MotoGP フランスグランプリ
MotoGP 第5戦フランスGPのフリー走行は、アメリカズGP、スペインGPと2戦連続で優勝しているマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が好調なスタートを切り、FP1でトップタイム、FP2で2番手タイムをマーク、総合2番手で初日を終えた。前戦スペインGPを終えて、スペインGPの行われたヘレス、続いてイタリアGPの行われるムジェロでテストを実施して、今大会の準備を進めてきた。その成果もあって、FP1では1分33秒台から32秒へとアベレージタイムを上げ、FP2では1分32秒台で連続ラップをこなし、決勝に向けて順調にセットアップを進めた。

ル・マンでは、2014年に優勝しているが、以降はポールポジション(PP)を獲得するも、決勝ではなかなか結果を残せなかった。昨年の大会では、コーナーの立ち上がりに課題を抱えていたことからコーナーでタイムを短縮しようと奮闘したが、転倒リタイアに終わった。今年はRC213Vの仕上がりもよく、ル・マンでもそのパフォーマンスを存分に引き出すことに成功した。予選では、今季2回目のPP獲得に挑む。

前戦スペインGPで不運の転倒を喫し、リタイアに終わっているダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)も、ヘレスとムジェロでテストを実施、ル・マンに向けて準備を進めてきた。今大会は今季初の表彰台、今季初の優勝を目指すが、その戦いに向けてセットアップに集中し、初日総合8番手だった。ル・マンでは13年に優勝しているが、それ以降はル・マンの不安定な天候の影響もあり、思うように力を発揮できなかった。今年はRC213Vの仕上がりのよさに自信を深めていたが、ここまでは不運のレースが続き、結果を残せていない。今大会は悪い流れに終止符を打つ意気込みだ。

前戦スペインGPでPPを獲得するも決勝で転倒リタイアに終わったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、その雪辱に闘志を燃やしている。FP1では4番手タイムとまずまずのスタートを切ったが、FP2では左の7コーナーで転倒を喫し11番手とポジションを落とした。2日目のフリー走行と予選では、ばん回に挑む。

ルーキー勢は、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が17番手、フランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が20番手、トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が23番手だった。中上とモルビデリはFP2で転倒、ルティはFP1でそれぞれ転倒を喫し、思うようにタイムを更新できなかった。しかし、3選手ともにル・マンを得意とするだけに、2日目のフリー走行と予選でタイムの短縮とポジションアップに挑む。

毎年大接戦となるル・マンの戦い。初日のフリー走行ではトップから1秒差以内に16台という厳しい戦いとなった。

マルク・マルケス (MotoGP 2番手)
「今日は両セッションをドライで走ることができました。今週は、引き続き天気はよさそうで、ル・マンではあまりないレースウイークになりそうです。そのため、レースのセットアップに取り組むことができました。またタイヤテストに集中できたし、タイヤのフィーリングを理解することができました。フロントのハードだけが今日は試せませんでしたが、リアタイヤはすべてテストすることができました。今日はハードのリアタイヤで自己最速タイムを出しました。それで10周ほど連続ラップすることができたし、ポジティブな初日になりました。ここの戦いは大接戦になるので、セットアップがとても重要になります。引き続きセットアップに取り組まなければなりません」

ダニ・ペドロサ (MotoGP 8番手)
「ヘレスで転倒したあとのテストでは、少し痛みがあり、今日はいいペースをつかむのに苦戦しました。午前中は体調が100%ではなかったので、うまくスタートできませんでした。その後少しずつ前進し、午後はまずまずの結果になりました。これはポジティブなことです。最後のスティントで、新しいカウルを使いました。特にこのサーキットではウィリーをコントロールするのに少し役立ちそうです。マシンは全体的にバランスがよくなりましたが、もっと理解するためにさらに取り組んでいきたいです。明日はタイヤテストに集中して取り組みます。また、セットアップも細かい部分をいくつか調整したいです」

カル・クラッチロー (MotoGP 11番手)
「FP2でトップ10に入ることができなかったときは、いい睡眠を取ることができません。でも、今回はいいペースがあることに疑いはありません。全体的にはとてもいい日でした。マシンのフロントの感触が完ぺきではありませんでしたが、ペースはよかったです。ハードリアタイヤをFP2の最後に使いました。セッションスタートからフロントタイヤは同じものを使いましたが、コンディションがあまりよくありませんでした。1コーナーで危うく転びそうになり、その1周後の5コーナーで転倒しました。転倒は完全に僕のミスです。少しはらんでしまったのですが、曲がらずまっすぐ進むべきでした。曲がろうとしてバンプに当たってしまいました。でもいいペースをつかめたことはとてもうれしいです。明日はもっといい日になることを願っています」

中上貴晶 (MotoGP 17番手)
「今日はリアのグリップがちょっと足りず、12コーナーで転倒してしまいました。自分としてはグリップがよくないのでゆっくりアクセルを開けたのですが、あっという間に飛ばされました。Moto2時代もハイサイドはほとんど経験なかったですが、久しぶりのハイサイドでした。今日はスペインGP後の公式テストで試したウイング効果のあるカウルを使用しました。午前中はスタンダードと比較テスト。午後は完全にウイング効果のあるカウルで走行しました。ル・マンは、狭くてコーナー間が短く、フィジカル的にはハードです。今日の転倒で右足を強く打ちましたが、大きなケガがなくてよかったです。明日は痛み止めを飲んで走るかもしれませんが、今晩は明日に向けてできるだけ足を回復させる処置をしたいです」

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カテゴリー: MotoGP