MotoGP:マルク・マルケスが史上最年少の5連勝を達成
MotoGP 第5戦フランスGPの決勝レースは18日、ルマンで行われ、ポイントリーダーのマルク・マルケスが開幕から5戦連続のポール・トゥ・フィニッシュを達成。レジェンドライダーのマイク・ヘイルウッドが保持していた史上最年少記録を更新した。
気温23度。路面温度42度のドライコンディションの中、ウォームアップ走行で1番時計を刻んだポールポジションのマルク・マルケスは、1ラップ目に10番手に後退したが、13ラップ目までに9人(1人は転倒)を抜いて、トップに浮上。
21歳と90日で、レジェンドライダーのヘイルウッドが1986年に樹立した史上最年少記録(22歳と160日)を更新。ミック・ドゥーハンが1997年に達成した5戦連続のポール・トゥ・フィニッシュに並んだ。
5番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、4ラップ目にトップに浮上。13ラップ目に2番手に後退したが、1.486秒差で2戦連続の2位に入り、最高峰クラス通算239戦で150度目の表彰台を獲得。
7番グリッドのアルバロ・バウティスタは、2012年10月の第15戦日本GP以来27戦ぶりに自己最高位タイとなる3度の3位、キャリアで初めて当地で表彰台を獲得。
週末に4基目のエンジンを投入した2番グリッドのポル・エスパルガロは、最高峰1年目の最高位となる4位に進出。9番グリッドのダニ・ペドロサ、6番グリッドのホルヘ・ロレンソ、4番グリッドのステファン・ブラドルが続いた。
週末に5基目のエンジンを投入した17番グリッドの青山博一は、14位でフィニッシュして、5戦連続してポイント圏内に進出した。
チャンピオンシップは、ポイントリーダーのマルク・マルケスが125ポイントに到達。ランク2位のダニ・ペドロサに42ポイント差、ランク3位のバレンティーノ・ロッシに44ポイント差、ランク4位のアンドレア・ドビツィオーゾに72ポイント差、ランク5位のホルヘ・ロレンソに80ポイント差のアドバンテージを広げた。
次戦イタリアGPは、ムジェロ・サーキットで30日に開幕、6月1日に決勝レースが行われる。
マルク・マルケス (MotoGP 優勝)
「これまでの勝利に比べて、今日のレースは、はるかに難しい展開だったので、とても満足しています。スタートでミスしてしまい、その後、ちょっと気を抜いていたのか、ホルヘ(ロレンソ、ヤマハ)に抜かれ、自分を抜いていったホルヘがオーバーランをしたときに接触しそうになりました。それを避けようとコースを外れたことで、たくさんのライダーに抜かれてしまいました。しかし、それから猛列に追い上げられましたし、とても楽しく走ることができました。しかも、開幕から5戦連続優勝を達成して、本当に最高の気分です。きっと、レースを見ていた多くの人は簡単に勝ったように見えたと思いますが、今日も100%の走りでした。今日の勝利は、僕も含めて、これまでがんばってきたチーム全体へのご褒美だったような気がします」
バレンティーノ・ロッシ (MotoGP 2位)
「レース展開にも成績にも満足しているよ。スタートがとてもうまくいって、ドビツィオーゾとブラドルが前方に見えたときには、僕のほうが速いことがわかったので、すぐにパスに動いてトップに浮上。さらにリードを広げようと最大限の力で攻めていったが、今日は、おそらく路面温度が高かったせいでフロントが思うように動いてくれなかった。それでマルクやホルヘを待って、マルクが追いついてきたところで1分34秒台をキープし、彼にとって難しい展開に持ち込もうとしたんだ。でも大事なところでミスをしてしまった。ブレーキングがわずかに遅れ、結局はらんでしまったんだ。これによって結果的にマルクに楽に勝たせてしまうことになったから悔しくてたまらない。もしこのミスがなければ彼とバトルができただろう。とても強かったから競り勝つのは無理だったかもしれないが、もっとレースを楽しむことができたはず。彼が待っていてくれることを期待したんだけれど、やっぱりそうはいかなかったみたいだね…。次のムジェロでまたいいレースができるように、そしてもう一度マルクとバトルできるようにトライするよ。競争力を高め、上位グループに加わって彼らとバトルするのが今の僕の目標。今回はそれができたので満足だ。今は優勝は難しいが、毎回、すぐそばまで行ってレースを楽しめているよ」
アルバロ・バウティスタ (MotoGP 3位)
「すばらしい一日になりました。今年は厳しいシーズンのスタートを切りましたが、チームとともに、ここまで全力でがんばってきました。すばらしいマシンに仕上げてくれたチームのおかげで、こうして表彰台に立つことができました。今大会はマルケスがとても速かったのですが、そのほかのライダーは接戦になっていて、自分はいいレースができると信じていました。スタートはよかったのですが、その後、混戦の中でいったんポジションを落としてしまいました。しかし、着実にポジションを回復することができました。3番手に上がったときに前を走る(バレンティーノ)ロッシ(ヤマハ)との差を詰めようとしましたが、ギャップがありすぎて届きませんでした。しかし、表彰台に立てて本当にハッピーです。シーズン序盤の厳しいときを支えてくれた、すべての人たちに感謝したいです」
