MotoGP オーストラリアGP:スズキのアレックス・リンスが2年ぶりに優勝
2022年 MotoGP 第18戦オーストラリアGPの決勝レースが10月16日、フィリップアイランド・サーキットで行われ、アレックス・リンスが2年ぶりに優勝した。

気温14度、路面温度35度のドライコンディションの中、10番グリッドのアレックス・リンスがオープニングラップで9番手、3ラップ目に11番手に後退したがトップグループを追走すると、最終ラップに逆転。2020年10月の第10戦アラゴンGP以来36戦ぶりに優勝、プレミアクラス4勝目、キャリア通算18勝目を挙げ、総合11位から8位に浮上した。

プレミアクラス100度目の表彰台
2番グリッドのマルク・マルケスは0.186秒差の2位。2021年10月の第16戦エミリア-ロマーニャGP以来10戦ぶり、復帰してから4戦目で表彰台を獲得。プレミアクラス100度目、キャリア初通算139度目の表彰台を獲得した。

プレミアクラスで初のポイントリーダー
3番グリッドのフランチェスコ・バニャイアは0.224秒差の3位。2戦連続の3位、8度目の表彰台を獲得すれば、9番グリッドのマルコ・ベツェッキは0.534秒差の4位。15番グリッドのエネア・バスティアニーニは0.557秒差の5位。7番グリッドのルカ・マリーニは0.688秒差の6位。ポールポジションのホルヘ・マルティンは0.884秒差の7位。

ウェットコンディションとなったウォームアップ走行で週末4度目の1番時計を刻んだ6番グリッドのヨハン・ザルコは3.141秒差の8位に入り、ドゥカティ勢が3位から8位までを占めた。

アレイシ・エスパルガロ、可能性を残す
4番グリッドのアレイシ・エスパルガロは、終盤にトップグループから離されて4.548秒差の9位。16番グリッドのブラッド・ビンダーは5.940秒差の10位まで挽回。13番グリッドのポル・エスパルガロは11.048秒差の11位。21番グリッドのミゲール・オリベイラ、17番グリッドのカル・クラッチロー、18番グリッドのダーリン・ビンダー、19番グリッドのレミー・ガードナーがポイント圏内に進出。

12番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは終盤に失速して17位。負傷から復帰した14番グリッドのジョアン・ミルは18位。負傷代役を務めた24番グリッドの長島哲太は39.618秒差の19位。

ファビオ・クアルタラロ、オーバーラン後に転倒
5番グリッドのファビオ・クアルタラロは、6番手走行中の4ラップ目4コーナーでオーバーラン。22番手まで後退した後、15番手まで挽回したが、11ラップ目の2コーナーで今季6度目の転倒。

8番グリッドのジャック・ミラーは、7番手走行中の4コーナー、前日に改名されたジャック・ミラー・コーナーで9番手からポジションアップを狙った11番グリッドのアレックス・マルケスから追突される形で接触転倒。23番グリッドのフランコ・モルビデリは22ラップ目に転倒。

チャンピオンシップ
総合2位フランチェスコ・バニャイアは、16ポイントを加算して4年目のプレミアクラスで初めてポイントリーダーに飛び出せば、総合1位ファビオ・クアルタラロは、2戦連続4度目の0ポイントで14ポイント差の2位に後退。

総合3位アレイシ・エスパルガロは、7ポイントを加算したがギャップが27ポイント差に広がり、総合4位エネア・バスティアニーニは42ポイント差。残り2戦50ポイントのタイトル争いで逆転の可能性を残したが、総合5位ジャック・ミラーは54ポイント差となり、可能性を失った。

マレーシアGP
2019年以来3年ぶりの開催となる次戦マレーシアGPは、来週末に2月にオフィシャルテストを実施したセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、10月23日の決勝レースは、現地時間の15時00分、日本時間16時00分スタート。

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カテゴリー: F1 / MotoGP