MotoGP ロードレース世界選手権 アラゴングランプリ
MotoGP 第14戦アラゴンGPのフリー走行は、終日、雨が降ったり止んだりの不安定な天候となった。午前中は、セッション開始直前に雨が降り始め、午後のセッションも断続的に雨が降り続けるコンディションに。難しい路面コンディションとなった1日目だが、午後に比べて雨量の多かったFP1では、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)がトップタイムをマークし、降ったり止んだりで路面コンディションが変化した午後のセッションでは、セッション終盤に一気にタイムを上げたチームメートのダニ・ペドロサがトップタイムをマークし、総合でも首位で初日を終えた。

今季初優勝を達成した第4戦スペインGP(ヘレス)以来となる初日総合トップに浮上したダニ・ペドロサは、目まぐるしく変化する路面コンディションに翻ろうされる一日となったが、ストレート部分がほぼドライコンディションになった午後のセッションでは、終盤にただ一人だけ1分59秒台をマークし、応援に駆けつけた地元ファンを喜ばせた。アラゴンGPでは、12年大会で優勝しているダニ・ペドロサ。5年ぶりの優勝と、今季2勝目に向けて手応えのある一日となった。

FP1でトップタイムをマークしたマルク・マルケスも、好調なスタートを切った。午後のセッションでは雨量が少なく、特にセッション終盤は路面が乾き始めたことで、走行を見合わせた。そのため、FP2は4番手タイムに終わったが、路面が乾き始めるまではトップタイムをマーク。MotoGPクラスにデビューしてから、アラゴンGPで4年連続ポールポジション(PP)を獲得している速さをアピールした。土曜日は天候が回復することが予想されており、チームメートであるダニ・ペドロサとのPP争いに地元ファンの期待は膨らむ。

カル・クラッチロー(LCR Honda)は6番手で初日を終えた。前戦サンマリノGPの開幕前に左手人差し指をナイフで切り、その際に腱を切ってしまったクラッチロー。サンマリノGPは手術をした左手人差し指に副え木を当てての走行を強いられたが、今大会もその状況に変わりはなかった。この日は不安定なコンディションとなったために、リスクを負わずセットアップに集中した。

ジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は12番手に。この日は、目まぐるしく路面の状態が変わったが、どのコンディションでもまずまずの走りを見せた。天候が回復することが予想される土曜日のFP3では、Q2進出に挑む。チームメートのティト・ラバトは、中途半端な路面コンディションをうまく攻略できず、慎重な走りで22番手。天候が回復する土曜日で、タイムの短縮とポジションアップに挑む。

ダニ・ペドロサ (MotoGP 1番手)

「今日は少し奇妙なコンディションでしたが、満足しています。どちらのセッションでも、コースに出る準備をしていると雨が降り始め、セットアップとタイヤを変えなければならなくなりました。路面は濡れていましたが、それほど濡れていたわけでもなく、あまり多く周回することはできませんでした。スリックタイヤを使う機会もありませんでした。午後はコースの最後の部分のロングコーナーやストレート部分がほぼドライで、タイヤがかなり温まりました。明日のコンディションの様子を見て、どのような感触を見つけられるか考えたいです」

マルク・マルケス (MotoGP 4番手)

「今日は特異なコンディションでしたが、うまくいきました。このようなコンディションでは、マシンを深く理解することは不可能です。午前中の路面はウエットでしたが、午後のFP2では、セッション終盤にかけて路面がかなり乾きました。コンディションの変化にあまりリスクを負わないようにして、最後はピットで待機しました。今日はマシンの感触をつかむことはできましたが、あまり多くの情報は得られませんでした。とにかく、マシンの感触は1周目からよく、速さもあったので、今のところなにも心配はしていません。明日もあさっても晴れそうです。引き続きプッシュし、ドライコンディションで自分たちのポジションを確認したいです」

カル・クラッチロー (MotoGP 6番手)

「FP2の走りをみれば分かるように、今日はそれほど悪くありませんでした。ただ、左回りのサーキットなので、腕が少し痛みました。まだ、ケガをした指をまっすぐの状態に保っていなければならず、ハンドルバーもいつもと違う握り方をしています。明日はハンドルバーの位置を少し変えて、前進できるか様子を見たいです。全体的に感触はよく、マシンも快適です。最高の感触というわけではありませんが、もし今日がレース日であったとしても、戦闘的に走れたと思います」

ジャック・ミラー (MotoGP 12番手)

「今日は不思議な日でした。午前中はウエットで、FP1が終わるころには乾きました。少しプッシュできるラインがありましたが、ドライコンディションのようなペースでは走れませんでした。フルウエットでは力強いペースがあるように感じました。また、乾いていく路面をレインタイヤで走ったときの自分のペースにも満足しています。全体的にはかなりポジティブな日になりましたが、明日はみんながトップ10へ向けてアタックすると思うので、明日の午前中のFP3はかなり熱いものになると思います。おもしろくなると思うし、その中に自分が入れることを願っています」

ティト・ラバト (MotoGP 22番手)

「今日のコンディションはとても難しかったです。ハーフウエットやハーフドライのときに、どのくらいプッシュできるかを見極めるのは決して簡単なことではありませんでした。大きなリスクを負わずに、もっと自信を持って走れるようなセットアップに取り組みました。しかし、このようなコンディションはあまり好きではありません。それほど速く走ることはできませんでしたが、それでも楽しめたと思います。明日とあさってはドライになりそうなので、どうなるか様子を見たいです。レースのセッティングに取り組めず一日を無駄にしてしまったので、明日は天気が安定することを願っています」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: MotoGP