メルセデスF1、初日を終えて危機感「重要な何かを見つける必要がある」 / F1アゼルバイジャンGP 金曜フリー走行
メルセデスF1のトラックサイドエンジニアリングディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンは、F1アゼルバイジャンGPの初日のパフォーマンスに危機感を募らせた。

FP1では、ルイス・ハミルトンが7番手、バルテリ・ボッタスは10番手と上位ではないが、ここまではいつものメルセデスF1のプログラムを実施しているように見えた。

しかし、FP2前半のシングルラップでパフォーマンスが伸びない。モナコとモンツァのストレートをくっつけたとうなサーキットで、特に低速のセクター2で苦戦しているように見え、フロントタイヤの“冷え性”に苦しんだモナコから続く迷路を抜けることができていない印象。ルイス・ハミルトンが11番手、バルテリ・ボッタスが16番手と今季初めて2桁台でプラクティスを終えることになった。

これまでであれば、2日目に大きく改善が予想されるメルセデスF1だが、今回は深刻な遅れをとっており、アンドリュー・ショブリンも危機感を募らせている。

「今日はある意味で最悪の金曜日だった」とアンドリュー・ショブリンは語る。

「我々の最大の問題はシングルラップだと思う。通常のポジションからかなり離れているので、その部分で非常に重要な何かを見つける必要があるのは明らかだ」

「ロングランの状況はそれほど悪くはなかった。レッドブルに対してはかなり遅れているが、まだ集団のなかにいる」

「今夜は取り組むことがたくさんある。これらの問題のいくつかを理解するために、分析とシミュレーター作業の包括的なプログラムを計画しているが、明らかに見つけなければならないことがたくさんある」


2021年 F1アゼルバイジャンGP FP2 結果
1.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ) - 1分42秒115
2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) +0.101
3.カルロス・サインツ(フェラーリ) +0.128
4.シャルル・ルクレール(フェラーリ) +0.321
5.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) +0.419
6.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ) +0.578
7.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ) +0.826
8.ランド・ノリス(マクラーレン) +0.903
9.エステバン・オコン(アルピーヌ) +0.905
10.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ) +1.015
11.ルイス・ハミルトン(メルセデス) +1.041
12.キミ・ライコネン(アルファロメオ) +1.105
13.ダニエル・リカルド(マクラーレン) +1.183
14.ランス・ストロール(アストンマーティン) +1.697
15.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン) +1.766
16.バルテリ・ボッタス(メルセデス) +2.069
17.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ) +2.442
18.ニキータ・マゼピン(ハース) +3.448
19.ミック・シューマッハ(ハース) +3.980
20.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ) +4.868


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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / F1アゼルバイジャンGP