【MotoGP】 ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP 初日レポート
MotoGP 第2戦アルゼンチンGPのフリー走行は、2年ぶり3回目の大会制覇を目指すマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、順調にタイムを更新してトップタイムをマークした。午前中1回目の走行は、路面が汚れているため、前後にソフトタイヤを装着してマシンの確認作業を行った。このセッションでマルケスは6番手。無理をしない走行に徹したが、リズムある走りは午後のFP2に向けて自信を感じさせるものだった。
テルマス・デ・リオ・オンドは、午前中は青空が広がったが、午後になって雲が空を覆うようになった。そのためMoto2クラスのFP2は、セッション途中に一時的に雨になり、その影響でMotoGPクラスのFP2は、スリックタイヤでコースインするも、セッション序盤は様子を見ながらの走りとなった。
しかし、次第に路面コンディションは回復、前後にミディアムタイヤを装着したマルケスは、快調に周回を続け、セッション終盤にはリアにソフトタイヤを入れてアタック。午前中より約1.4秒タイムを短縮する1分39秒台をマーク、トップタイムで初日を締めくくった。
2番手には、2年連続表彰台と今季初優勝を目指すカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)で、マルケスに続いて1分39秒台をマークした。午前中の走行では、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)に続いて2番手。午後のFP2では、雨の影響に加え、風も出て難しいコンディションだったが、マルケスに続いて2番手と、開幕戦カタールGPからの好調をキープした。
3番手にはペドロサで、FP1でトップタイムをマーク。順調なスタートを切った。しかし、午後のFP2は路面コンディションがつかみにくい状態となり、FP1のタイムを更新できず3番手へとポジションを落とした。しかし、マルケス、クラッチローとともに好調なスタートとなり、予選ではHonda勢のポールポジション争い、そしてフロントロー独占が期待される。
以下、ルーキー勢は、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、MotoGPマシンで初めて走るテルマス・デ・リオ・オンドの慣熟走行に徹し、首位のマルケスから約2秒落ちの20番手。2日目のフリー走行ではトップ10入りにチャレンジ、ダイレクトでのQ2進出を目指す。開幕戦カタールGPでルーキー勢トップの12位になったフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)もMotoGPマシンで初めて走るテルマス・デ・リオ・オンドの走り込みに徹して21番手。トーマス・ルティもコース攻略に多くの時間を割いて23番手だった。
マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
「今日はいい日になりました。今朝セッションをスタートした時は、路面がかなり滑りやすく、少し苦戦しました。でもこれはほかのライダーたちにとっても同じことでした。アスファルトは徐々にきれいになっていきました。午後のセカンドセッションのコンディションは、ミックスしていて少し不思議なフィーリングでしたが、マシンのセットアップでは全体的にいい仕事ができました。このようなコンディションになったときにどうすればいいのか、ということでは、かなりはっきりしたことがわかりました。アルゼンチンGPは、うまくスタートすることも重要ですが、コンディション変化もしっかり見極めなくてはいけません。残り2日もいろいろ変わっていくと思います。日曜日に全く違った路面になる可能性もあります。その時は違うセットアップが必要です。そのためにも集中力を維持して、決勝レースへ向けて引き続き一生懸命取り組まなければなりません」
カル・クラッチロー(MotoGP 2番手)
「初日としてはとてもポジティブでした。とてもいい方向で取り組んでいると思います。明日も引き続きいい仕事をしたいです。午後のセッションは不安定な天候となり、とてもトリッキーでしたが、チームの仕事に満足しています。今のところカタールでのいい走りをキープできていると思います。どのような天気になっても引き続き集中し、楽しみたいです。そして日曜日のレースに向けていいグリッドを獲得できるようにがんばりたいです」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 3番手)
「このサーキットは、初日はとても滑りやすく、最初のプラクティスは少し厳しいものになります。再舗装されたところはバンプがよくなっているように感じました。しかし、路面が汚すぎて、グリップを理解しにくかったです。週末の天気予報があまりよくなさそうなので、午前中はドライコンディションで最大限の力を発揮できるように、タイヤテストに取り組みました。今日はいいスタートを切れましたが、午後はコンディションがミックスして、予定していたすべての仕事をこなすことができませんでした。明日の天気がどうなるか様子を見て、日曜日へ向けて引き続き仕事に取り組みたいです」
中上貴晶(MotoGP 20番手)
「テルマス・デ・リオ・オンドをMotoGPで初めて走った第一印象は、カタールとは違い、Moto2と同じように乗ることができました。今日はソフトとミディアムの両方のタイヤのテストをしました。午後は風が強く、路面コンディションもあまりよくなかったのですが、フィードバックもあり、順調な一日となりました。午前はソフトタイヤを前後に入れて走りました。午後は前後にミディアムタイヤで走りましたが、レースに向けていいフィーリングでした。明日のFP3では、新品タイヤでしっかりタイムを狙います。タイムを伸ばせるポイントをたくさん見つけることができたのでQ2進出を目指します。天候が不安定でしたが、非常にポジティブな一日でした」
フランコ・モルビデリ(MotoGP 21番手)
「ドライコンディションのセットアップに取り組みましたが、今日は完ぺきな天気ではありませんでした。まだ十分な速さがありませんし、加速時のリアのグリップに苦戦しています。これはストレートのトップスピードにも影響するので改善する必要があります」
トーマス・ルティ(MotoGP 23番手)
