MotoGP
日本3メーカー、ホンダ、ヤマハ、スズキは、短中期を視野に入れ、夏休み返上で2日間のプライベートテストをブルノともてぎで実施。ヤマハはシームレスシフト・ギアボックスを投入。ホンダは元王者ストーナーがRC213Vと市販レーサー(仮称)をテストする。

ホンダ、ヤマハ、スズキの3メーカーは、ブルノ・サーキットとツインリンクもてぎで、6日から2日間、プライベートテストを実施。次戦インディアナポリスGPからの後半戦、2014年、2015年を視野に、サマーブレイクを返上して開発に着手する。

ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームは、第11戦チェコGPの開催地にて、日本国内でテストを重ねてきたシームレスシフト・ギアボックスを投入。ファクトリーライダーのホルヘ・ロレンソとバレンティーノ・ロッシが初テストを実施する。第7戦TTアッセンで左鎖骨を骨折したロレンソにとって、後半戦開始早々の3連戦を前に、回復具合を確認する絶好の機会となる。

ホンダは、2011年王者のケーシー・ストーナーを召集。第17戦日本GPの開催地にて、RC213VとRC213Vをベースとした市販レーサー(仮称)をテストする。

2015年からの復帰を目指すスズキは、テストライダーに指名されているランディ・ド・プニエと青木宣篤が、カタルーニャ・サーキットとモーターランド・アラゴンに続き、開発プログラムを継続。

開発チームのマネージャーを担当するダビデ・ブリビオは「現在は実験と開発の段階。5月のもてぎ、6月のバルセロナとアラゴンで収集したデータを参考に、そこから取り組みます。ファクトリーにおける開発作業は、継続されており、車体を幾つか試しています。電子制御とエンジンの開発も継続されています」と開発現状を説明。

「電子制御に関しては、現状は三菱製を継続して使用しますが、ファクトリーでは、既にマニエッティ・マレリ製を使用した作業を開始しました。まだ、プロトタイプマシンに装着するのは時期尚早ですが、早い時期に取り組みます」

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カテゴリー: F1 / MotoGP