MotoGP | ホンダ 第12戦 イギリスGP 初日レポート
MotoGP 第12戦イギリスGPのフリー走行は、ときおり青空が広がるも、終日雲の多い天候となった。
午後に行われたMoto3クラスのFP2は、セッション中盤に小雨が降り、Moto2クラスのFP2はセッション開始直後に本格的な雨になり、ウエットコンディションとなった。
FP1、FP2ともにドライコンディションとなったMotoGPクラスは、ホームグランプリに気合十分のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)がFP1で4番手、FP2ではトップのアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)と0.005秒差の2番手と好走を見せ、地元ファンからは大きな拍手が送られた。
今年、路面の全面改修を行ったシルバーストンだったが、7月にはF1グランプリが開催されており、路面コンディションはあまりよくなかった。選手たちからは「昨年とほとんど変わらない。よりひどくなった箇所も」という声もあり、厳しい条件の中での走行となった。その中で順調にセットアップを進めたクラッチローには、16年以来、2年ぶりのポールポジション(PP)獲得と、それ以来の表彰台獲得と優勝への期待が集まっている。
総合首位のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、昨年のデータを基に走行を開始したが、路面改修で条件が変わり、セットアップに苦労しました。そのためFP1ではフロントからのスライドで軽い転倒を喫し10番手と出遅れたが、FP2にかけて順調にセットアップを進め、最終的に4番手へと浮上。2日目のフリー走行と予選に向けてベースのセッティングを作ったマルケス。予選では2年連続5回目、シルバーストンでは通算7回目のPP獲得に挑む。
中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は11番手と、まずまずのスタートを切った。今大会は、ドイツGPで試した高速コーナーとブレーキングで安定するジオメトリーでスタートし、順調にコース攻略を果たした。2日目のフリー走行ではトップ10を目標に、ダイレクトでのQ2進出を目指す。
今季初表彰台、初優勝を目指すダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、バンピーな路面と強い風に苦戦して15番手。前戦オーストリアGPでタイヤの選択に失敗してノーポイントに終わったフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は14番手。トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は21番手と出遅れたが、ともに2日目のフリー走行と予選でのタイム短縮とポジションアップに挑む。
カル・クラッチロー(MotoGP 2番手)
「最高の日とは言えませんが、常に前進したいと思っています。今日のポジションにはもちろん満足していますが、マシンの感触に関しては、十分に満足しているわけではありません。しかし、レースウイークの取り組み方、そして、チームの仕事には満足しています。日曜日の天気が心配です。ドライコンディションで勝てるペースがあるので、どちらかといえば、ドライレースが望ましいです。シルバーストンのことを悪くは言いたくはありませんが、路面はよくありませんでした。それでもすばらしい仕事ができたと思うし、大会の運営も順調です。3カ月前にここを走ったときはフラットで完ぺきでした。今は、バンプがたくさんあります。特にMotoGPマシンのような馬力のあるバイクには乗りづらいです。今日は風も強く、みんなにとって難しい一日でした」
マルク・マルケス(MotoGP 4番手)
「レースウイークのスタートとしてはあまりうまくいかなかったので、FP2の最後のスティントにはとても満足しています。マシンはあまり快適ではありませんでした。少しスライドもありました。昨年のベースのセットアップがうまく機能せず、バンプと風、そして新しいアスファルトに苦戦しました。すべて見直し、FP1からFP2にかけて大きく前進することができました。方向性も見えたのでとてもポジティブでした。チームはすばらしい仕事をしてくれました。さらに改善しなければならないことがいくつかあるので、明日もこの調子で続けたいと思います。でも重要なことはトップからそれほど離れていないところにいるということです。明日はフロントロースタートを目指しがんばります。もしそれが不可能だったら、2列目より下がらないようにしなければなりません。なぜなら日曜日は雨になる可能性が高く、なるべくフロントローに近いところからスタートすることが重要になるからです」
