MotoGP
MotoGP 第17戦 日本GPの決勝レースが27日、ツインリンクもてぎで開催され、ランキング2位のホルヘ・ロレンソが優勝。2戦連続7勝目を挙げたことから、タイトル争いの決着は、2週間後の最終戦バレンシアGPに持ち越しとなった。

気温20度。路面温度31度のドライコンディションの中、2戦連続4度目のポールポジションからホールショットを決めたロレンソは、オープニングラップからゴールラインまで一度もポジションを譲らず、2戦連続3度目のポール・トゥ・フィニッシュを達成した。

週末2度目のセッションとなった朝のフリー走行で今季15度目の転倒を喫した2番グリッドのマルク・マルケスは、スタートでポジションを1つ落としたが、ロレンソを追走。3.188秒差で今季12度目のトップ2、15度目の表彰台に進出。

4番グリッドのダニ・ペドロサは、3戦連続12度目の表彰台を獲得。

フリー走行で今季9度目の転倒を喫した7番グリッドのアルバロ・バウティスタは、今季3度目の4位に進出。フリー走行で1番時計を記録した8番グリッドのブラドルは5位。

5番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、スタートで2番手。3ラップ目にコースアウトを喫して11番手に後退したが、6位まで挽回。カル・クラッチロー、ブラドリー・スミス、アンドレア・ドビツィオーゾ、ニッキー・ヘイデンがトップ10入りした。

ホルヘ・ロレンソ (優勝)
「僕はソフト・コンパウンドのタイヤを、他のライダーたちはハード・コンパウンドを選んでいたので、レース終盤は苦しい戦いになると予想していた。でも実際には、終盤でさらにプッシュすることができて、ラップタイムも上がっていったんだ。作戦通りというわけにはいかなかったけれど、ホンダの本拠地で勝てたことは最高の喜び!」

マルク・マルケス (2位)
「今日の2位は、とてもいい結果です。朝のフリー走行で転倒してしまったことで、決勝は、コンスタントに走るのは難しいと思いました。フリー走行では、思うような走りができませんでした。このサーキットをMotoGPマシンで走るのは初めてのことでしたし、ドライコンディションになったフリー走行では、比較するデータが何もありませんでした。あとはウォームアップとレースしかありませんでした。ホルヘ(ロレンソ)の方が、ここでは強い走りをしていました。何度か危ない瞬間がありました。そのため5ポイント縮められても、20ポイントを獲得する方がいいと思い、2位になるための走りに切り替えました。残りは1レースです。一年で一番重要なレースです。バレンシアではこれまで以上に集中してがんばらなければなりません」

ダニ・ペドロサ (3位)
「僕にとっては、厳しいレースでした。全力を出しましたが、コーナー出口で問題を抱え、力を出しきれませんでした。そのため、マルク(マルケス)とホルヘ(ロレンソ)に対して、かなりタイムをロスしてしまいました。レースではずっと3番手でした。彼らについていこうとがんばりました。しかしレース中盤で、徐々に遅れ始めました。次のバレンシアGPに集中しなければなりません。そして、できる限り、がんばらなければなりません」

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カテゴリー: F1 / MotoGP