MotoGP:ホンダ 2021年 第10戦 スティリアGP 初日レポート
後半戦のスタートとなったMotoGP 第10戦スティリアGPのフリー走行は、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)がトップタイムをマークし、今季初めて総合首位で初日を終えた。
今大会は、開幕までの数日間、雨の多い不安定な天候が続いた。しかし、開幕初日の午前中は青空が広がる絶好のコンディションとなり、その中で中上は、走り出しから1分24秒台で連続ラップをこなした。
セッション終盤には、前後にミディアムコンパウンドの新品タイヤを装着し2周連続で1分23秒台をマーク。最終ラップに刻んだ1分23秒805で首位に浮上した。
レッドブルリンクは、昨シーズンも2週連続の開催となった。先に行われたオーストリアGPで中上は予選10番手、2週目のスティリアGPではポールポジション(PP)争いを繰り広げ、わずかの差で2番手だった。この日のベストタイムは、そのときのベストにわずか0.2秒届かなかったが、FP1としてはすばらしいタイムだった。
今年はスティリアGPが先に行われるため、スティリアGPで2年連続のフロントローと今季初のPP獲得が期待される。
Repsol Honda Teamで10戦目を迎えるポル・エスパルガロが、初日5番手と順調なスタートを切った。FP1では、タイヤテストをこなしながら着実にタイムを更新した。最後のアタックも「改善の余地はある」と2日目のタイム短縮に自信を見せる快走だった。ウエットコンディションになったFP2では、まっさきにコースイン。Hondaで初の表彰台獲得、2年連続スティリアGP表彰台獲得に向けて気合の入った走りを見せた。昨年の大会では3位表彰台に立っているだけに、土曜日のFP3と予選に注目だ。
ポル・エスパルガロに続き、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が6番手タイムをマークした。マルク・マルケスにとっては、思ったようにタイムを出せず、フラストレーションをためる一日となったが、ハイスピードコースでのマシンの切り返しもスムーズになり、右腕の力も着実に復活したことを感じさせる走りだった。ウエットになったFP2もウエットのセッションとレインタイヤのフィーリングを確認。不安定な天候が予想される日曜日の決勝レースに向けて準備を進めた。
FP1で13番手だったアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)が、ウエットコンディションとなったFP2ではHonda勢トップの7番手と好調な走りを見せた。ドライコンディションでは、フロントにソフト、リアにミディアムを入れて1セットで走行を続けて13番手につけるなど内容は悪くなかった。今年は新品タイヤのパフォーマンスをうまく引き出せず苦戦しているが、ウイークポイント克服に一歩前進したことを感じさせる走りだった。また、ウエットコンディションではHonda勢でもっとも安定した走りを見せており、後半戦の巻き返しに期待だ。
中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
「夏休み明けの大会初日にトップタイムをマークすることができてうれしいです。FP1は新品タイヤで1分23秒台を2周連続でマークすることができましたし、ユーズドタイヤでも安定したペースを刻むことができました。シーズン後半戦のスタートとしてはいい一日となりました。FP2はセッション開始直前に雨が降り始めてウエットコンディションになりました。今週は天候が不安定なのでウエットコンディションの確認のためにコースにでました。セッション終盤にかけてあっという間に路面は乾いて行きましたが、そのまま走り続けました。ドライ、ウエットともに全体的によかったと思います。予選、決勝にむけて、明日のFP3とFP4は、マシンのセットアップに集中します」
ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
「今日はマシンのパフォーマンスがよくて、プッシュするとラップタイムも上がりました。夏休みを終えて、こうしてサーキットへ戻ってくることができてとてもうれしいです。でも、調子を取り戻すのに少し時間がかかりそうです。このサーキットはマシンがよく機能しているし相性がいいサーキットなのでアドバンテージを最大限発揮できると思います。今日はウエットでもドライでもポジティブなフィーリングがありました。まだまだ改善できると思うし、最後のラップタイムも悪くありませんでした。週末がどのような天気になるか様子を見たいと思います」
マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
「正直、今日はもっといいタイムが出せると思っていましたが、あまりいいフィーリングがありませんでした。そのため、この状況を受け入れて仕事に取り組みました。少しフラストレーションがたまりましたが、できることはすべてやりました。まだ、思ったようなレベルではありませんが、タイムはかなりよかったと思います。レースウイークを通してどのような走りができるか、そして、どうすればフィーリングがよくなるかを考えていきたいです。休み明けとしては、マシンはうまく機能しています。タイムもかなり接近しています。今週末は天候が少し複雑になるかもしれませんが、これは誰にとっても同じことです」
アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
「ドライコンディションで走れたFP1はとてもいいフィーリングがありました。長い休みのあとは、フィーリングをすぐに取り戻せるかどうかが一番心配になりますが、いいスタートが切れたと思います。残念ながらFP2はウエットになりましたが、日曜日は雨になりそうなので、今日はそのテストになりました。ウエットのフィーリングもとてもよかったです。ドライコンディションでは取り組まなければならないことがたくさんありますが、今日の仕事には満足しています。明日前進できるようにがんばります」
