MotoGP:ホンダ 2021年 第9戦 オランダGP 予選レポート
時折り青空が広がり、終日ドライコンディションで行われたMotoGP オランダGPの予選。フリー走行で7番手につけた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、予選Q2でも快調にラップを刻み、今季ベストの4番グリッドを獲得した。
セッション終盤には3番手に浮上して今季初のフロントロー獲得が期待されたが、最後のアタックでフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)に0.198秒差で逆転され、惜しくも4番手だった。
8戦を終えて中上の今季ベストリザルトは第4戦スペインGPの4位。このときは5番グリッドから表彰台争いに加わり、3位までわずか0.7秒差というレースだった。今大会は4番グリッドからスタートするだけに、キャリア初の表彰台獲得が期待される。
初日2番手と今季最も好調なスタートを切ったポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、FP3でもタイムを更新し総合3番手でQ2進出を果たした。そして迎えたQ2では、2度のアタックを敢行するが、フロントにソフトコンパウンドのタイヤを選択したことで思うようなラップを刻めなかった。フリー走行でマークした1分32秒641を更新できず、1分32秒830で11番手へと後退。しかし、原因がはっきりしているだけに、決勝日のウォームアップで最後の調整に挑み、今季ベストリザルト獲得に挑む。
初日のフリー走行で16番手のアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、FP3で15番手へとポジションを一つ上げたが、Q1からの予選となり16番グリッドとなった。全体的な仕上がりは悪くなかったが、今大会は一周のアタックで新品タイヤのパフォーマンスを引き出せなかった。2戦連続でQ2進出は果たせなかったが、決勝では追い上げのレースに挑む。
初日のフリー走行で大きな転倒を喫したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、その影響でリズムに乗れず、初日6番手から15番手へとポジションを落とした。そのためQ1からの予選となり、Q1では徐々にリズムを取り戻したが、2回目のアタックで転倒を喫し20番グリッドとなった。前戦ドイツGPで今季初優勝を達成し、2戦連続の優勝、そして表彰台が期待されたマルク・マルケスだが、厳しいグリッドから追い上げのレースに挑む。
中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
「すばらしい結果を残すことができました。チームに感謝したいです。この数戦、苦戦しましたが、ようやくパルクフェルメに戻ってくることができました。いい気分です。今週末、最も重要なことはいいフィーリングと自信があることです。4番手タイムはすばらしい結果です。明日のレースが楽しみです。上位の選手についていけるようにベストを尽くします。そしてすばらしい結果を持ち帰れるよう全力を尽くします」
ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
「今日は思っていたような結果を残すことができませんでした。少なくとも前の2列目までには並べるはずでした。しかし、フロントタイヤの選択でミスをしてしまいました。2回ともにソフトを使ったのが間違いでした。これはプレシーズンが短いために起きることで、テストで経験していないために、レースウイークでこのようなミスをすることになります。結果、自分たちを難しい状況に追い込むことになります。今週はずっといい走りをしてきましたが、ここまで後退すると難しいレースになります。とにかくどのようなレースになるか様子をみながらがんばります」
アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
「昨日から前進することはできましたが、レースペースに関しては少し足りません。そして予選では何回もミスをしてしまいました。1周のタイムでは前進しなければなりませんが、全体的には悪くはなかったと思います。一歩一歩着実に前進しています。明日グリップが改善できれば、いいレースができると思います。100%の力を出してがんばります。天気がどうなるか分かりませんが、マシンの仕上がりにはかなり満足しています。明日のレースが楽しみです。スタートからアグレッシブな走りをしたいです」
マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
「僕の身体が昨日の転倒を覚えていて、すべてが難しくなってしまいました。午前中はいいスタートを切ることができました。FP3とFP4はいいフィーリングを得ることができました。予選では、1本目のタイヤはあまりいいフィーリングがなかったのですが、2本目はいいフィーリングがありました。しかし、フロントから転倒してしまいました。予選でプッシュしているとこのようなことが起こることがあります。今日は思ったようなライディングができませんでした。明日は難しいレースになります。20番グリッドは私たちの求めていたグリッドではありません。後方からのスタートはトリッキーですが、できる限りのことをして、できる限りのことを学びたいと思います。素早いHondaの仕事に感謝しています。昨日のトラクションコントロールの問題に対して解決策を持ってきてくれました。それが役に立ちました。これがHondaです」
