんだけど、今年は強く走れることが分かっていた。ロレンソとのバトルはナイスだった。彼を抜く必要があったけど、ドゥカティはストレートで速く、僕の方はコーナーで少し勝っていた。抜く度に抜き返されたけど、彼よりも僕が少しだけ上回っていたから、抜くことができた。目標は優勝だけど、このカテゴリーで表彰台は難しい。ダブル表彰台を獲得できて嬉しい。僕たちは素晴らしいなチーム。良い仕事をした。最適な手段で夏休みに入って行ける」
マーベリック・ビニャーレス (3位)
「ヤマハが僕の望むように機能し始めたから嬉しい。序盤は残念。新品タイヤを楽しむことができないようなバイクだったけど、強さを感じていた。ドゥカティの後方で多くの周回を費やしてしまったのは残念。オーバーテイクが不可能だった。グッドなスタートが切れていたら、優勝争いができていただろう。僕はライディングスタイルの改善に取り組んでいる。改良された電子制御が届かなければ、僕自身が違いを出さなければいけない。このことに集中している。バイク自体はグレートなレベルにある。幾つかのことが不足しているだけ」
2018年 MotoGP 第9戦 ドイツGP 決勝 結果
順位 | No. | Rider | Team |
---|---|---|---|
1 | 93 | マルク・マルケス | レプソル・ホンダ・チーム |
2 | 46 | バレンティーノ・ロッシ | モビスター・ヤマハ MotoGP |
3 | 25 | マーベリック・ビニャーレス | モビスター・ヤマハ MotoGP |
4 | 9 | ダニロ・ペトルッチ | アルマ・プラマック・レーシング |
5 | 19 | アルバロ・バウティスタ | アンヘル・ニエト・チーム |
6 | 99 | ホルヘ・ロレンソ | ドゥカティ・チーム |
7 | 4 | アンドレア・ドヴィツィオーゾ | ドゥカティ・チーム |
8 | 26 | ダニ・ペドロサ | レプソル・ホンダ・チーム |
9 | 5 | ヨハン・ザルコ | モンスター・ヤマハ・テック3 |
10 | 38 | ブラッドリー・スミス | レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング |
11 | 55 | ハフィス・シャリン | モンスター・ヤマハ・テック3 |
12 | 29 | アンドレア・イアンノーネ | チーム・スズキ・エクスター |
13 | 53 | ティト・ラバット | レアーレ・アビンティア・レーシング |
14 | 43 | ジャック・ミラー | アルマ・プラマック・レーシング |
15 | 45 | スコット・レディング | アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ |
16 | 6 | ステファン・ブラドル | エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS |
17 | 12 | トーマス・ルティ | エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS |
18 | 17 | カレル・アブラハム | アンヘル・ニエト・チーム |
19 | 10 | ザビエル・シメオン | レアーレ・アビンティア・レーシング |
35 | カル・クラッチロー | LCR・ホンダ・カストロール | |
30 | 中上貴晶 | LCR・ホンダ・イデミツ | |
42 | アレックス・リンス | チーム・スズキ・エクスター | |
44 | ポル・エスパルガロ | レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング |
カテゴリー: F1 / MotoGP