カテゴリー: F1 / MotoGP
今大会は、開幕までの数日間、雨の多い不安定な天候が続いた。しかし、開幕初日の午前中は青空が広がる絶好のコンディションとなり、その中で中上は、走り出しから1分24秒台で連続ラップをこなした。
セッション終盤には、前後にミディアムコンパウンドの新品タイヤを装着し2周連続で1分23秒台をマーク。最終ラップに刻んだ1分23秒805で首位に浮上した。
レッドブルリンクは、昨シーズンも2週連続の開催となった。先に行われたオーストリアGPで中上は予選10番手、2週目のスティリアGPではポールポジション(PP)争いを繰り広げ、わずかの差で2番手だった。この日のベストタイムは、そのときのベストにわずか0.2秒届かなかったが、FP1としてはすばらしいタイムだった。
今年はスティリアGPが先に行われるため、スティリアGPで2年連続のフロントローと今季初のPP獲得が期待される。
Repsol Honda Teamで10戦目を迎えるポル・エスパルガロが、初日5番手と順調なスタートを切った。FP1では、タイヤテストをこなしながら着実にタイムを更新した。最後のアタックも「改善の余地はある」と2日目のタイム短縮に自信を見せる快走だった。ウエットコンディションになったFP2では、まっさきにコースイン。Hondaで初の表彰台獲得、2年連続スティリアGP表彰台獲得に向けて気合の入った走りを見せた。昨年の大会では3位表彰台に立っているだけに、土曜日のFP3と予選に注目だ。
ポル・エスパルガロに続き、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が6番手タイムをマークした。マルク・マルケスにとっては、思ったようにタイムを出せず、フラストレーションをためる一日となったが、ハイスピードコースでのマシンの切り返しもスムーズになり、右腕の力も着実に復活したことを感じさせる走りだった。ウエットになったFP2もウエットのセッションとレインタイヤのフィーリングを確認。不安定な天候が予想される日曜日の決勝レースに向けて準備を進めた。
FP1で13番手だったアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)が、ウエットコンディションとなったFP2ではHonda勢トップの7番手と好調な走りを見せた。ドライコンディションでは、フロントにソフト、リアにミディアムを入れて1セットで走行を続けて13番手につけるなど内容は悪くなかった。今年は新品タイヤのパフォーマンスをうまく引き出せず苦戦しているが、ウイークポイント克服に一歩前進したことを感じさせる走りだった。また、ウエットコンディションではHonda勢でもっとも安定した走りを見せており、後半戦の巻き返しに期待だ。
中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
「夏休み明けの大会初日にトップタイムをマークすることができてうれしいです。FP1は新品タイヤで1分23秒台を2周連続でマークすることができましたし、ユーズドタイヤでも安定したペースを刻むことができました。シーズン後半戦のスタートとしてはいい一日となりました。FP2はセッション開始直前に雨が降り始めてウエットコンディションになりました。今週は天候が不安定なのでウエットコンディションの確認のためにコースにでました。セッション終盤にかけてあっという間に路面は乾いて行きましたが、そのまま走り続けました。ドライ、ウエットともに全体的によかったと思います。予選、決勝にむけて、明日のFP3とFP4は、マシンのセットアップに集中します」
ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
「今日はマシンのパフォーマンスがよくて、プッシュするとラップタイムも上がりました。夏休みを終えて、こうしてサーキットへ戻ってくることができてとてもうれしいです。でも、調子を取り戻すのに少し時間がかかりそうです。このサーキットはマシンがよく機能しているし相性がいいサーキットなのでアドバンテージを最大限発揮できると思います。今日はウエットでもドライでもポジティブなフィーリングがありました。まだまだ改善できると思うし、最後のラップタイムも悪くありませんでした。週末がどのような天気になるか様子を見たいと思います」
マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
「正直、今日はもっといいタイムが出せると思っていましたが、あまりいいフィーリングがありませんでした。そのため、この状況を受け入れて仕事に取り組みました。少しフラストレーションがたまりましたが、できることはすべてやりました。まだ、思ったようなレベルではありませんが、タイムはかなりよかったと思います。レースウイークを通してどのような走りができるか、そして、どうすればフィーリングがよくなるかを考えていきたいです。休み明けとしては、マシンはうまく機能しています。タイムもかなり接近しています。今週末は天候が少し複雑になるかもしれませんが、これは誰にとっても同じことです」
アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
「ドライコンディションで走れたFP1はとてもいいフィーリングがありました。長い休みのあとは、フィーリングをすぐに取り戻せるかどうかが一番心配になりますが、いいスタートが切れたと思います。残念ながらFP2はウエットになりましたが、日曜日は雨になりそうなので、今日はそのテストになりました。ウエットのフィーリングもとてもよかったです。ドライコンディションでは取り組まなければならないことがたくさんありますが、今日の仕事には満足しています。明日前進できるようにがんばります」
カテゴリー: F1 / MotoGP