2025年F1 モナコGP 初日フリー走行:トップ10 ドライバーコメント

フェラーリのシャルル・ルクレールが初日を完全制覇。ホームレースでの快走に加え、チームメイトのルイス・ハミルトンも3番手につけ、フェラーリが今季最も力強い滑り出しを見せた。マクラーレン勢も続き、ピアストリとノリスが2位・4位と続いてトップ争いに加わった。
レーシングブルズの若手2人も躍動。リアム・ローソンとアイザック・ハジャーが5位・6位と上位に食い込み、注目の一日となった。アロンソ、アルボン、アントネッリもトップ10入りを果たし、フェルスタッペンと角田裕毅はやや後退しながらも依然として上位をうかがう位置につけている。
1番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「モナコはいつでも特別な場所だ。自分にとってだけじゃなく、このトラックを走るすべてのドライバーにとってね。金曜日はみんなが基準点を探っているところだけど、僕たちにとってはポジティブな初日だった。どのタイヤでも快適に感じたし、1周のペースはとても良かった。とはいえ、週末全体に自信を持つにはまだ早い。モナコでは毎回そうだけど、やっぱり予選が鍵になる。良い結果を持ち帰るには、最前列からスタートしなければならない」
2番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「今日はちょっと難しかった。全体的には悪くない感触だけど、金曜日としては厳しい一日だった。まだ改善すべき点がいくつかあるけど、今のところ悪くない状態にはある。クラッシュの後すぐに戻してくれたチームに感謝している」
3番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
「ポジティブな一日だった。モナコはいつだってチャレンジングだけど、それがこのサーキットの良さでもあるし、フェラーリで走れるのは特別なことだ。予定していたプログラムをしっかりこなして、たくさんの有益なデータが取れた。全体的に良いペースを感じているが、まだ改善の余地はある。バランスも悪くないし、週末に向けてさらに積み重ねていきたい」
4番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「まずまずの金曜日だった。序盤からクルマのフィーリングは良かったけど、いくつか改善すべき点は残っている。チームとして取り組めば、そこは何とかなると思ってる。週末に向けての良いスタートだ」
5番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
「今日はポジティブだった。モナコみたいなサーキットでは週末を通して少しずつペースを上げていく必要がある。FP1から大きく前進できたし、明日もさらにプッシュし続けなければならない。多くの変更を加えて、それがうまくいった。以前もここで走ったことはあるけど、F1カーで走るとまるで別物。速いし、クルマの反応も良くて、走っていて本当に楽しい。明日の予選に向けて、もう一段ステップアップを目指す」

6番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
「今日は本当に忙しかった。モナコのフリー走行は他のどのサーキットよりも慌ただしいし、特に交通量が多くて大変だった。楽しいけど、本当に難しい。今日は何度か壁に触れたり、限界と遊びすぎたかもしれない。FP2では一瞬、本当にマシンを戻せないかと思って焦ったけど、無事に戻れて良かった。最後にソフトで数周走れたしね。ミスはあったけど、チームは素晴らしい仕事をしてくれた」
7番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「FP2ではセットアップを変えたことでバランスが少し良くなって、満足している。モナコは少しずつ自信とリズムを積み上げていく場所。明日は交通が大きな話題になると思うから、クリーンラップが取れることを願っている」
8番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「まだ完全に満足はしていない。モナコでは独特のリズムが必要だけど、今日はイエローや赤旗が多くてそのリズムがなかなかつかめなかった。そこまでクルマが仕上がっていない状態でも比較的速かったから、夜にデータを見直してセッティングを詰めていく必要がある」
9番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
「今日はちょっと難しかった。クルマのバランスがなかなか決まらず、タイヤをうまく使いきれなかった。ウォームアップの仕方をいろいろ試したけど、1周目からしっかり温めるのは難しかった。でも、学ぶことは多かったし、F2で走った去年よりもF1カーで走るモナコは本当に魔法のようだった。予選が楽しみだ」
10番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「モナコは交通が本当に厄介で、危険な瞬間もいくつかあった。もっとひどいことになっていてもおかしくなかった。FP1は良かったけど、FP2でバランスを攻めすぎたと思う。結果、コーナーを思うように攻められなくなり、かなりペースを失った。フェラーリが非常に速いし、マクラーレンも近い。今日は全体的に厳しかった」
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