メルセデスF1 「予選モード禁止がレースでの反撃の妨げとなった」
メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、FIA(国際自動車連盟)が予選モードを禁止したことで、F1イタリアGPでのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスの反撃が妨げられたと認める。

FIAは、予選とレースにおけるエンジンモードのセッティング変更を禁止する技術指令を発令し、F1ドライバーは単一のICEモードを使用しなければならなくなった。F1イタリアGPを予選モードが禁止された初のレースとなった。

この技術指令が、メルセデスの予選ペースに影響を与えることはなかったが、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスが追い上げを強いられることになったレースでは大きな打撃を与えることになった。

スタートで出遅れてDRSトレインの一部となったバルテリ・ボッタスは5位でフィニッシュ。レース前半をリードしたルイス・ハミルトンはストップ&ペナルティによって最後尾から挽回したものの、7位までしか取り戻すことができなかった。

以前であれば、“オーバーテイクモード”という設定でオーバーテイクのために瞬間的にエンジンのパワーを上げることができたが、同じセッティングを使用することを余儀なくされたことで反撃は妨げられた。

「ずっと言ってきたことだが、レース全体で1つのパワーモードに限定するは、オーバーテイクのための追加なスパイスがないことを意味する」とトト・ヴォルフは語る。

「レースでオーバーテイクを決めるかもしれない特別なモードが使えない。それはビッグチームだけではなく、小規模チームにとっても同じことだ。今回のレースは、この決定の結果だと考えている」

だが、トト・ヴォルフは、エンジンモードの規制があるにもかかわらず、17番手から7位にまで挽回したルイス・ハミルトンの走りを称賛した。

「モンツァではオーバーテイクが難しい。エンジンモードの規制によってオーバーテイクのためにパワーを上げることもできないし、ディフェンスのためにそれをすることもできない」

「7位にまでリカバリーしたのは非常に良い走りだった。しかし、明らかに彼とチームにとって今回は失われたレースだったし、その感情のほうが勝っている」

ルイス・ハミルトンは、エンジンモードの指令が今後モンツァで見られたようなオーバーテイクの欠けたレースを生むと考えている。
ルイス・ハミルトンは「新しいルールはレースにとって良くない。エンジンやオーバーテイクブーストを管理できた以前の方が楽しかった」とコメント。

バルテリ・ボッタスも「禁止はオーバーテイクの量に影響を与えたかもしれない。ある程度だけだけどね」と認める。

「誰もがセーブしたり、攻撃しようとすることに関して、常に一定のモードを実行しているという新しい規制の一部かもしれない。それが原因で追い越しが少なかったかもしれない」

「モンツァではウイングが小さなモノになっているからとにかくドラッグ少なくて、DRSの効果は小さくなるんだ」

「ただ僕にとって問題の中心は、他のクルマに接近することだった。オーバーテイクを試みるのに十分だったし、トウもあった。でも、どのクルマとバトルをしていても、オーバーテイクは不可能だと感じていた」

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カテゴリー: F1 / メルセデス