カテゴリー: F1 / MotoGP
気温23度。路面温度42度のドライコンディションの中、ウォームアップ走行で1番時計を刻んだポールポジションのマルク・マルケスは、1ラップ目に10番手に後退したが、13ラップ目までに9人(1人は転倒)を抜いて、トップに浮上。
21歳と90日で、レジェンドライダーのヘイルウッドが1986年に樹立した史上最年少記録(22歳と160日)を更新。ミック・ドゥーハンが1997年に達成した5戦連続のポール・トゥ・フィニッシュに並んだ。
5番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、4ラップ目にトップに浮上。13ラップ目に2番手に後退したが、1.486秒差で2戦連続の2位に入り、最高峰クラス通算239戦で150度目の表彰台を獲得。
7番グリッドのアルバロ・バウティスタは、2012年10月の第15戦日本GP以来27戦ぶりに自己最高位タイとなる3度の3位、キャリアで初めて当地で表彰台を獲得。
週末に4基目のエンジンを投入した2番グリッドのポル・エスパルガロは、最高峰1年目の最高位となる4位に進出。9番グリッドのダニ・ペドロサ、6番グリッドのホルヘ・ロレンソ、4番グリッドのステファン・ブラドルが続いた。
週末に5基目のエンジンを投入した17番グリッドの青山博一は、14位でフィニッシュして、5戦連続してポイント圏内に進出した。
チャンピオンシップは、ポイントリーダーのマルク・マルケスが125ポイントに到達。ランク2位のダニ・ペドロサに42ポイント差、ランク3位のバレンティーノ・ロッシに44ポイント差、ランク4位のアンドレア・ドビツィオーゾに72ポイント差、ランク5位のホルヘ・ロレンソに80ポイント差のアドバンテージを広げた。
次戦イタリアGPは、ムジェロ・サーキットで30日に開幕、6月1日に決勝レースが行われる。
マルク・マルケス (MotoGP 優勝)
「これまでの勝利に比べて、今日のレースは、はるかに難しい展開だったので、とても満足しています。スタートでミスしてしまい、その後、ちょっと気を抜いていたのか、ホルヘ(ロレンソ、ヤマハ)に抜かれ、自分を抜いていったホルヘがオーバーランをしたときに接触しそうになりました。それを避けようとコースを外れたことで、たくさんのライダーに抜かれてしまいました。しかし、それから猛列に追い上げられましたし、とても楽しく走ることができました。しかも、開幕から5戦連続優勝を達成して、本当に最高の気分です。きっと、レースを見ていた多くの人は簡単に勝ったように見えたと思いますが、今日も100%の走りでした。今日の勝利は、僕も含めて、これまでがんばってきたチーム全体へのご褒美だったような気がします」
バレンティーノ・ロッシ (MotoGP 2位)
「レース展開にも成績にも満足しているよ。スタートがとてもうまくいって、ドビツィオーゾとブラドルが前方に見えたときには、僕のほうが速いことがわかったので、すぐにパスに動いてトップに浮上。さらにリードを広げようと最大限の力で攻めていったが、今日は、おそらく路面温度が高かったせいでフロントが思うように動いてくれなかった。それでマルクやホルヘを待って、マルクが追いついてきたところで1分34秒台をキープし、彼にとって難しい展開に持ち込もうとしたんだ。でも大事なところでミスをしてしまった。ブレーキングがわずかに遅れ、結局はらんでしまったんだ。これによって結果的にマルクに楽に勝たせてしまうことになったから悔しくてたまらない。もしこのミスがなければ彼とバトルができただろう。とても強かったから競り勝つのは無理だったかもしれないが、もっとレースを楽しむことができたはず。彼が待っていてくれることを期待したんだけれど、やっぱりそうはいかなかったみたいだね…。次のムジェロでまたいいレースができるように、そしてもう一度マルクとバトルできるようにトライするよ。競争力を高め、上位グループに加わって彼らとバトルするのが今の僕の目標。今回はそれができたので満足だ。今は優勝は難しいが、毎回、すぐそばまで行ってレースを楽しめているよ」
アルバロ・バウティスタ (MotoGP 3位)
「すばらしい一日になりました。今年は厳しいシーズンのスタートを切りましたが、チームとともに、ここまで全力でがんばってきました。すばらしいマシンに仕上げてくれたチームのおかげで、こうして表彰台に立つことができました。今大会はマルケスがとても速かったのですが、そのほかのライダーは接戦になっていて、自分はいいレースができると信じていました。スタートはよかったのですが、その後、混戦の中でいったんポジションを落としてしまいました。しかし、着実にポジションを回復することができました。3番手に上がったときに前を走る(バレンティーノ)ロッシ(ヤマハ)との差を詰めようとしましたが、ギャップがありすぎて届きませんでした。しかし、表彰台に立てて本当にハッピーです。シーズン序盤の厳しいときを支えてくれた、すべての人たちに感謝したいです」
カテゴリー: F1 / MotoGP