小椋藍、ポール・トゥ・ウィンで2勝目 Moto2ポイントリーダーに浮上
Moto2 第13戦オーストリアGPの決勝レースが8月21日(日)にレッドブルリンクで行われ、ポールポジションの小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)がスタートからプラクティスで掴んだペースを刻んで、第6戦スペインGPに続いて2勝目、2度目のポール・トゥ・ウィンを達成。

小椋藍は、『Moto2』の日本人ライダーでは、中上貴晶に並ぶ最多勝の2勝目を挙げ、中量級30戦目で初めて、軽量級2年目の2020年9月、第9戦カタルーニャGP以来キャリアで2度目のポイントリーダーに飛び出した。

気温20度、路面温度22度のドライコンディションの中、5番グリッドのソムキアット・チャントラは、第2戦インドネシアGP以来となる優勝に向けて最終ラップにチームメイトの小椋藍に挑戦したが、0.173秒差の2位。第7戦フランスGP以来4度目の表彰台を獲得し、2013年から参戦するイデミツ・ホンダ・チーム・アジアが初めてのワンツーフィニッシュ、4月の第3戦アルゼンチンGP以来2度目ダブルポディウムを獲得した。

4番グリッドのジェイク・ディクソンは7.854秒差の3位。3戦連続4度目の3位を獲得すれば、左大腿骨の骨折から復帰した6番グリッドのペドロ・アコスタは4位。

『Moto2™』元年のトニ・エリアス以来となる4連勝を狙った3番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは8.037秒差の5位。13番グリッドのアロン・カネト、2番グリッドのアロンソ・ロペス、8番グリッドのマルセル・シュロッター、9番グリッドのアルベルト・アレナス、19番グリッドのジェリミー・アルコバがトップ10入り。

30番グリッドの羽田太河は59.204秒差の22位。

ウォームアップ走行で1番時計を刻んだ12番グリッドのフェルミン・アルデグエルは11ラップ目の2コーナーで週末2度目、今季9度目の転倒。

7番グリッドのチェレスティーノ・ヴィエッティは、3番手を走行していた17ラップ目の3コーナーで今季7度目の転倒。15番グリッドのトニー・アルボリーノは、18ラップ目の3コーナーで10番グリッドのロレンソォ・ダッラ・ポルタに追突して今季6度目の転倒。

チャンピオンシップは、総合2位小椋藍が25ポイントを加算してポイントリーダーに浮上すれば、総合1位アウグスト・フェルナンデェスは1ポイント差の総合2位に後退。総合3位チェレスティーノ・ヴィエッティはギャップが15ポイント差から27ポイント差に広がった。

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カテゴリー: F1 / MotoGP