電動バイクレース『Moto-e World Cup』、エネルがタイトルスポンサー就任
MotoGPを運営するドルナスポーツは6日(火)、イタリア・ローマ市内で、発電・送電・配電においてイタリア国内で独占的なシェアを持つ大手電力会社・エネルギー会社のエネルとの間で、2019年の開催を目指すエレクトリックバイク(電気自動二輪車)のチャンピオンシップ、『FIM MotoE World Cup(MotoEワールドカップ)』のタイトルスポンサーに関して合意したことを発表。同時にテクニカルパートナーとして、ファーストチャージ(高速充電)のサービスを参戦チームに提供する。

今回の合意には、インフラにおける長期的な持続可能を目指すドルナと共通のビジョンを共有し、MotoGP世界選手権のサスティナブルパワーパートナーとして、チャンピオンシップを強力に支援することになった。

タイトルスポンサーとして大会を支援するエネルの最高経営責任者兼ジェネラルマネージャーのフランチェスコ・スタレイスは「ドルナとのパートナーシップを締結する発表は、世界的な電動移動の継続的な発展を約束することを改めて強調します。モーターサイクルレーシングの最高峰であるMotoGPとモータースポーツの世界におけるエキサイティングな新たなフロンティアであるMotoEの両方に、産業ソリューションを提供することにより、エネルは、持続可能な輸送の世界において、技術革新を引き続き探求することができるようになり、MotoGPとMotoEとのパートナーシップは、フォーミラーEにおいて、オフィシャルパワーパートナーとしての地位を確立した次の自然的なステップです」とコメント。

「再生可能エネルギー革命と家庭、企業、都市のためのスマートな技術において、ここ10年間に渡り、リーダーシップを確立したエネルは、世界中の都市に将来において、充電の輸送が重要な役割を果たすことから、ドルナとのパートナーシップを活用して、持続可能な戦略を伝え、実行します」

ドルナスポーツのCEO最高経営責任者カルメロ・エスペレータは、「MotoGP世界選手権のサスティナブルパワーパートナーとして、『MotoE World Cup』のタイトルスポンサーとして、エネルを迎え入れることが大変嬉しいです。この新しいアバンチュールのテクニカルパートナーとして、彼らの協力を得られることが待ち遠しいです。エネルのコミットメント(約束)とバリュー(価値)は、新たなチャンピオンシップの原則に対して完璧にカプセル化します。我々は世界的且つ革新的な巨大な企業との共同事業を大変誇りに思い、一緒に大成功に導くことができると確信します。そして、ゼロエミッションのモータースポーツの未来を再定義し始めます」とエネルの協力を歓迎した。

ドルナスポーツは昨年12月、イタリアのモデナに本拠地を構える電動バイクメーカー、エネルジカ・モーターカンパニーが開発するスーパーバイク「エゴ」の供給を発表。フランスのクレルモン=フェランに本拠地を置くタイヤメーカー、ミシュランがオフィシャルタイヤサプライヤーとして、タイヤを供給することも発表していた。

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カテゴリー: F1 / MotoGP