中上貴晶(MotoGP 11番手)
「今日は順調でした。予想通り、Moto2で走っていたシルバーストンとは、かなり違う印象でした。今日はFP1でバレンティーノ(ロッシ)(ヤマハ)の後ろにつくことができて、MotoGPで走るシルバーストンの攻略が一気に進みました。ブレーキングポイント、マシンを起こすタイミングなど、いいヒントをもらいました。それがなければもう少し時間がかかったと思います。最後、トップ10で終われなかったのが残念でしたが、初日としてはいい順位だと思います。路面が改修されたことでグリップは上がっていると思いますが、バンピーな路面には変わりありませんでした。スピードが速いので、正直、かなりひどい感じがしました。風の影響もありました。明日はダイレクトでQ2に進出したいですが、それがかなわないときはQ1からQ2進出を目指したいです。最悪でも4列目までに並びたいです」
フランコ・モルビデリ(MotoGP 14番手)
「MotoGPマシンでサーキットを学ぶ一日だったことを思えば、今日はいい日でした。まだいくつか調整しなければならないことはあります。自分のレースペースをほかの選手と比較して慎重に分析してみましたが、かなり戦闘的だと思います」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 15番手)
「新しいアスファルトの感触がもっといいことを願っていましたが、残念ながらまだバンプがありました。そして風もあり、マシンにかなり影響を受けました。午後は前進できて、トップ10まで追い上げましたが、セッションの最後までそれをキープできませんでした。明日はマシンのセットアップを進めなければなりません。テストをしなければならないスペックもあります。タイヤの選択にも取り組まなければなりません」
トーマス・ルティ(MotoGP 21番手)
「新しいアスファルトになったシルバーストンを走るのをとても楽しみにしていましたが、まだいくつかバンプは残っていました。午前中のペースはよくて、誤ったセットアップの方向へ向かうこともなく、FP2ではさらに速く走ることができました。バンプに乗り上げたときに、もっと走りやすくなるような方法を見つけなければなりません」
カテゴリー: F1 / MotoGP
午後に行われたMoto3クラスのFP2は、セッション中盤に小雨が降り、Moto2クラスのFP2はセッション開始直後に本格的な雨になり、ウエットコンディションとなった。
FP1、FP2ともにドライコンディションとなったMotoGPクラスは、ホームグランプリに気合十分のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)がFP1で4番手、FP2ではトップのアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)と0.005秒差の2番手と好走を見せ、地元ファンからは大きな拍手が送られた。
今年、路面の全面改修を行ったシルバーストンだったが、7月にはF1グランプリが開催されており、路面コンディションはあまりよくなかった。選手たちからは「昨年とほとんど変わらない。よりひどくなった箇所も」という声もあり、厳しい条件の中での走行となった。その中で順調にセットアップを進めたクラッチローには、16年以来、2年ぶりのポールポジション(PP)獲得と、それ以来の表彰台獲得と優勝への期待が集まっている。
総合首位のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、昨年のデータを基に走行を開始したが、路面改修で条件が変わり、セットアップに苦労しました。そのためFP1ではフロントからのスライドで軽い転倒を喫し10番手と出遅れたが、FP2にかけて順調にセットアップを進め、最終的に4番手へと浮上。2日目のフリー走行と予選に向けてベースのセッティングを作ったマルケス。予選では2年連続5回目、シルバーストンでは通算7回目のPP獲得に挑む。
中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は11番手と、まずまずのスタートを切った。今大会は、ドイツGPで試した高速コーナーとブレーキングで安定するジオメトリーでスタートし、順調にコース攻略を果たした。2日目のフリー走行ではトップ10を目標に、ダイレクトでのQ2進出を目指す。
