MotoGP ホンダ アメリカズGP
MotoGP 第3戦アメリカズGPは、青空の広がる絶好のコンディションの中でスタートが切られたが、ホンダ勢にとっては厳しい結果が待ち受けるレースとなった。

初開催の2013年から7年連続ポールポジションを獲得したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、ホールショットを奪うと快調にラップを刻み、8周を終えた時点で2位以下に4秒近いリードを築いた。

前戦アルゼンチンGP同様、独走状態に持ち込んだが、9周目の12コーナーのブレーキングをミス、フロントから転倒を喫し、リタイアとなった。アルゼンチンGPからの2連勝と大会7連覇を逃し、がっくりと肩を落としたマルケスだが、ホームGPとなる次戦スペインGPに向けて、気持ちを切り換えて挑む。

予選3番手から好スタートを切って3番手につけたカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)も、6周目の11コーナーでブレーキングミス、転倒リタイアとなった。トップを走るマルケスを視野に、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、ジャック・ミラー(ドゥカティ)、アレックス・リンス(スズキ)と2位争いの集団を形成。ロッシ(ヤマハ)とともに集団をリードしていただけに悔しい転倒となった。

Repsol Honda Teamで3戦目を迎えるホルヘ・ロレンソは、11番手から決勝に挑んだ。スタート直後の1コーナーでポジションを落とし、オープニングラップ13番手と厳しい出だしとなった。その後、10番手まで追い上げたが、マシンに不調を感じたことからスローダウン。リタイアとなった。

こうして、予選上位につけた3選手が次々に戦列を離れるというホンダにとっては厳しい展開となったが、Repsol Honda Teamと選手にとってホームGPとなる次戦スペインGPでは、その雪辱に挑む。

予選15番手から決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が10位でフィニッシュした。スタート直後の1コーナーの混乱で大きくポジションを落としたが、粘り強く追い上げ、開幕から3戦連続でトップ10フィニッシュを果たした。

中上貴晶(MotoGP 10位)
「今日はスタートがあまりよくなかったうえに、1コーナーでロレンソ選手がラインを変更した際にラインが重なってしまい、ポジションを落としてしまいました。そのあと(ヨハン)ザルコ選手(KTM)を抜くのに手間取り、前のグループから遅れてしまいましたが、前を走る選手が転倒したり、トラブルがあったりで、ポジションを上げていくことができました。終盤に向けてペースを上げていけましたし、もう少し周回があれば8位も可能だったと思います。追い上げているということもありますが、最終ラップにベストラップを出せたのはポジティブでした。10位という結果には満足しています。ただ、内容は序盤の2戦に比べてあまりよくはありませんでした。正直、このサーキットは自信があったので、今季ベストを期待していましたが、トップから31秒差の10位というのは、素直には喜べない内容でした。序盤の2戦は10秒以内でしたし、この遅れについては、これからしっかり検証して次のレースに活かしたいです。これで序盤の3戦が終わりました。とりあえず3戦連続でトップ10フィニッシュを達成し、ヨーロッパラウンドを迎えられるのはうれしいです。次のヘレスは得意なサーキットなので、ベストリザルトを目指します」

ホルヘ・ロレンソ(MotoGP リタイア)
「天候の影響もあり、難しい週末となりました。スタートはあまりうまく行きませんでしたが、すぐにリカバリーすることができました。そして、徐々にポジションを上げることができたのですが、残念ながら、マシンに問題があり、リタイアすることにしました。昨日の問題とは別の問題でした。ポジティブなことは、これまで苦戦してきたところで、いいフィーリングを得られたことです。次はヘレスです。ここは好きなサーキットです。次戦はもっと強くなれることを願っています」

マルク・マルケス(MotoGP リタイア)
「COTAでは6年連続で優勝してきましたが、今日は大きなミスを犯してしまいました。ピットに戻り、チームに謝罪しました。自分のミスなので、ファンにも謝罪しなければなりません。5位争いでミスをするのと、優勝争いでミスをするのは違います。今日は勝てる力がありました。この結果、総合で5番手となりましたが、総合首位とはわずか9ポイント差です。僕たちは人間なので、ミスをすることもあります。今日の失敗から学んで、ヘレスでは強いレースをしたいです」

カル・クラッチロー(MotoGP リタイア)
「とても残念な結果です。いいスタートが切れて、トップグループと同じペースで走行することができました。マルクが少しリードしていましたが、僕は快適に自分のポジションを走っていました。しかし、切り返しで、フロントタイヤのフィーリングがよくありませんでした。転倒したのは11コーナーでフロントがロックしてしまいました。僕の今日のレースはここで終わってしまいました。今年初めてのミスでした。ポイントを獲得できず、残念ですが、ヘレスに向けて気持ちを切り換えなければいけません。ヘレスもすばらしいサーキットです。もっといい仕事ができることを願っています。すばらしいマシンをつくってくれたチームに感謝しています。2週間後のヘレスではもっと前進できるようにがんばります」

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カテゴリー: MotoGP