「FP1では少し失敗しましたが、思っていたよりグリップレベルがよかったので驚きました。FP2ではセッション終盤に向けて雨も止んでグリップもよくなりました。そのためリズムもよくなり引き続き自分のスタイルで走れるようにトライしました。まだ勉強の段階です。前進する必要があります。チームクルーも僕の走りに合ったセットアップを見つけてサポートしてくれています」
カテゴリー: F1 / MotoGP
テルマス・デ・リオ・オンドは、午前中は青空が広がったが、午後になって雲が空を覆うようになった。そのためMoto2クラスのFP2は、セッション途中に一時的に雨になり、その影響でMotoGPクラスのFP2は、スリックタイヤでコースインするも、セッション序盤は様子を見ながらの走りとなった。
しかし、次第に路面コンディションは回復、前後にミディアムタイヤを装着したマルケスは、快調に周回を続け、セッション終盤にはリアにソフトタイヤを入れてアタック。午前中より約1.4秒タイムを短縮する1分39秒台をマーク、トップタイムで初日を締めくくった。
2番手には、2年連続表彰台と今季初優勝を目指すカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)で、マルケスに続いて1分39秒台をマークした。午前中の走行では、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)に続いて2番手。午後のFP2では、雨の影響に加え、風も出て難しいコンディションだったが、マルケスに続いて2番手と、開幕戦カタールGPからの好調をキープした。
3番手にはペドロサで、FP1でトップタイムをマーク。順調なスタートを切った。しかし、午後のFP2は路面コンディションがつかみにくい状態となり、FP1のタイムを更新できず3番手へとポジションを落とした。しかし、マルケス、クラッチローとともに好調なスタートとなり、予選ではHonda勢のポールポジション争い、そしてフロントロー独占が期待される。
以下、ルーキー勢は、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、MotoGPマシンで初めて走るテルマス・デ・リオ・オンドの慣熟走行に徹し、首位のマルケスから約2秒落ちの20番手。2日目のフリー走行ではトップ10入りにチャレンジ、ダイレクトでのQ2進出を目指す。開幕戦カタールGPでルーキー勢トップの12位になったフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)もMotoGPマシンで初めて走るテルマス・デ・リオ・オンドの走り込みに徹して21番手。トーマス・ルティもコース攻略に多くの時間を割いて23番手だった。
マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
「今日はいい日になりました。今朝セッションをスタートした時は、路面がかなり滑りやすく、少し苦戦しました。でもこれはほかのライダーたちにとっても同じことでした。アスファルトは徐々にきれいになっていきました。午後のセカンドセッションのコンディションは、ミックスしていて少し不思議なフィーリングでしたが、マシンのセットアップでは全体的にいい仕事ができました。このようなコンディションになったときにどうすればいいのか、ということでは、かなりはっきりしたことがわかりました。アルゼンチンGPは、うまくスタートすることも重要ですが、コンディション変化もしっかり見極めなくてはいけません。残り2日もいろいろ変わっていくと思います。日曜日に全く違った路面になる可能性もあります。その時は違うセットアップが必要です。そのためにも集中力を維持して、決勝レースへ向けて引き続き一生懸命取り組まなければなりません」
カル・クラッチロー(MotoGP 2番手)
「初日としてはとてもポジティブでした。とてもいい方向で取り組んでいると思います。明日も引き続きいい仕事をしたいです。午後のセッションは不安定な天候となり、とてもトリッキーでしたが、チームの仕事に満足しています。今のところカタールでのいい走りをキープできていると思います。どのような天気になっても引き続き集中し、楽しみたいです。そして日曜日のレースに向けていいグリッドを獲得できるようにがんばりたいです」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 3番手)
「このサーキットは、初日はとても滑りやすく、最初のプラクティスは少し厳しいものになります。再舗装されたところはバンプがよくなっているように感じました。しかし、路面が汚すぎて、グリップを理解しにくかったです。週末の天気予報があまりよくなさそうなので、午前中はドライコンディションで最大限の力を発揮できるように、タイヤテストに取り組みました。今日はいいスタートを切れましたが、午後はコンディションがミックスして、予定していたすべての仕事をこなすことができませんでした。明日の天気がどうなるか様子を見て、日曜日へ向けて引き続き仕事に取り組みたいです」
中上貴晶(MotoGP 20番手)
「テルマス・デ・リオ・オンドをMotoGPで初めて走った第一印象は、カタールとは違い、Moto2と同じように乗ることができました。今日はソフトとミディアムの両方のタイヤのテストをしました。午後は風が強く、路面コンディションもあまりよくなかったのですが、フィードバックもあり、順調な一日となりました。午前はソフトタイヤを前後に入れて走りました。午後は前後にミディアムタイヤで走りましたが、レースに向けていいフィーリングでした。明日のFP3では、新品タイヤでしっかりタイムを狙います。タイムを伸ばせるポイントをたくさん見つけることができたのでQ2進出を目指します。天候が不安定でしたが、非常にポジティブな一日でした」
フランコ・モルビデリ(MotoGP 21番手)
「ドライコンディションのセットアップに取り組みましたが、今日は完ぺきな天気ではありませんでした。まだ十分な速さがありませんし、加速時のリアのグリップに苦戦しています。これはストレートのトップスピードにも影響するので改善する必要があります」
トーマス・ルティ(MotoGP 23番手)
「FP1では少し失敗しましたが、思っていたよりグリップレベルがよかったので驚きました。FP2ではセッション終盤に向けて雨も止んでグリップもよくなりました。そのためリズムもよくなり引き続き自分のスタイルで走れるようにトライしました。まだ勉強の段階です。前進する必要があります。チームクルーも僕の走りに合ったセットアップを見つけてサポートしてくれています」
カテゴリー: F1 / MotoGP