今季初表彰台、初優勝を目指すダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、バンピーな路面と強い風に苦戦して15番手。前戦オーストリアGPでタイヤの選択に失敗してノーポイントに終わったフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は14番手。トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は21番手と出遅れたが、ともに2日目のフリー走行と予選でのタイム短縮とポジションアップに挑む。
カル・クラッチロー(MotoGP 2番手)
「最高の日とは言えませんが、常に前進したいと思っています。今日のポジションにはもちろん満足していますが、マシンの感触に関しては、十分に満足しているわけではありません。しかし、レースウイークの取り組み方、そして、チームの仕事には満足しています。日曜日の天気が心配です。ドライコンディションで勝てるペースがあるので、どちらかといえば、ドライレースが望ましいです。シルバーストンのことを悪くは言いたくはありませんが、路面はよくありませんでした。それでもすばらしい仕事ができたと思うし、大会の運営も順調です。3カ月前にここを走ったときはフラットで完ぺきでした。今は、バンプがたくさんあります。特にMotoGPマシンのような馬力のあるバイクには乗りづらいです。今日は風も強く、みんなにとって難しい一日でした」
マルク・マルケス(MotoGP 4番手)
「レースウイークのスタートとしてはあまりうまくいかなかったので、FP2の最後のスティントにはとても満足しています。マシンはあまり快適ではありませんでした。少しスライドもありました。昨年のベースのセットアップがうまく機能せず、バンプと風、そして新しいアスファルトに苦戦しました。すべて見直し、FP1からFP2にかけて大きく前進することができました。方向性も見えたのでとてもポジティブでした。チームはすばらしい仕事をしてくれました。さらに改善しなければならないことがいくつかあるので、明日もこの調子で続けたいと思います。でも重要なことはトップからそれほど離れていないところにいるということです。明日はフロントロースタートを目指しがんばります。もしそれが不可能だったら、2列目より下がらないようにしなければなりません。なぜなら日曜日は雨になる可能性が高く、なるべくフロントローに近いところからスタートすることが重要になるからです」
中上貴晶(MotoGP 11番手)
「今日は順調でした。予想通り、Moto2で走っていたシルバーストンとは、かなり違う印象でした。今日はFP1でバレンティーノ(ロッシ)(ヤマハ)の後ろにつくことができて、MotoGPで走るシルバーストンの攻略が一気に進みました。ブレーキングポイント、マシンを起こすタイミングなど、いいヒントをもらいました。それがなければもう少し時間がかかったと思います。最後、トップ10で終われなかったのが残念でしたが、初日としてはいい順位だと思います。路面が改修されたことでグリップは上がっていると思いますが、バンピーな路面には変わりありませんでした。スピードが速いので、正直、かなりひどい感じがしました。風の影響もありました。明日はダイレクトでQ2に進出したいですが、それがかなわないときはQ1からQ2進出を目指したいです。最悪でも4列目までに並びたいです」
フランコ・モルビデリ(MotoGP 14番手)
「MotoGPマシンでサーキットを学ぶ一日だったことを思えば、今日はいい日でした。まだいくつか調整しなければならないことはあります。自分のレースペースをほかの選手と比較して慎重に分析してみましたが、かなり戦闘的だと思います」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 15番手)
「新しいアスファルトの感触がもっといいことを願っていましたが、残念ながらまだバンプがありました。そして風もあり、マシンにかなり影響を受けました。午後は前進できて、トップ10まで追い上げましたが、セッションの最後までそれをキープできませんでした。明日はマシンのセットアップを進めなければなりません。テストをしなければならないスペックもあります。タイヤの選択にも取り組まなければなりません」
トーマス・ルティ(MotoGP 21番手)
「新しいアスファルトになったシルバーストンを走るのをとても楽しみにしていましたが、まだいくつかバンプは残っていました。午前中のペースはよくて、誤ったセットアップの方向へ向かうこともなく、FP2ではさらに速く走ることができました。バンプに乗り上げたときに、もっと走りやすくなるような方法を見つけなければなりません」
カテゴリー: F1 / MotoGP