カテゴリー: F1 / MotoGP
セッション終盤には3番手に浮上して今季初のフロントロー獲得が期待されたが、最後のアタックでフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)に0.198秒差で逆転され、惜しくも4番手だった。
8戦を終えて中上の今季ベストリザルトは第4戦スペインGPの4位。このときは5番グリッドから表彰台争いに加わり、3位までわずか0.7秒差というレースだった。今大会は4番グリッドからスタートするだけに、キャリア初の表彰台獲得が期待される。
初日2番手と今季最も好調なスタートを切ったポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、FP3でもタイムを更新し総合3番手でQ2進出を果たした。そして迎えたQ2では、2度のアタックを敢行するが、フロントにソフトコンパウンドのタイヤを選択したことで思うようなラップを刻めなかった。フリー走行でマークした1分32秒641を更新できず、1分32秒830で11番手へと後退。しかし、原因がはっきりしているだけに、決勝日のウォームアップで最後の調整に挑み、今季ベストリザルト獲得に挑む。
初日のフリー走行で16番手のアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、FP3で15番手へとポジションを一つ上げたが、Q1からの予選となり16番グリッドとなった。全体的な仕上がりは悪くなかったが、今大会は一周のアタックで新品タイヤのパフォーマンスを引き出せなかった。2戦連続でQ2進出は果たせなかったが、決勝では追い上げのレースに挑む。
初日のフリー走行で大きな転倒を喫したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、その影響でリズムに乗れず、初日6番手から15番手へとポジションを落とした。そのためQ1からの予選となり、Q1では徐々にリズムを取り戻したが、2回目のアタックで転倒を喫し20番グリッドとなった。前戦ドイツGPで今季初優勝を達成し、2戦連続の優勝、そして表彰台が期待されたマルク・マルケスだが、厳しいグリッドから追い上げのレースに挑む。
中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
「すばらしい結果を残すことができました。チームに感謝したいです。この数戦、苦戦しましたが、ようやくパルクフェルメに戻ってくることができました。いい気分です。今週末、最も重要なことはいいフィーリングと自信があることです。4番手タイムはすばらしい結果です。明日のレースが楽しみです。上位の選手についていけるようにベストを尽くします。そしてすばらしい結果を持ち帰れるよう全力を尽くします」
ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
「今日は思っていたような結果を残すことができませんでした。少なくとも前の2列目までには並べるはずでした。しかし、フロントタイヤの選択でミスをしてしまいました。2回ともにソフトを使ったのが間違いでした。これはプレシーズンが短いために起きることで、テストで経験していないために、レースウイークでこのようなミスをすることになります。結果、自分たちを難しい状況に追い込むことになります。今週はずっといい走りをしてきましたが、ここまで後退すると難しいレースになります。とにかくどのようなレースになるか様子をみながらがんばります」
アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
「昨日から前進することはできましたが、レースペースに関しては少し足りません。そして予選では何回もミスをしてしまいました。1周のタイムでは前進しなければなりませんが、全体的には悪くはなかったと思います。一歩一歩着実に前進しています。明日グリップが改善できれば、いいレースができると思います。100%の力を出してがんばります。天気がどうなるか分かりませんが、マシンの仕上がりにはかなり満足しています。明日のレースが楽しみです。スタートからアグレッシブな走りをしたいです」
マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
「僕の身体が昨日の転倒を覚えていて、すべてが難しくなってしまいました。午前中はいいスタートを切ることができました。FP3とFP4はいいフィーリングを得ることができました。予選では、1本目のタイヤはあまりいいフィーリングがなかったのですが、2本目はいいフィーリングがありました。しかし、フロントから転倒してしまいました。予選でプッシュしているとこのようなことが起こることがあります。今日は思ったようなライディングができませんでした。明日は難しいレースになります。20番グリッドは私たちの求めていたグリッドではありません。後方からのスタートはトリッキーですが、できる限りのことをして、できる限りのことを学びたいと思います。素早いHondaの仕事に感謝しています。昨日のトラクションコントロールの問題に対して解決策を持ってきてくれました。それが役に立ちました。これがHondaです」
カテゴリー: F1 / MotoGP